LAPがさらに進化。統合データ分析プラットフォームに!人流×外部データの分析・可視化が可能
人流データとCRM・POS・アンケート等の統計データを地図上で統合可視化・分析。エリア戦略、販促、CRM施策における精度の高い意思決定を支援。
クロスロケーションズ株式会社(本社 :東京都渋谷区、代表取締役:小尾 一介、以下「クロスロケーションズ」)は、自社開発の人流データ分析プラットフォーム「Location AI Platform®(以下、LAP)」において、企業が保有する各種データや外部データを地図上で統合・可視化・分析できる新機能「統合データ分析機能」を正式リリースしました。これにより、店舗運営、販売戦略、CRM施策、施設配置、潜在顧客把握、など多様な目的において、人流とエリアを起点としたデータ分析による意思決定を飛躍的に高度化できます。LAPは先に実装した生成AI機能に加えて、本機能の追加により「実世界の人々の動き」を精度高く分析できるプラットフォームとなりました。LAPユーザーは追加の費用なくこれらの機能を利用できます。

新機能の概要
これまでの人流分析プラットフォームLAPでは、人の動きを捉えた人流データ分析結果を地図上に可視化することで、店舗周辺の通行量や滞在傾向、曜日別変化などを直感的に把握でき、さらにその分析データをダウンロードして多角的な分析に活用することが可能でした。
今回の機能追加により、LAPユーザーの企業や団体は、自社で保有するCRMデータやPOSデータ、アンケート結果、外部から取得した統計データ(国勢調査・カード決済・購買データなど)をLAPにアップロードし、人流データと統合して地理空間上に可視化・分析することが可能になります。これにより、「実際の行動(人流)」と「背景にあるデータ(属性や購買履歴など)」を結びつけた、“実勢に基づく分析”が誰でもすばやく行えるようになります。

主な対象データ例(※住所コードベースで統合可能)
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CRMデータ(会員属性、来店履歴など)
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POSデータ(購買履歴、売上実績など)
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アンケート回答などの独自調査データ
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公的統計データ(国勢調査、昼夜人口、世帯属性など)
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サードパーティーデータ(カード決済、リサーチ会社提供の外部データ等)
これらの多様なデータを人流データと地図上で統合・可視化することで、人の実際の動きと属性・購買傾向などの背景情報が空間的に結びつき、「どこで売上が動いたのか」「販促はどのエリアで効果があったのか」といった問いに対して、直感的かつ定量的に“見える化”された答えを導き出せるようになります。また、部門を超えたデータ共有と戦略立案・意思決定を強力に支援します。

新機能の特徴
・地図上に多様な統合データを可視化
企業が保有・取得したCRMやPOSなどの会員属性、購買履歴、来店頻度データを人流分析プラットフォームのLAPに連携することで、人流データと重ねて表示・分析が可能になり、さまざまな傾向を可視化できます。
・商圏の実態と販促結果を“空間的”に可視化
来訪者の傾向・滞在傾向・購買履歴・利用傾向などさまざまなデータを組み合わせ、「どこで売上が動いたのか」「施策が効いたのはどのエリアか」を見える化できます。「行動の“なぜ”」を可視化し、課題やチャンスのインサイトを見つけることができます。
・ダッシュボード活用で即時に部門間共有
ヒートマップや属性分布など、グラフを用いたインターフェースで、誰でも直感的に読み解けるダッシュボード形式でご利用になれます。現場・企画・経営層が共通の視点でデータを基に議論・判断ができます。

