「中学入試算数 良問大賞2025」は開成中に決定
受験生の思考力をどう引き出す?考える楽しさが詰まった良問を、ワンダーファイが深掘り解説
子ども向け思考力育成アプリ『Think!Think!』(以下、シンクシンク)やSTEAM領域の通信教育『ワンダーボックス』を開発・運営するワンダーファイ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役:川島 慶、以下、ワンダーファイ)は、『中学入試算数 良問大賞2025』を発表しました。算数の思考そのものの楽しさを引き出し、受験生の健全な学習につながる問題を選定し、その意義を詳しく解説しています。
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■「中学入試算数 良問大賞」について
ワンダーファイでは、2020年から毎年、中学入試算数の出題傾向を分析し、優れた問題をまとめた「中学入試算数 良問大賞」を発表しています。
本取り組みでは、「算数の思考そのものの楽しさを引き出し、受験生の健全な学習に寄与する問題」 を「良問」と定義。「中学入試算数 良問大賞」 は、こうした「良問」を評価・発信し、中学入試算数の奥深さや楽しさを広めることで、知的にわくわくする子どもたちがあふれる未来を目指しています。
ワンダーファイ 中学入試算数 良問大賞2025
URL:https://wethink.wonderlabedu.com/2025/02/14/wf20250214/
■ワンダーファイ 中学入試算数 良問大賞2025
<良問大賞>開成中学校 大問2
・選定理由
開成中学校の大問2では、縦4マス・横9マスの長方形を、ルールに従って分割し、その分割方法ごとにポイントを算出するという問題が出題されました。解答者は、できるだけ高いポイントが得られる区切り方を考え、そのポイントが大きいほど高得点が与えられるという形式になっています。
以下の点を評価し、開成中学校の大問2を「良問大賞」に選定しました。
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設定が斬新であり、思考力を刺激する構成であること
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「筋の良い試行錯誤」をしているかを段階的に評価できる点
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特別な事前知識がなくても、試行錯誤のプロセスによって差がつく仕組みであること
特に、本問題における「ポイントが大きいほど高得点を与える」 という形式は、限られた時間内で試行錯誤し、自分なりの工夫を凝らすことを促すという点で、算数の本質的な楽しさを引き出す設計となっています。
<入賞問題一覧>
・ベスト設定賞
市川中学校(大問3)
・ベスト速さ賞
栄光学園中学校(大問3)
・ベスト場合の数賞
海陽中等教育学校(大問3)
・ベスト推理賞
四天王寺中学校(大問7)
・ベスト直感的新形式賞
東海中学校(大問8)
・ベストトレンディ賞
灘中学校(1日目・大問6)
・ベスト空間図形賞
西大和学園中学校(大問3(2))
・ベスト体積賞
フェリス女学院中学校(大問3)
・ベスト誘導賞
普連土学園中学校(1日午前4科・大問6)
各問題の詳細や選定理由については、ワンダーファイ公式サイトにてご覧いただけます。
URL:https://wethink.wonderlabedu.com/2025/02/14/wf20250214/
■ワンダーファイ代表 川島 慶による2025年中学入試算数統括
2025年も例年通り、中学入試算数は高度な問題が出題されました。特に、難関校では「未知の課題に対応できる思考力」を問う意図から、受験生が見たことのない設定の問題も増えています。しかし、その結果として、受験生側ではパターン学習のストックを増やし続ける状況が続き、「習得すべき範囲」が拡大し続けているのが現状です。
このような中でワンダーファイでは、「算数の面白さを味わえること」 と 「受験生の学びに健全な影響を与えること」 を重視し、良問を選定しています。今回「良問大賞」に選定した開成中学校の本問は、事前知識の有無による有利・不利が生じにくく、パターン学習の対象になりにくい問題です。試験時間内で無理なく理解度を測ることができ、試行錯誤の過程が評価できる構成になっています。こうした思考力そのものを試す良問は近年増えており、パターン学習に頼らずに「考える力」を引き出す問題が、入試算数の中で重要な役割を果たしています。
中学受験算数は、小学生が貴重な時間を費やして向き合う学びの場です。試験問題としての要件を満たしながら、受験生の健全な学びを促進し、算数の本質的な楽しさを味わえる問題が、これからも増えていくことを願っています。
ワンダーファイでは今後も、子どもたちがわくわくしながら取り組める学びの機会を追求し、考える楽しさを広めてまいります。
<川島 慶プロフィール>
