ミリオンセラー『超訳 ニーチェの言葉』の著者、白取春彦による新刊『仏道に学ぶ 心の修め方』発売です。

株式会社ディスカヴァー・トゥエンティワン(取締役社長:干場弓子、本社:東京都千代田区)は、『仏道に学ぶ 心の修め方』を発売しました。ミリオンセラー『超訳 ニーチェの言葉』の著者である白取春彦のライフワーク・仏道のエッセンスを詰め込んだ内容となっています。

本書は日常生活の中でブッダの智慧を実践し、悟りに至ることを目的としている。
誰でも、悟ることが可能なのだ。
悟りはずっと誤解されてきた。その大きな誤解には二種類ある。
一つ目の誤解は、悟りを得れば神通力、すなわち特別な超能力のようなものが備わるというもの。
この誤解は、ブッダという尊称で呼ばれたゴータマ・シッダールタの用いた比喩や形容の表現を、ついに悟りを経験しなかった弟子たちがそのまま事実としてとらえ、その解釈がさらに拡大したことから生まれた。
もう一つの誤解は、実際に悟るのは凡人にとってはなはだ困難だというものだ。
しかし、悟りがそれほど困難なものであるならば、ゴータマ・シッダールタの説いた仏法は最初から多くの人にとって縁遠いものであろう。ゴータマ自身、これは誰にでもできる簡単な方法だと述べたにもかかわらずである。

 解脱、悟り、涅槃、これらの言葉は人がある清々しい状態になったときの表現の一つにすぎない。
それらの言葉の内実は、想像や思惑や怖れをまじえずに物事をありのままに見るようになったということだ。そういう態度で生きるのが悟りの境地である。ただそれだけのことにすぎない。境地とはいうものの、超然とした場所に立つことではない。
 だから、修行によって悟ることなく、また仏教をまったく知らずとも、悟りの境地で生きている人も当然いるわけである。その態度は、物心がつかない幼児と同じである。
 悟りが仏教だけのものであるのならば、普遍的なものではない。普遍的でないならば、人間にとって真実ではない。
悟りはいつの日にか目指すべき遠い究極にあるものではなく、あくまでも出発点である。
そこから善の実現に向かって生きるのが本道である。だから、ゴータマ・シッダールタは善く生きること、人間倫理を重ねて説いたのだった。
 

 

 

 



【目次】
まえがき〈悟りについての誤解と悟りの真実〉
迷いの苦しみ
偏った判断が自己を縛る
想像が欲望をふくらませる
欲から離れる
断定を捨てる
平等の眼
縁起
悟りへ
瞑想
慈愛へ


【著者プロフィール】
白取春彦(しらとり・はるひこ)
青森市生まれ。ベルリン自由大学で哲学・宗教・文学を学ぶ。既成概念にとらわれない、哲学と宗教に関する解説書の明快さには定評がある。主な著書に『超訳 ニーチェの言葉』『頭がよくなる思考術』(以上、ディスカヴァー)、『はじめて知る仏教』(講談社)、『この一冊で「聖書」がわかる!』(三笠書房)など多数がある。

【書籍情報】
タイトル:仏道に学ぶ 心の修め方
定価:1500円(税抜)
発売日:2017/05/27
判型:小B6/136ページ
ISBN:978-4-7993-2105-8
発行:ディスカヴァー・トゥエンティワン
ディスカヴァーサイト:http://www.d21.co.jp/shop/isbn9784799321058

【販売サイト】
Amazon:https://www.amazon.co.jp/dp/4799321056
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