フォルシア、小豆島でオーバーツーリズム対策の実証実験を推進
~AI画像認識技術を活用、独自の混雑予想モデルを検証~
フォルシア株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:屋代 浩子、以下 フォルシア)は、一般社団法人小豆島観光協会(所在地:香川県小豆郡小豆島町、会長 堀川満弘)と共同で、香川県小豆郡小豆島町および土庄町において、深刻化するオーバーツーリズム対策を目的とした実証実験プロジェクト(以下、本プロジェクト)を推進しています。本プロジェクトは、観光庁の「オーバーツーリズムの未然防止・抑制による持続可能な観光推進事業」に採択された取り組みの一環として、観光客の利便性向上と地域社会の調和を図りながら、持続可能な観光地域づくりに貢献することを目的としています。
■ 本プロジェクトの概要
本プロジェクトでは、2025年10月よりフォルシアのAI画像認識技術を活用した実証実験を開始し、観光客のリアルタイムな動向分析と混雑予想モデルの有効性検証を実施しています。
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実証期間:2025年10月~12月末(予定)
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実証場所:
・オリーブ公園(香川県小豆郡小豆島町)
・エンジェルロード(香川県小豆郡土庄町)
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導入技術:AI画像認識技術
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データ取得項目:来訪人数(時間帯別)、年代、性別
※取得データは、個人情報を含まない統計データとして処理されています。
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独自の取り組み:エンジェルロードにおいては、潮の満ち引きの時間を考慮した独 自の混雑予想モデルを構築
■本プロジェクトの狙い
入場チケットや入場管理システムを持たない観光地では、混雑状況を正確に把握することが困難でした。本プロジェクトではAI画像認識技術を活用することで、来訪者の属性やリアルタイムでの混雑状況の可視化を実現してします。
特に、自然条件に左右されるエンジェルロードでは、潮の満ち引きの時間を考慮に入れた独自の混雑予想モデルを構築しています。実証実験で得られたデータは、観光客がより快適に周遊できるよう、訪問時間やルートの最適化に活用し、観光客の分散を含めたオーバーツーリズム対策への幅広い使い道が考えられます。
フォルシアは、本プロジェクトにて得られた知見とデータ活用基盤を基に、小豆島エリアにおける観光DXを促進し、持続可能な観光モデルの実現に貢献してまいります。
■AI画像認識技術とは
AI画像認識とは、機械学習を利用したAIにより、動画像中の対象物を識別させる技術です。識別技術の向上により、形や輪郭、色等の複雑な特徴を捉えることが可能となり、人物追跡や外観検査など、近年様々な分野で応用が進んでいます。
■観光庁「オーバーツーリズムの未然防止・抑制に向けた取組」
国内外の観光需要は急速に回復している一方で、一部の地域や時間帯では観光客が集中し、過度の混雑による地域住民の生活への影響や、旅行者の満足度低下への懸念が生じています。これらの課題に対処するため、観光客の受け入れと住民の生活の質の確保を両立しつつ、持続可能な観光地域づくりを実現するため、地域自身があるべき姿を描いて、地域の実情に応じた具体策を講じる取組に対して、国として総合的な支援を行っています。


【フォルシア株式会社】
上場取引所:東京証券取引所グロース市場 (証券コード:304A)
本社所在地:〒160-0022 東京都新宿区新宿4丁目1番6号 JR新宿ミライナタワー13階
設立:2001年3月22日
代表者:代表取締役社長 屋代浩子
事業内容:
当社は、膨大・複雑なデータから必要な情報を抽出する検索テクノロジーを基盤に事業展開するIT企業です。大手旅行会社や専門商社、EC事業者といった業界のデジタルビジネスを支援し、近年はデジタルトランスフォーメーション(DX)分野に進出。旅行・観光商品販売プラットフォーム「webコネクト」を中心としたSaaS型サービスによる事業拡大を進め、大手・中堅旅行会社や鉄道事業者、会員サービス事業者を中心に売上高・顧客数を着実に伸ばしています。
コーポレートサイト:https://www.forcia.com
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