ユニファが支援した生成AI活用実証事例が、こども家庭庁「生成AIの導入・活用に向けた実践ハンドブック」に掲載

保育現場のDX推進を通じ「こどもまんなか社会」の実現に貢献

ユニファ

 保育AI™を中心としたテクノロジーの力で保育や子育てに関する社会課題を解決するユニファ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役CEO:土岐泰之、以下「ユニファ」)は、こども家庭庁の「こども・子育て分野における生成AI利用に係る調査研究」において、岩手県北上市、神奈川県横須賀市、東京都狛江市の保育施設の生成AI技術を活用した実証実験(以下「本実証実験」)を支援し、この度、こども家庭庁が策定・公開した「生成AIの導入・活用に向けた実践ハンドブック」(以下、本ハンドブック)において、各自治体の実施した実証実験の知見が具体事例として盛り込まれたことをお知らせいたします。

1.背景

 近年、少子化の進行や働き方の多様化に伴い、こども・子育て分野における支援の充実が喫緊の課題となっています。このような状況の中、こども家庭庁は「こどもまんなか社会」の実現に向けて、デジタル技術を積極的に活用していく必要があるという認識のもと、こども・子育て分野における生成AI利活用などに係る調査研究の一環として、生成AIの導入実証事業を実施してきました。この事業では、地方公共団体(以下「自治体」)や保育施設などにおける先進的な取り組み事例を収集・分析し、実証を通じて得られた知見を体系的に整理しています。


 本ハンドブックは、自治体や保育施設、子育て関係機関などの関連事業者が、こども・子育て分野の業務でAIを適切に利用するために、生成AIを活用する際の基本的な考え方および実践的な方策を示したものです。これにより、こども・子育て世帯の利便性向上や現場の業務負担軽減を図り、「こどもまんなか社会」の実現に貢献することを目的としています。

2.本ハンドブックにおけるユニファの実証実験の貢献

 ユニファは、こども家庭庁の「こども・子育て分野における生成AI利用に係る調査研究」において、2024年10月より岩手県北上市、神奈川県横須賀市、東京都狛江市の保育施設における生成AI技術を活用した実証実験を支援しました。
 ユニファが参画した実証実験の成果は、本ハンドブックの「事例編」において、以下の具体的なユースケースとして反映されています。

▼本ハンドブック「事例編」は以下からご確認いただけます

https://www.cfa.go.jp/assets/contents/node/basic_page/field_ref_resources/c1890510-04d4-497b-9e23-a7f514016c7d/7ba11196/20250709_councils_kodomo_seisaku_DX_41.pdf

  •  「③ 「おたより」・「連絡帳」の作成支援」:(事例編P13~P15)
    保育施設など職員の事務作業負担軽減や園内資料作成の品質向上を目的とし、テキスト生成AIを活用して、保育活動の情報入力から文章案の作成、校正までを効率化する事例として紹介されています。当社の「ルクミーAIアシスト(たよれるくん)」が、箇条書きからの文章提案・ドラフト作成、誤字脱字チェックと修正機能で文書作成を支援しました。

  • 「⑨ 住民・保護者に向けたお知らせの翻訳作業支援」:(事例編P31~P33)

    多言語資料作成の効率化と外国籍のこども・保護者への円滑な情報提供を実現するため、生成AIによる多言語翻訳作業を支援する事例として紹介されています。当社の「ルクミーAIアシスト(たよれるくん)」の連絡帳・おたよりの外国語翻訳機能も事例として掲載されています。

  •  「⑫ こどもの写真の整理作業支援」:(事例編P40~P42)
    保育施設職員の写真整理作業における業務負担の軽減、および不適切写真の流出防止を目的とし、AIによる写真の内容確認や整理を自動化する事例として紹介されています。当社の「ルクミーフォトAI」が、不適切写真(ブレボケ・顔が映っていない・暗い写真)の自動検出や園児ごとの写真枚数バラつきチェックを通じて、写真整理業務の効率化に貢献しました。

 実証を通じて、保育者の事務負担軽減、保育の「質」向上、そして間接的な保護者満足度の向上といった効果が期待されています。

3.ルクミーおよびユニファについて

■ 保育総合ICT「ルクミー」とは <https://lookmee.jp/

 保育者の業務は、こども達の登降園管理やお昼寝(午睡)時の見守り、保育日誌や保育計画の作成、保護者や自治体へ提出する書類作成、保育者のシフト管理まで、非常に多岐にわたります。

 「ルクミー」シリーズは、登降園状況や検温、睡眠、食事、排便などのデータや、ルクミーフォトで撮影した写真を自動で集約し、帳票や連絡帳へ自動転記します。また、ルクミー午睡チェックにより、センサーが体動を検知、アプリが体の向きを自動記録します。ルクミー午睡チェックは、業界シェアNo.1※1を獲得しています。「ルクミー」シリーズにより、保育関連業務をDX(デジタル・トランスフォーメーション)し、業務負荷の大幅な削減を実現し、保育者の心と時間のゆとりの創出を目指します。また、創出できた時間によって保育者にとって重要なこどもと向き合う時間を増やし、写真ドキュメンテーション作成機能の提供により、保育者同士でこどもたちの成長に関する気づきをさらに共有しやすい環境を作り、豊かなコミュニケーションを増やします。これらを通じて、保育者のやりがいの創出や保育の質の向上にも貢献します。これまでの「ルクミー」シリーズ導入数は累計20,000件超であり、約70の自治体へ導入されています※2。


※1:デロイト トーマツ ミック経済研究所「ミックITリポートMonthly」2023年10月号「午睡チェックセンサー市場における有力ベンダーの導入実績比較分析」より。2022年度における累計センサー出荷台数、累計利用園児数、累計導入施設数それぞれで一位を獲得。https://mic-r.co.jp/micit/

※2:2024年9月時点。自社調べ。

■ ユニファ株式会社 <https://unifa-e.com/

 ユニファは、保育・育児関連の社会課題解決を目指す“Childcare-Tech”領域のスタートアップです。「家族の幸せを生み出す あたらしい社会インフラを 世界中で創り出す」をパーパス(存在意義)に、保育AI™を中心とした最新のテクノロジーを活用した保育総合ICTサービス「ルクミー®」を開発・提供しています。「スマート保育園®・スマート幼稚園®・スマートこども園®」構想を通じて、子育てしながら働きやすい豊かな社会作りに貢献しています。2017年にStartup World Cup初代チャンピオンに選出をはじめ、これまでに著名なアワードを複数受賞している他、2021年にJ-Startup 、2023年10月にはJ-Startup Impact に選定されています。また、2023年2月に設立された一般社団法人こどもDX推進協会の理事も務めています。2025年8月には、経済産業省主催の「日本スタートアップ大賞2025」にて「審査委員会特別賞」を受賞しました。

※スマート保育園®・スマート幼稚園®・スマートこども園®はユニファの登録商標です。

■ 会社概要

会社名: ユニファ株式会社

代表取締役CEO: 土岐 泰之

設立: 2013年

所在地: 東京都千代田区永田町2-17-3 住友不動産永田町ビル 1F

企業URL: https://unifa-e.com/

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会社概要

ユニファ株式会社

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URL
https://unifa-e.com/
業種
情報通信
本社所在地
東京都千代田区永田町2丁目17−3 住友不動産永田町ビル 1F
電話番号
-
代表者名
土岐 泰之
上場
未上場
資本金
8億7486万円
設立
2013年05月