生成AIと連携した人流データの次なる活用へ
今回の新機能である「統合データ分析機能」により、企業が保有するCRMデータやPOSデータなどと、人のリアルな動きを捉えた人流データを地図上で統合・分析できるようになったことで、単なる地図上の「可視化」ではなく、“人の流れと空間に根差した行動理解”が可能になりました。
さらに、この地図上での分析結果をCSV形式で出力してファイルをダウンロードできるため、これらの統合データを生成AIモデルに入力することで従来のGISでは見えなかった「実行動×背景属性」の関係性を、分析して共有する次世代の地理・空間分析環境が実現します。
これにより、「顧客属性と来訪傾向の相関や変化の算出」や「商圏の変化予測や新たなターゲット候補の抽出」など、より高度な分析を実現することができます。
主な活用シーン
1.小売・流通業界
店舗来訪客と自社会員の丁目別分布傾向分析
個別店舗周辺エリアの丁目別来訪数ランキングとその丁目の自社会員の数値を可視化・比較することで、潜在顧客の居住地を把握、有効な施策の計画立案に活用。
2.飲食業界
店舗来訪客のエリアと商品売上データの関連付け
店舗来店客の各居住地における「売れ筋データ」を連携させてライフスタイルを分析。最適なメニュー構成や人員配置を計画し、顧客体験を強化。
3.公共、観光
個別施設来訪者と他施設会員データを連携して分析
駅、公園、図書館、公共施設への来訪傾向人流データと他の施設の会員データを関連づけて行動傾向の分布を分析。

利用対象と提供開始日
■対象製品:人流分析プラットフォーム「Location AI Platform®(LAP)」
■サービスURL: https://www.x-locations.com/service/lap/
■提供開始日:2025年6月19日
■利用対象:LAPプラン
LAPをご契約のお客様は追加費用なしで利用いただけます。
※LAP Lite版は対象外となります。
今後の展望:人流データをベースとしたさらなる進化へ
「統合データ分析機能」の実現により、実世界の人流データとさまざまな外部データとの連携が可能になります。さらに、これらの統合データは今後、GAI(Generative AI:生成AI)によって高度に分析されることも可能となります。これにより、レポートの自動生成やスマートフォン広告との連携、潜在顧客へのマーケティング施策の立案など、LAPは人流の可視化にとどまらない多面的な活用が可能となり、より高度なビジネスプラットフォームへと進化していきます。
クロスロケーションズ株式会社について
「多種多様な位置情報や空間情報を意味のある形で結合・解析・視覚化し、誰でも活用できるようにすること」をミッションとしています。位置情報ビッグデータをAIが解析・視覚化する独自技術である「Location Engine™」の開発とビジネス活用クラウド型プラットフォーム「Location AI Platform®」、クラウドサービス「人流アナリティクス®」、訪日外国人の人流データ分析システム「インバウンドアナリティクス+」などの開発および、人流データの活用による企業のビジネス拡大を支援する「Location Marketing Service」、インバウンドデータを活用した広告配信、分析サービスの「Inbound Marketing Service」の提供により‟ロケーションテック”を推進しています。
社名:クロスロケーションズ株式会社
URL:https://www.x-locations.com/
代表者:代表取締役 小尾 一介
所在地:〒150-0022 東京都渋谷区恵比寿南1-2-9 小林ビル6F
事業内容:
・位置情報ビッグデータ解析エンジン「Location Engine™」の開発とビジネス活用のクラウド型プラットフォーム「Location AI Platform®」、クラウドサービス「人流アナリティクス®」、訪日外国人の人流データ分析システム「インバウンドアナリティクス+」の開発・提供。
・次世代の位置情報マーケティングサービス「Location Marketing Service」並びにグローバル人流データを活用した「Inbound Marketing Service」の提供。
■当社の提供する位置情報分析データについて
当社の提供するデータは、ユーザーの許諾を得たスマートフォンアプリからの位置情報データで、ユーザーから個人情報を紐づけない形で完全匿名化の上、分析利用を目的に第三者利用について許諾を得たデータのみを利用しています。(https://www.x-locations.com/privacy-policy/)
分析結果の適格性を担保するため、「元データの偏り(特定キャリアの特定アプリ)」を排除して、全携帯キャリアユーザーの多数のアプリからのデータを完全匿名化して利用しています。当社独自開発の分析エンジンである「Location Engine™」は端末ID、緯度経度情報、タイムスタンプを直接に地図・施設情報と連携して分析することで「メッシュ型位置情報データでの分析」では困難なピンポイントでの分析データも提供することが可能となっています。
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