米国ODC Construction, LLCの買収について
旭化成ホームズ株式会社(本社:東京都千代田区、社長:川畑 文俊、以下「当社」)は、当社の米国子会社を通じて、住宅の建築工事を請負うサブコントラクター、ODC Construction, LLC(本社:米国フロリダ州、CEO:Tony Hartsgrove、以下「ODC」)の持分100%を取得する契約を8月6日(米国東部時間)に締結し、8月29日(米国東部時間)に当該持分の取得を完了しましたのでお知らせします。
1.買収の背景
当社は、国内事業の強化とともに、今後の成長を担う事業として「北米・豪州住宅」を掲げており、旭化成グループの『中期経営計画 2024 ~Be a Trailblazer~』においても、グループの次なる成長を牽引する事業である10のGrowth Gear“GG10”の1つに位置付けています。
北米住宅事業のホールディングカンパニーであるSynergos Companies LLC(以下、「Synergos」)グループは、建築部材を手掛けるErickson Framing Operations LLCやFocus Companies LLC、基礎・電気・空調設備工事を行うAustin Companies LLC、そして配管工事を行うBrewer Companies LLCといった建築工程の中核となるサブコントラクターを統合し、アリゾナ州・ネバダ州を中心に、建築工程の管理手法を強みに施工の効率化や品質向上を推進しています。
労働力不足や長い工事期間、建築費の上昇により建築現場の合理化とコスト削減のニーズが高まる中、これらに応えることによってSynergosの業績は堅調に推移しており、新たなエリア拡大の機会を検討してきました。
2.買収の狙い
今回のODCの買収を機に、フロリダ州に事業を拡大します。フロリダ州の新築住宅許可件数は全米50州中第2位(2023年)で、今後も堅調な住宅需要が想定されます。
ODCは躯体やコンクリート基礎工事を手掛ける、フロリダ州最大のサブコントラクターの一つです。同社は当社が今回事業を拡大するフロリダ州に強力な事業基盤を有するほか、施工管理システムの運用など効率的な事業モデルを追求しています。今後は互いの知見・ノウハウを相互活用することによってシナジーを創出し、一層の施工の効率化と品質向上を目指します。
3.ODC社の会社概要
(1)商号:ODC Construction, LLC
(2)代表者:Tony Hartsgrove
(3)本店所在地:米国フロリダ州オーランド市
(4)設立:2006年
(5)従業員数:250名(2024年5月末時点)
(6)事業内容:フロリダ州の住宅建築における躯体施工、基礎施工等
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