利用者の約37.5%%は欧米人「2025年上半期 人気客室ランキング~箱根 金乃竹リゾート〜」『文化体験』『空間の質』重視の傾向
スモールラグジュアリーを追求した全室異なる意匠が魅力の人気客室ランキングを発表

神奈川県 箱根で旅館5店舗・飲食店3店舗を運営する株式会社 金乃竹(本社:神奈川県箱根町 代表取締役社長:八幡 正昭 以下、金乃竹)は、客室数6室~21室のスモールラグジュアリーをモットーに、非日常空間を提供する金乃竹リゾートの宿泊施設4施設(金乃竹 仙石原・金乃竹 塔ノ澤・松坂屋本店・Hotel 坐樂閑)における、2025年度上半期(1月~6月)の客室ランキング(利用者数ランキング・売上ランキング・施設別ランキング・インバウンド利用傾向)をまとめて発表いたします。
・インバウンド利用動向の分析:なぜ欧米、特にアメリカからの支持が高いのか
・2025年上半期 金乃竹リゾート客室ランキング(売上・利用者数)
・施設別人気客室ランキングと特徴紹介
※調査日 :2025年7月8日
※調査対象:金乃竹グループ対象利用日 (2025/01/01 ~ 2025/06/30)
※対象施設:金乃竹 仙石原、金乃竹 塔ノ澤、松坂屋本店、Hotel 坐樂閑
|インバウンド利用の傾向:なぜ金乃竹リゾートにアメリカ人が集まるのか?
日本政府観光局(JNTO)によると、2025年上半期(1~6月)の訪日外国人は、過去最速で2,000万人を突破し、約2,151万人に達しました。国別では、韓国(478万人)、中国(472万人)、台湾(328万人)と、東アジア諸国が上位を占め、全体の約60%をアジア圏が占めるという構成比となっています。
一方、金乃竹リゾートでは、アメリカからの宿泊者が3,987名で全体の約22.6%を占め、国別で最多となっています。これは、中国(1,136名/約6.4%)の約3.5倍、韓国(401名/約2.3%)の約10倍に相当します(下表参照)。

順位 |
訪日外国人数(全国) |
金乃竹リゾート宿泊者数 |
1位 |
韓国(478万人) |
アメリカ(3,987名) |
2位 |
中国(472万人) |
中国(1,136名) |
3位 |
台湾(328万人) |
イギリス(576名) |
4位 |
アメリカ(※約95万人/推定) |
カナダ(477名) |
5位 |
香港(約120万人) |
フランス(341名) |
この傾向は、金乃竹リゾートが大切にしている「非日常空間」や「和のアクティビティの提供」といった滞在価値が、欧米の個人旅行者、特にアメリカの富裕層が求める旅のスタイルと高い親和性を持っていると考えられます。
実際、観光庁や各種調査でも、欧米圏の旅行者は「心身のリラックス」「文化体験」「空間の質」などを重視し、個人手配による“自分だけの滞在”を重視する傾向が明らかになっています。一方で、アジア圏では「立地」「価格」「観光の利便性」などを優先し、宿を“拠点”と捉える傾向が強いとされています。
こうした価値観の違いが、訪日全体ではアジア圏が主流を占める中で、金乃竹リゾートではアメリカを中心とした欧米圏からの支持が突出している理由の一つと考えられます。
出典:日本政府観光局(JNTO)「訪日外客数(2025年6月推計値)」(2025年7月16日発表)
|総合ランキング:売上トップ10

1位 金乃竹 仙石原「帝」客単価13.9万円(グループ最上級のメゾネットタイプ)
2位 金乃竹 仙石原「姫」客単価12.2万円(露天+内風呂付きのフラットタイプ)
3位 金乃竹 塔ノ澤「CLUB FLOOR 雲」客単価11.3万円(桜を望む角部屋・檜露天風呂付き)
2024年の年間売上ランキングでも圧倒的な支持を集めた、金乃竹 仙石原の最上級客室「帝」「姫」が、2025年上半期も引き続き1位・2位を独占しました。いずれの客室も、厳選された食材による特別なお食事や上質なアメニティ類、そしてゆったりと滞在できるロングステイ特典などワンランク上のおもてなしをご用意しています。
3位には、2024年12月にリニューアルオープンした金乃竹 塔ノ澤「CLUB FLOOR 雲」が新たにランクイン。春には桜を望む角部屋で、クラブフロア限定の高級檜の露天風呂と寝室からもアクセスできる広々としたテラスの暖炉が特徴的な、遊び心のある空間が高評価を集めました。
|総合ランキング:利用者数トップ10

1位 松坂屋本店「梢」利用者数369名(2階二間・内湯付き客室)
2位 松坂屋本店「藤壺」利用者数352名(襖で仕切られた二間続き)
3位 松坂屋本店「雲井」利用者数345名(皇室にも親しまれた客室)
2024年9月にリニューアルオープンした大正時代の岩崎家別邸を移築した「春風荘」から、「梢」「雲井」の2室が新たに上位にランクイン。純和風の趣を残しつつ、レインシャワーやベッドの導入など現代の利便性も取り入れた点が好評を博しています。
さらに松坂屋本店では、最大4名まで宿泊可能な二間続きの客室が多く、ファミリーやグループでの利用ニーズにマッチした客室構成が、他施設に比べて利用者数を押し上げた大きな要因と考えられます。記念日や三世代旅行など、幅広いシーンで選ばれる傾向が強まっています。
|施設別ランキング:利用者数トップ3
・竹取物語をコンセプトにした旅館「金乃竹 仙石原」

