【上京して転職した理由ランキング】経験者192人アンケート調査
上京して転職した理由に関する意識調査
「東京で自分の力を試したい」「東京での生活に憧れがある」という人も多いのではないでしょうか。
しかし地方から上京して転職する場合、「地方よりも物価が高そう」「東京での生活に馴染めるかな」など不安が多いですよね。
そこで今回、株式会社ビズヒッツ( https://bizhits.co.jp/ )が運営するビジネス上の問題解決を考えるメディアBiz Hits( https://bizhits.co.jp/media/ )は、上京転職の経験がある192人に「上京して転職した理由」についてアンケート調査を実施。
その結果をランキング形式でまとめました。
調査概要
調査対象:地方から上京して転職した経験のある方
調査日:2022年1月9日~24日
調査方法:インターネットによる任意回答
調査人数:192人(男性103人/女性89人)
調査結果サマリー
・上京して転職した理由1位は「地方より仕事が多い」
・上京転職するうえで最も不安だったことは「金銭面でやっていけるか」
・転職活動は「地元にいる間にした」が66.7%
・上京転職は「成功だった」が8割
上京して転職した理由1位は「地方より仕事が多い」
地方から上京して転職した経験がある人に「上京して転職した理由」を聞いたところ、回答は以下の結果となりました。
1位になったのは「地方より仕事が多い(49人)」です。
2位「東京への憧れ(30人)」、3位「地方より収入が高い(24人)」と続きます。
以降、4位「やりたい仕事が東京にある(19人)」、5位「地方を離れたい(15人)」、6位「楽しく暮らせそう(10人)」、7位「転職先がたまたま東京(9人)」の結果となりました。
「求人数の多さ」「選択肢の幅」「収入」など、東京で働くメリットに惹かれて上京転職した人が多いとわかります。
また「地方を離れたかった」「地元の人間関係に疲れた」など、地方・地元へのネガティブな感情を理由として挙げた人もいました。
では具体的な回答を紹介します。
【1位 地方より仕事が多い】
・企業が多く、仕事を見つけやすかったから(転職時23歳 女性)
・実家が田舎で仕事がなかったため、上京しようと決意しました(転職時26歳 男性)
・上京した方が転職先の数が多く、自分に合った職探しができるためです(転職時36歳 男性)
「地元には魅力的な仕事がない」「東京は求人数が多い」といった回答が多数寄せられました。
大企業が集中していて業種や職種の選択肢が多い東京は、転職希望者にとって魅力的です。
地方には好条件な仕事が全くないというわけではありません。
ただ「好条件の求人が少ないため、競争率が高くなり諦める」というケースはあるでしょう。
【2位 東京への憧れ】
・やはり東京で仕事することに憧れていました(転職時25歳 女性)
・コンビニもない田舎に住んでいたので、漫画やドラマに出てくる東京に憧れていた(転職時26歳 女性)
・東京での生活に憧れを持っていたから。年に1度くらい地元から東京に行くたび、「ここで生活できたら最高だろうな」と思いました(転職時34歳 男性)
「東京で仕事したかった」「東京で暮らしたかった」という意見が多数。
東京は流行の最先端であり、刺激の多い都会なので、やはり憧れますよね。
ただ、採用面接などで「東京に憧れているので転職を考えました」とストレートに伝えるのは控えたほうがいいでしょう。
「東京で働きたいだけなら、当社でなくてもよいのでは?」と思われてしまいます。
【3位 地方より収入が高い】
・地方の給料よりも、都内の方がいいから(転職時27歳 女性)
・もっと年収を上げて生活にゆとりが欲しかったため(転職時29歳 男性)
・地元だと稼げないので転職しました(転職時42歳 男性)
東京で働く方が、地方で働くよりも年収はアップする傾向があります。
東京には大企業や勢いのあるIT・ベンチャー企業などが多いからですね。
ただ家賃などの物価が地方よりも高いため、出ていくお金も多いことには注意しましょう。
【4位 やりたい仕事が東京にある】
・地元で勤めていた会社が倒産した際、同じ職種が地元にはなかった。職種を変えずに就職するには、上京するしかなかった(転職時21歳 女性)
