全国に37本・投資先企業330社超の「地方創生ファンド」を運営するFVCが「事業承継」をテーマに全国ネットワーキングイベント【TO THE NEXT 第6回】を開催‼

〜地域の垣根を越えて、投資先企業と全国の金融機関をつなぐ〜

フューチャーベンチャーキャピタル株式会社(本社:京都市中京区、代表取締役:金武偉、以下「FVC」)は、全国の地域金融機関をパートナーとする「地方創生ファンド」を全国各地で37本運営し、投資先企業は330社を超えています。この全国各地の投資先であるスタートアップと、全国の地域金融機関とをつなぐピッチイベント【TO THE NEXT 第6回】を開催しました。
今回は【事業承継】をテーマとし、日本の社会的課題となっている中小企業の事業承継に、FVCの地方創生ファンドがどのように解決策を示すことができるのか、実例として地方創生ファンドを活用し事業承継を果たした2社に登壇いただきました。登壇した2社は、参加した金融機関の皆様に向け、各社の事業内容と事業承継を果たした経緯についてプレゼンテーションを行いました。

■開催概要

・開催日時 9月21日(水) 15:00~16:50(オンライン)
・プログラム
  1.事業承継ファンド運営紹介
     投資本部副本部長 兼 西日本投資部長 兼 愛媛事務所長  青木 昌宏
     「FVC事業承継ファンド及び事業承継投資事例のご紹介」
  2.事業承継事例プレゼンテーション
     (1)投資先 有限会社エンター工芸 (大阪府)
     (2)投資先 ソリッドソニック株式会社(兵庫県)
・参加金融機関 28機関50名

 
■1.事業承継ファンド運営紹介
投資本部副本部長 兼 西日本投資部長 兼 愛媛事務所長 青木 昌宏
「FVC事業承継ファンド及び事業承継投資事例のご紹介」


地域経済を支える中小企業経営者の高齢化が進む中、株式の承継が課題となり事業承継が進まない事案が頻出している。後継者未定企業は日本企業全体の1/3と言われており、地域経済の基盤が失われかねず、日本経済に大きな影響を与える恐れのあるこの問題に対し、FVCの地方創生ファンドがどのように解決策を示すことができるのか、事業承継投資候補先の発掘ポイントなども交え、4つの活用事例と共にお話しした。

 



■2.登壇企業のご紹介 
(1)有限会社エンター工芸(大阪府)https://enter-kogei.jp/
 ~創業社長から営業責任者への事業承継~
完全受注生産による質の高い家具と、一見相反する大量受注。それを広い工場と、家具1台ごとに1人の職人が一貫して制作することで実現してきた有限会社エンター工芸。その質の高さから百貨店の店舗内装など細部にこだわった高級家具製作を得意としている。
コロナを契機に経営を継続していくことに不安を感じた前オーナーから事業を引きついだのは2020年。顧客・取引先・業界他社・社員といったステークホルダーを大切にする経営で、それまでの強みをより強固なものにし、企業価値をさらに高めている。例えば、現場での家具の設置がスムーズになるよう工夫することで、施工企業からのリピートが絶えない。また、横のつながりが少ない業界において木工所同士でつながり、同業他社と共に大型案件を分担受注する仕組みを開始した。これらの取り組みの成果は、コロナ禍においても安定して揺るぎない業績に表れている。また、企業成長を続けていくため、社員の働きやすさの改善にも積極的に取り組んでいる。「多額の株式買取資金を個人で用意しなければならなかったら、営業に自信があっても、社長として引き継ぐことは決断できなかった。会社は家族のようなもの。今後は社員と業界全体の活性化に取り組みながら、業界的に誰でも知っているような会社にしていきたい。」と、加賀城社長は今後の展望を、自信と共に力強く語ってくれた。
 


~FVC投資担当者からひとこと~
会社を引き継げる実力を持った人材が社内にいるにも関わらず、株式の高額な譲渡価格が問題となり、M&Aも検討しなくてはならない状況でした。そこで、「おおさか事業承継・創業支援ファンド」が株式の大半を前オーナーから譲り受けて無議決権化することで、加賀城氏が無理のない資金で経営権の100%を取得することを実現しました。M&Aではなく社内の人材に経営を引き継げたことで、体制変更もスムーズに進み、その後の業績も順調に推移しています。

 
(2)ソリッドソニック株式会社(兵庫県)https://solidsonic.co.jp/
~後継者不在の創業者から、起業志望者への事業承継~

骨伝導イヤホンの開発・販売で、「聴こえ」に支障を感じる人々が人生をより豊かに楽しむことの出来る世界の実現をビジョンとするソリッドソニック株式会社。現・代表者である久保氏が事業を承継した2020年頃は、まだR&D段階。それでも、大手メーカー勤務18年のキャリアからベンチャー企業経営者へ転身したきっかけは、後継者不足により事業継承がなされない「大廃業時代」という国全体の社会課題への挑戦と、前オーナーの「開発した骨伝導技術を社会のために役立たせてほしい」という想いへの共感が大きかった。承継後は、合同会社から株式会社化し、「こうべしんきんステップアップファンド」からの資金支援を受け入れた。
その後は利用者の声を活かした商品開発により、クラウドファウンディングで3,900万円を超える支援を集めるなど、多くの「聴こえ」に支障を感じる方たちのもとへ商品が届きはじめている。久保社長は「今後もお客様の声を生かした商品製作や技術革新を継続し、世の中にインパクトを与えていきたい。」と語る。今後は、「人々の日常生活に寄り添うアプローチ」として難聴者向け商品を進化させる他、ペット向けの商品開発に取り組む。一方で、「職業生活に対するアプローチ」として、騒音環境下や宇宙空間など、聴こえが妨げられる環境下でのコミュニケーションデバイスを開発予定である。
 


~FVC投資担当者からひとこと~
同社の事業承継は行政、地域金融機関の協力により実現することができました。後継者が不在の中、自身が開発してきた技術を若い経営者へ引き継ぎたい創業者の想いと、中小企業の廃業問題にチャレンジしたい後継者の想いを行政の事業承継サポート支援によりマッチングが成立し、承継後は本格的な販売フェーズに移行するまでを地域金融機関から支援を受けることで事業を成長させてきました。より多くの「聴こえ」に支障を感じる方たちへ同社の商品がお届けできるよう、引き続き支援を行っていきます。

▼noteインタビュー記事
【事業承継の裏側】涙ながらに感謝される骨伝導イヤホンを世に送り出す  https://note.com/fvc/n/nfe27f5facf34

 
地域の垣根を越えて、投資先企業と全国の金融機関をつなぐことを目的とした全国ネットワーキングイベント【TO THE NEXT】、次回開催は11月を予定しております。

事業承継ファンド・地方創生ファンドにご興味ご関心のある方は、お問い合わせフォーム https://www.fvc.co.jp/inquiry/ よりご連絡いただければ幸いです。


 
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