「遊びを忘れない大人たちの隠れ宿」をモットーに、意匠の異なる全9室を構える「金乃竹 仙石原」。2024年のランキングではフラットタイプの客室が上位を占めていましたが、2025年上半期はメゾネットタイプの客室が2室ランクインするなど、宿泊スタイルに変化が見られました。
1位となったのは、前年に続いてグループ利用に人気の客室「光」。最大4名まで対応可能で、夜には竹林のライトアップを露天風呂から楽しめることから、幅広いシーンでご好評いただいています。
2位・3位には、1階にお食事スペース、地下1階にベッドルームとにごり湯の露天風呂を備えたメゾネットタイプの客室が続き、プライベート空間をお愉しみいただける構造が人気を集めました。
【1位「光」をご利用されたお客様の声】
広々とした美しい空間で、畳、ダイニングルーム、寝室、プライベート温泉、竹を見渡すポーチがありました。私たちはその空間を離れたくありませんでした。温泉はとても静かで、心からリラックスできました。
・大人だけの解放区「金乃竹 塔ノ澤」

“サービス・空間・環境、すべてに線を引かない”をコンセプトに掲げる「ノーラインリゾート」、金乃竹 塔ノ澤。2025年上半期も、館内で最も「竹」の美しさを感じられる客室として人気の高い「竹タイプ」が、1位・3位にランクインしました。静けさと緑に包まれた眺望は、日常を離れた大人のひとときにぴったりと、多くのリピーターから支持されています。
2位に入ったのは、水盤に面した雫タイプの「101」。最大4名まで宿泊可能な広さと、小上がりの畳スペースを備えた和モダンな設えが特徴です。グループ利用にも対応できる柔軟さと、和の趣を残した空間デザインが評価されました。
【1位「竹タイプ」をご利用されたお客様の声】
お部屋から眺める外の風景にはとても感動しました。朝昼晩と時間帯によって雰囲気も変わり、主人とのんびり外を眺めてるだけで幸せな気持ちになりました。
・江戸から続く温泉宿「松坂屋本店」

1662年創業、歌川広重の浮世絵にも描かれた歴史ある老舗旅館「松坂屋本店」。約4,000坪の広大な敷地に5つの館を擁し、露天風呂付き客室、離れ、メゾネットなど、趣の異なる全21室を展開しています。2025年上半期の利用者数ランキングでは、「梢」「藤壺」「雲井」がトップ3を占める結果となりました。なかでも「梢」「雲井」の2室は、2024年9月にリニューアルオープンした大正時代の岩崎家別邸を移築した「春風荘」の客室。伝統的な和の趣を大切にしながらも、レインシャワーやベッドなどを取り入れ、快適性も兼ね備えた空間へと生まれ変わりました。
また、各客室は最大4名まで宿泊可能な構成となっており、ご家族やご友人とのグループ旅行でのご利用が多い点も特徴です。記念日や世代を超えた団らんの場として、多くのお客様に選ばれています。
【1位 春風荘「梢」をご利用されたお客様の声】
今回は孫の温泉デビューで2世帯でお邪魔しました。リニューアルしてから初めての宿泊でしたので、お部屋がとても近代的になっていて驚きました。でも、前と同じようにくつろいで過ごすことができ、良いところは残してくださったんだなぁ、と感激しました。
・和モダンホテル「Hotel 坐樂閑」

箱根湯本駅から徒歩6分に位置する、旅館スタイルの和モダンホテル「Hotel 坐樂閑」。素泊まり専用を採用し、チェックイン17時/チェックアウト13時という柔軟な時間設定により、お客様それぞれのペースで過ごせる自由な滞在を提供しています。
2024年は、リーズナブルかつコンパクトな客室が人気を集めていましたが、2025年上半期には、「デラックス露天風呂ツイン」など、露天風呂付きの上位グレード客室が1位・2位にランクインするなど、ニーズに変化が見られました。
プライベート感と開放感を兼ね備えた客室で、温泉をゆったりと楽しみたいというお客様の声が増えており、より上質な滞在を求める傾向が高まりつつあります。
【1位「デラックス露天風呂ツイン」をご利用されたお客様の声】
館内の雰囲気はとても静かで、玄関から贅沢さを感じることができました。お部屋は広くて清潔で、たくさんのアメニティも提供されていました。プライベートの屋上温泉は旅のハイライトで、温泉に浸かりながら夜の空気や時折舞う雪を楽しむことができて本当に素晴らしかったです。
|金乃竹リゾートについて
金乃竹リゾートは、1947年に神奈川県箱根町仙石原で最初の温泉旅館を開業いたしました。1999年には、当時ではまだ珍しい貸切露天風呂による「非日常」を通して、温泉旅館の新たな楽しみ方と価値を創出してまいりました。現在は、5つの旅館施設と3つの飲食店の事業を展開するとともに、新規事業であるクラフトビールなどの多角化や、これまでのターゲットを変えた新たな旅館施設の開業など、ポートフォリオの構築を進めています。これにより、外部環境の変化に対応して持続的な成長を目指します。
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