・夢だった職種が地元にはなく、上京する必要があったため(転職時24歳 女性)
・旅行業界を希望していて、興味のある専門地域に特化した旅行会社が東京にあったので(転職時31歳 男性)
「東京にいかないと、希望する職種につけない」と上京した人も多いことがわかります。
具体的な職種としては「ゲーム会社のプログラマー」「外資系メーカーのリサーチャー」などが挙がりました。
大手企業の本社で働きたい、IT系ベンチャーで働きたいといった場合も、東京のほうが該当企業が多く挑戦しやすいでしょう。
【5位 地方を離れたい】
・地方(四国)にいるのが窮屈でたまらなかった(転職時23歳 男性)
・進学を機に上京しましたが、就職に失敗し田舎に帰りました。しかし田舎の生活に馴染めず、再度上京しようと思いました(転職時27歳 男性)
・元々地元の閉塞感が苦手だったことから、「上京すれば独身女性が引け目を感じずに働ける場所があるのでは」思い上京した(転職時48歳 女性)
「地元・地方に馴染めない」「親元を離れたい」など、ややネガティブな理由で上京した人もいるとわかります。
ただ「とにかく地元を出たい」「東京にいけば何とかなるだろう」と勢いだけで上京するのは考えもの。
「結局仕事が合わなかった」「東京に馴染めなかった」といった失敗に繋がる可能性があるからです。
まずは冷静に、自分にとっての東京に行くメリット・デメリットや、東京でなくてはならない理由を考えてみましょう。
【6位 楽しく暮らせそう】
・アイドルのファンをしているので、東京にいないと不便なことが多かったから(転職時26歳 女性)
・都会で遊びたくて上京しました(転職時30歳 男性)
・関東に友達が多いことと、趣味でイベントなどに参加する際に時間と交通費を抑えるため(転職時39歳 男性)
「東京は遊べる場所が多い」「旅行などに便利」といった回答が寄せられています。
東京はレジャースポットも多いですし、コンサートなどのイベントも盛んに開催されていますよね。
とくに趣味がある人は、東京にいたほうが趣味の活動に便利と感じるようです。
「友人が東京で楽しく過ごしているのを知ったのがきっかけ」という体験談もありました。
【7位 転職先がたまたま東京】
・転職先が東京だったので上京しました(転職時20歳 男性)
・全国展開のリフレクソロジー・ボディケアの会社に入社。研修や初任地が東京だったため(転職時45歳 女性)
上京転職を狙ったわけではなく、「転職したら、偶然勤務地が東京だった」というパターンの人も多いようです。
「本社が東京だったから」「一番近い拠点が東京だったから」などの回答が寄せられました。
東京で転職したいけどうまくいかないという人からすれば、とても羨ましいですよね。
「そもそも転職時に勤務地にはこだわっていなかった」という人もいました。
上京転職するうえで最も不安だったことは「金銭面でやっていけるか」
地方から上京して転職した経験のある人に「上京転職するうえで最も不安だったこと」を聞いたところ、回答は以下の結果となりました。
1位になったのは「金銭面でやっていけるか(69人)」。
2位「知り合いがいない(35人)」、3位「新しい仕事・職場への不安(29人)」と続きます。
以降、4位「仕事が見つかるか(13人)」、5位「一人暮らしできるか(12人)」、6位「交通機関・通勤ラッシュへの不安(11人)」、7位「住まい探しへの不安(10人)」の結果となりました。
仕事そのものや転職活動への不安より、「東京での生活」についての不安を挙げた人が多くなっていますね。
なお8位以下には「治安・防犯面」「方言があること」などが入りました。
では具体的な回答を紹介します。
【1位 金銭面でやっていけるか】
・物価や家賃が高いので、生活していけるか不安でした(転職時23歳 男性)
・「生活費が高いのでは」と不安でした(転職時26歳 女性)
・地方より物価が高く、給与とのバランスが取れるか不安でした(転職時36歳 男性)
家賃など物価の高さに不安を感じていたという人が多数いました。
収入と支出のバランスがとれるかを心配する人も多いです。
また、東京に行っても車を手放したくないという人だと、駐車場料金の高さにも驚くでしょう。
「給料のいい職種ではないため、金銭面でやりくりできるかが不安だった」というコメントもありました。
【2位 知り合いがいない】
