農林中央金庫と株式会社SynaBiz、食品ロス削減に向けて協働開始

～食品の余剰在庫流動化支援を通じ、食品ロス問題の解決に貢献～

農林中央金庫（代表理事理事長 奥和登）と、株式会社SynaBiz（代表取締役 武永修一、株式会社オークファンの100％子会社。以下SynaBiz)は、世界的な環境・社会課題となっている“食品ロス削減”に向けた食品余剰在庫の再流通支援サービスを目的とした基本合意契約を締結し、協働を開始したことをお知らせいたします。

 

 

本連携により、Synabizは賞味期限間近、季節商品およびパッケージ変更等により通常の流通が難しく時間の経過と共に処分されてしまう食品在庫の対処に悩む企業の紹介を農林中央金庫より受け、SynaBizが運営する社会貢献型流通プラットフォームOtameshi（※）を通じた再流通化を進めてまいります。

本件は、食品ロス削減に貢献するものであり、SDGｓが掲げる「つくる責任とつかう責任」の達成に資する取組みとなります。さらに、Otameshiの売上の一部がNPO等の社会貢献活動団体に寄付されるため、農林中央金庫の取引先企業は、本取組みを通じて、社会貢献活動を間接的に支援することができます。

（※）Otameshiとは
品質には問題はないが様々な事情で従来廃棄されていた商品をオトクに購入でき、かつ購入者様が選んだ社会貢献活動団体に売上の一部を寄付できるショッピングサイトです。（https://www.otame4.jp/）

農林中央金庫は、農林水産業と食と地域のくらしを支えるリーディングバンクを目指して、生産者から消費者までのお客様を一体とした食農バリューチェーンの構築に取り組んでいます。また、農林水産業を支える協同組織の一員として、自らのビジネスが農林水産業の営みによる「いのち」や自然の循環とともにあることを認識したうえで、環境・社会課題の解決を通じ、農林水産業を含む社会、そして当金庫の事業活動が持続可能なものとなるよう、サステナブル経営を推進しております。

SynaBizは、親会社オークファンが掲げる「眠っている価値を必要な場所へ」をコンセプトとして、滞留商品の流通を支援する商品流通プラットフォーム事業を展開しています。食品ロスにおいては、余剰在庫に悩む企業の課題解決するため、社会貢献型ECサイト等を通じて企業と消費者をつなぐための機会創出に取り組んでおります。

今後両者は、本連携を契機とし、Otameshiの流通プラットフォームと農林中央金庫が築くネットワークを生かし、食品ロス削減に貢献できるよう協力体制を強化して参ります。

■各社概要
・名称：農林中央金庫（代表理事理事長 奥　和登）
・所在地：東京都千代田区有楽町1丁目13番2号
・役割：日本の農林水産業の発展に貢献する、農林水産業の協同組織等を会員とした、協同組織の全国金融機関
・設立：1923年12月
・会員：3,540 団体（2019年3月31日現在）
※JA（農協）、JF（漁協）、JForest（森林組合）およびそれらの連合会、その他農林水産業の協同組織等のうち、農林中央金庫に出資している団体
・連結総資産額：105兆9,539億円（2019年3月31日現在）

・名称：株式会社SynaBiz（代表取締役　武永 修一）
（株式会社オークファン100%子会社）
・所在地：東京都品川区上大崎2丁目13番30号
・設立：2015年7月
・事業内容：流通プラットフォームの運営
(1)  Otameshi（オタメシ)：売上の一部を寄付できる社会貢献型ECサイト
(2)  NETSEA（ネッシー)：バイヤー30万社を抱える国内最大級のBtoB卸売り・仕入れプラットフォーム
(3)  ReValue（リバリュー)：クローズド販路・海外向けの卸販売