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東京大学大学院工学系研究科修了。算数・数学好きが昂じて学生時代よりベストセラー問題集「なぞぺ〜」の問題制作に携わる。2007年より花まる学習会で4歳から大学生までを教える傍ら、公立小学校や国内外児童養護施設の学習支援を多数手掛ける。2014年株式会社花まるラボ創業(現:ワンダーファイ)。
開発した思考力育成アプリ「シンクシンク」はユーザー数が世界150ヶ国で累計300万を突破し、「Google Play Awards」など、国内外で受賞多数。過去に、東京大学非常勤講師を務める。算数オリンピックの問題制作に携わり、2017年より三重県数学的思考力育成アドバイザー。
■中学受験応援キャンペーン!究極シリーズアプリプレゼント
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ワンダーファイでは、中学入試の頻出分野である「立体切断」「立体展開」、および算数の基礎となる「計算の工夫」が楽しく学べるアプリを開発しています。
今回は、中学受験生を応援するキャンペーンとして、3種類の「究極シリーズ」アプリを抽選で各3名ずつ、合計9名様にプレゼントします。
参加期間
2025年2月14日(金)18:00〜2025年2月28日(金)23:59
参加方法
▶︎X(旧Twitter)から応募する場合
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ワンダーファイ公式Xアカウント(https://x.com/wonderfyinc)をフォロー
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キャンペーン投稿をリポスト
▶︎Instagramから応募する場合
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ワンダーファイ公式Instagramアカウント(https://www.instagram.com/wonderfyinc/)をフォロー
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キャンペーン投稿に「いいね」
ご希望のアプリを、コメント欄にご記入ください。
詳細や応募規約については、下記URLをご確認ください。
https://wonder-think.notion.site/19832ba6e21780db9f8dd9ac78d38325
「究極シリーズ」アプリについて:
「究極シリーズ」は、中学受験に挑む子どもたちが「楽しみながら算数の学習を進められる」 ように開発されたアプリ教材です。
ワンダーファイ株式会社が開発し、株式会社こうゆう(花まるグループ) が運営しています。
「究極の立体<切断>」
https://cubecut.ultimate-math.com/
「究極の立体<切断>」
https://expansion.ultimate-math.com/
「究極の計算」
https://calculation.ultimate-math.com/
■ワンダーファイ株式会社について
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ワンダーファイは、世界中の子どもから「知的なわくわく」を引き出すための教材やコンテンツを開発・運営する会社です。STEAM教育の新しい通信教材「ワンダーボックス」 や、150ヶ国300万人の子どもが楽しむ思考力が育つアプリ「シンクシンク」を運営しています。国際的な算数大会の問題などを多数制作・監修している、STEAM/STEM教材・思考力教材のパイオニアです。
2018年11月には、世界最大の教育ベンチャーのコンペ「Global EdTech Startups Awards (GESA)」の日本予選にて最優秀賞を受賞(*1)。また、SXSW EDUなど、世界的な教育フォーラムに日本代表として出展、登壇などを行ってきた実績があります。
2020年2月、STEAM教育領域の新しい通信教育「ワンダーボックス」を発表しました(*2)。
2022年12月14日に、社名をワンダーラボから「ワンダーファイ株式会社」に変更しました(*3)。
ワンダーファイ株式会社 公式HP:https://wonderfy.inc/
(*1) https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000028.000012970.html
(*2) https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000043.000012970.html
(*3) https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000091.000012970.html
■報道関係者お問い合わせ
ワンダーファイ株式会社 広報チーム
メールアドレス: pr@wonderfy.inc
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