・知り合いなどが一切いなかったので不安でした(転職時20歳 男性)
・周りに知り合いがいないため、頼りにできる人がいないこと(転職時24歳 女性)
・知り合いもいないところでやっていけるか、友達ができるか不安だった(転職時30歳 女性)
家族や友人がまったくいないところで生活するとなると、「病気になったら、誰に頼ればいいんだろう」などと不安になりますよね。
また上京してから転職活動や住まい探しをする場合には、近くに知り合いがいないと不安感が増してしまいそうです。
【3位 新しい仕事・職場への不安】
・仕事が続けられるか不安だった(転職時26歳 男性)
・自分の能力が通用するかどうか(転職時28歳 女性)
・仕事面では、大都市で通用するかが不安だった(転職時51歳 男性)
「職場に馴染めるか」「仕事をこなせるか」などの回答が寄せられました。
「自分の力が通用するのか」というコメントからは、「田舎者だからとバカにされたくない」という熱い思いも感じられます。
「仕事のペースについていけるか心配だった」というコメントも。
地方では東京よりものんびり仕事が進むと感じている人も多いですね。
そのため、東京での仕事の進め方やスピード感についていけるか不安を覚える人もいるようです。
【4位 仕事が見つかるか】
・仕事のあてがないまま上京してしまったため、ちゃんと見つかるか不安だった(転職時25歳 女性)
・引越しの時期は決まっていたので、仕事が無事に決まるか不安でした(転職時29歳 男性)
・一番心配だったのは「就職がちゃんと決まるか」でした(転職時47歳 女性)
仕事を決める前に上京した場合には、転職活動がうまくいくかかなり不安になりますよね。
地方にいる間に転職活動すれば「転職がうまくいかなければ、もうしばらく地方にいようかな」と考えられます。
しかし上京してしまっていると、半分退路を断たれているような状態ですからね。
そのためできれば内定をもらってから引越しするのがおすすめです。
【5位 一人暮らしできるか】
・自炊できるか、洗濯や掃除などがちゃんとできるかなどが不安でした(転職時23歳 男性)
・一人暮らしは初めてだったので、問題なく生活できるか不安だった(転職時39歳 男性)
上京して初めて一人暮らしをする人は、自炊や家計のやりくりなどの生活面も不安ですよね。
また、東京での新しい仕事と初めての一人暮らしが同時にスタートすると、精神的な負担も大きくなります。
「東京での一人暮らしが楽しみで仕方ない」という人でも、環境の変化で知らず知らずのうちにストレスを溜めてしまうことも。
「近くに頼れる人をつくる」「たまには地元に帰る」などの工夫をしてみましょう。
【6位 交通機関・通勤ラッシュへの不安】
・今まで車移動だったので、電車通勤が不安でした(転職時22歳 男性)
・満員電車に慣れるかどうか(転職時27歳 男性)
地方出身だと「電車に乗ったことがない」「車移動がメイン」という人もいます。
そのため「通勤ラッシュに慣れるか」「うまく乗り換えできるか」などに不安を感じた人も多いようです。
複数路線が乗り入れる駅は迷路のようなので、慣れないうちは不安に襲われるかもしれません。
「満員電車は結局克服できていない」というコメントもありました。
【7位 住まい探しへの不安】
・家を借りる場所について、治安の良し悪しがわからなかった(転職時24歳 男性)
・住まい探しは一番不安だった。上京後に転職活動したため無職扱いになり、大変だった(転職時27歳 男性)
・家が決まらないまま仕事が始まってしまったので、家が決まるか不安だった(転職時43歳 女性)
「東京のこの街に住みたい」と決めている人もいる一方、土地勘がない場所での住まい探しで「どこがいいのか」と不安になる人もいます。
また上京転職する場合は、住まい探しのタイミングも難しいもの。
家を決めるのが早すぎると内定をもらえないときに困りますし、遅すぎるとバタバタしてしまうからですね。
一般的には、仕事探しをしてから住まいを決めるのがおすすめ。
会社によっては寮・社宅に入れたり、内定後の転居なら引越し費用を負担してくれたりするところもあるので、確認してみましょう。
転職活動は「地元にいる間にした」が66.7%
地方から上京して転職した経験のある人に「転職活動をした時期」を聞いたところ、回答は以下の結果となりました。
