スマートフォン背面カメラの50MPイメージセンサー、2022年も引き続き成長傾向に
カウンターポイント・テクノロジー・マーケット・リサーチ (英文名: Counterpoint Technology Market Research 以下、カウンターポイント社)は、スマートフォン背面のメインカメラに50MPを採用したスマートフォンの販売シェアは、2021年第2四半期には1.7%だったものが、第4四半期には5.6%へと跳ね上がったというSmartphone Camera Tracker Serviceによる最新調査を発表致しました。
2020年3月に登場したHuaweiのP40シリーズは、初めて50MP(5,000万画素)イメージセンサーを搭載した高級スマートフォンとなり、vivoやOPPOなどの他のスマートフォンメーカーもすぐに後を追い、50MPセンサーを搭載した高級機を発売しました。その後、Samsungが0.64μmピッチの50MPセンサーであるS5KJN1の量産を2021年の下期に開始し、50MPセンサーはホットなトピックとなり、スマートフォン背面のメインカメラに50MPを採用したスマートフォンの販売シェアは、2021年第2四半期には1.7%だったものが、第4四半期には5.6%へと跳ね上がりました。
背面メインカメラに50MPを採用したスマートフォンの販売シェア
最近では、50MP(画素ピッチ1.0μm以上)センサーが、価格低下を受けて、中~高級機市場に入り始めています。まず、2020年2月にSonyが同社の50MP製品IMX700のカスタム版を、Huaweiに供給し始め、SamsungとOmniVisionも50MPセンサーを発売した結果、50MPセンサーの価格は、2020年第2四半期と比べて二桁もの下落を記録しました。これを受けて、realme GT Master Explorer Editionなど、多くの中級機が50MPを採用し始め、これが50MPの400~599米ドル(約5万~7.5万円)セグメントにおけるシェアを2021年第2四半期の4.2%から、2021年第4四半期の11.7%へと押し上げる結果となりました。
背面メインカメラに50MPを採用したスマートフォンの価格帯別シェア 2021年第4四半期
Samsungは小画素タイプの50MP製品S5KJN1(画素ピッチ0.64μm)を2021年6月に発表し、価格をさらに5米ドル以下まで抑えたことで、vivo、OPPO、Xiaomiなどのメーカーは、積極的にS5KJN1を低~中級モデルに展開し、その結果、50MPの背面メインカメラを搭載したスマートフォンの比率は、200~399米ドル(約2.5万~5万円)と、200米ドル未満のセグメントにおいて、2021年第4四半期にそれぞれ3.6%と6.1%と急増しました。
加えて、メーカー各社には最近ウルトラワイドカメラ性能強化のトレンドがあり、50MPセンサーを使用することで、優れたパノラマ撮影機能を提供しようとしています。
2022年には、SK hynixとSmartSensが50MPイメージセンサーの量産を開始するとみられ、さらなる競争激化と価格低下に繋がる見込みです。従って、50MPイメージセンサーの需要はさらに高まり、画素ピッチ0.7μm未満の製品が売り上げ全体の3/4を占めるようになると私たちは予測しています。
本プレスリリースに関するコメントやご質問は、press@counterpointresearch.com までお問い合わせください。
【カウンターポイント社概要】
Counterpoint Technology Market ResearchはTMT(テクノロジー・メディア・通信)業界に特化した国際的な調査会社である。主要なテクノロジー企業や金融系の会社にz、月報、個別プロジェクト、およびモバイルとハイテク市場についての詳細な分析を提供している。主なアナリストは業界のエキスパートで、平均13年以上の経験をハイテク業界で積んだ経験を持つ。
公式ウェブサイト: https://www.counterpointresearch.com/
背面メインカメラに50MPを採用したスマートフォンの販売シェア
出典: カウンターポイント社 Smartphone Camera Tracker, 4Q 2021
最近では、50MP(画素ピッチ1.0μm以上)センサーが、価格低下を受けて、中~高級機市場に入り始めています。まず、2020年2月にSonyが同社の50MP製品IMX700のカスタム版を、Huaweiに供給し始め、SamsungとOmniVisionも50MPセンサーを発売した結果、50MPセンサーの価格は、2020年第2四半期と比べて二桁もの下落を記録しました。これを受けて、realme GT Master Explorer Editionなど、多くの中級機が50MPを採用し始め、これが50MPの400~599米ドル(約5万~7.5万円)セグメントにおけるシェアを2021年第2四半期の4.2%から、2021年第4四半期の11.7%へと押し上げる結果となりました。
背面メインカメラに50MPを採用したスマートフォンの価格帯別シェア 2021年第4四半期
出典: カウンターポイント社 Smartphone Camera Tracker, 4Q 2021
Samsungは小画素タイプの50MP製品S5KJN1(画素ピッチ0.64μm)を2021年6月に発表し、価格をさらに5米ドル以下まで抑えたことで、vivo、OPPO、Xiaomiなどのメーカーは、積極的にS5KJN1を低~中級モデルに展開し、その結果、50MPの背面メインカメラを搭載したスマートフォンの比率は、200~399米ドル(約2.5万~5万円)と、200米ドル未満のセグメントにおいて、2021年第4四半期にそれぞれ3.6%と6.1%と急増しました。
加えて、メーカー各社には最近ウルトラワイドカメラ性能強化のトレンドがあり、50MPセンサーを使用することで、優れたパノラマ撮影機能を提供しようとしています。
2022年には、SK hynixとSmartSensが50MPイメージセンサーの量産を開始するとみられ、さらなる競争激化と価格低下に繋がる見込みです。従って、50MPイメージセンサーの需要はさらに高まり、画素ピッチ0.7μm未満の製品が売り上げ全体の3/4を占めるようになると私たちは予測しています。
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【カウンターポイント社概要】
Counterpoint Technology Market ResearchはTMT(テクノロジー・メディア・通信)業界に特化した国際的な調査会社である。主要なテクノロジー企業や金融系の会社にz、月報、個別プロジェクト、およびモバイルとハイテク市場についての詳細な分析を提供している。主なアナリストは業界のエキスパートで、平均13年以上の経験をハイテク業界で積んだ経験を持つ。
公式ウェブサイト: https://www.counterpointresearch.com/
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