「地元にいる間に転職活動した(66.7%)」が多数。
上京してから転職活動した人の倍になりました。
上京してから転職活動すると「無職なので住まい探しが難しい」「内定を得られなかったときに困る」などのリスクがあるからだと考えられます。
また現在はオンラインでの採用面接が広まり、地方にいながらでも東京にある企業の選考に参加しやすくなっています。
以前より、地方にいながら上京に向けた転職活動をする人も増えているかもしれませんね。
上京転職は「成功だった」が8割
地方から上京して転職した経験のある人に「上京転職は成功だったか、失敗だったか」を聞いたところ、回答は以下の結果となりました。
「成功(30.7%)」「どちらかといえば成功(50.5%)」が合わせて8割を超えました。
上京転職には金銭面などの不安があるものの、転職して良かったと感じている人が多いとわかります。
「東京で働きたいけど不安だな…」と感じている人にとっては、勇気をもらえる結果ですね。
では「成功だった理由」「失敗だった理由」について、具体的な回答をもとに紹介します。
【上京転職が成功だった人の理由】
・東京は朝起きてから夜寝るまでずっと楽しい(転職時26歳 女性)
・収入が上がり、スキルアップもできたからです(転職時31歳 男性)
・希望通り上場企業で勤務でき、転職でステップアップを果たせたため(転職時32歳 男性)
成功だったと答えた人からは「収入が上がった」「スキルアップできた」「刺激が多く楽しい」といった回答が寄せられました。
「上京転職した理由」と重なる回答が多く、東京で希望を叶えた人が多いとわかります。
「不安や大変なことはあったが、数年経てば慣れる」という経験談もありました。
【上京転職が失敗だった人の理由】
・自分のしたいことが不明確だったため、上京しても何も見つけられなかった(転職時24歳 女性)
・友達もおらず、プライベートで寂しさがつきまとう日々を送るしかなかったから(転職時31歳 女性)
・転職して収入はアップしましたが、家賃が高く、実際に手元に残ったお金は上京前より減りました(転職時36歳 男性)
失敗だったと答えた人からは「金銭面での問題」「寂しくて精神的にツラかった」などの回答が寄せられました。
「転職先に馴染めず、体調を崩した」という人も複数。
上京転職ですと、仕事に行き詰まったときなどに頼れる友人・家族が近くにいないケースも多いでしょう。
「ツラさを吐き出せない」「気分転換につきあってくれる友人がいない」ことで、より落ち込んでしまったのかもしれません。
「無計画に上京してしまって失敗」という回答もあり、上京しての転職には計画性や明確な目標や目的も大切だとわかります。
まとめ
地方から上京して転職した経験のある人に「上京転職した理由」を聞いたところ、1位は「地方より仕事が多い」でした。
「業種や職種の選択肢が多くなる」「好きな仕事に就きやすい」という点が上京転職の魅力だとわかります。
「上京時に不安だったこと」の第1位は「金銭面でやっていけるか」。
不安が的中した人もいて、「物価が高くて、手元に残るお金が地方と変わらなかった」という体験談も寄せられています。
また「上京転職して成功だった」と答えた人が8割で多数。
上京当初は不安や心配があっても、成功だと感じている人が多いとわかりました。
実際の転職活動は「地方にいる間にした」人が66.7%で多数となりました。
「転職エージェントとのオンライン面談」や「企業とのオンライン面接」も普及しているので、地方在住でも東京の会社を受けやすくなっていますよ。
■株式会社ビズヒッツについて
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Biz Hits編集長:伊藤陽介のプロフィール
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所在地 : 〒510-0208 三重県鈴鹿市鈴鹿ハイツ22-21
代表者 : 代表取締役 伊藤 陽介
設立 : 2009年1月19日
資本金 : 300万円
事業内容 : WEBメディアの運営・コンサルティング
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