WWFとセイコーエプソン、世界の森林の保全と回復に向けた3年間のパートナーシップを開始
世界的な環境保全団体であるWWFとセイコーエプソン株式会社(以下、エプソン)は、世界各地の森林の保全と回復に向けた3年間のインターナショナル・コーポレート・パートナーシップを本日より開始します。このパートナーシップは、電機精密業界における日本企業としては初の試みです。また、既に、2022年3月にはWWFシンガポールとエプソングループのEpson Singapore Pte. Ltd.は、東南アジアの海洋保護においても協働を開始しています。
WWFと企業とのパートナーシップは、共通の環境課題の認識とその解決に向けた目的に基づき、WWFとパートナー企業の二者間で、国際的な規模で、(1)持続可能な事業活動の実現、(2)社会への環境コミュニケーション、(3)WWF自然保護プロジェクトへの資金支援の3分野を含む協働を行うものです。
さらに、このたびエプソンは日本の企業として初めてフォレスト・フォワード(注1)に参加する予定です。
本パートナーシップの締結により、エプソンはいくつかの「森林破壊の最前線(注2)」の現場でWWFが実施する森林保全活動や自然回復のための活動への支援を開始します。また、持続可能な社会の実現をともに目指すため、事業における森林資源(紙)の責任ある利用を推進するほか、今後は淡水生態系の保全やサーキュラー・エコノミー(注3)への貢献活動についても共同で検討を進めていきます。
エプソンは、WWFの「人と自然が調和して生きられる持続可能な未来の実現を目指す」という考えに賛同し、WWFが東南アジアや南米など世界各地で行う森林保全活動に対して、2023年3月から3年間で2億4千万円の寄付を予定しています。
エプソンの代表取締役社長 小川恭範は次の様に述べています。「今回の締結を大変喜ばしく思っています。世界は危機的な環境問題に直面しており、手遅れになる前に、地球上の生物多様性を維持するために今すぐ行動することが不可欠です。このパートナーシップは、環境を保護し、廃棄物を削減し、天然資源の持続可能な利用を守るというエプソンの取り組みを反映したものです。人と自然が共生できる未来を目指すWWFは、エプソンの目指すところと合致しており、今回賛同致しました」
また、WWFジャパン事務局長の東梅貞義は、「森の未来のために、エプソンとWWFが意欲的なパートナーシップを結べたことを歓迎します」と述べています。 「これは一企業のコミットメントであるだけでなく、私たち人類の全てが依存している生物多様性の減少、特に森林の減少を防ぎ回復させるために、民間企業の先進的取り組みを加速させるための重要な一歩を反映しています」
気候変動に関する国連会議であるCOP27や、生物多様性に関する国連会議のCOP15など、最近の世界的な議論から、森林とその生態系の価値への認識が、かつてなく高まっていることは明らかです。持続可能な社会を構築するために、早急な行動と変革が必要とされています。
WWFとエプソンは、フォレスト・フォワードプログラムへの参加、および本パートナーシップを通じて、エプソンのサプライチェーンにおいて森林管理の改善と自然の回復をすすめ、脅威にさらされた森を救うことを目指します。
■WWFジャパンの実施する森林保全プロジェクトについて
東南アジアや南米など森林減少の現場での森林生態系の保全や森林減少の要因となっている農林畜産物の持続可能な生産への転換、そして消費国としての貢献度の大きい日本での持続可能な利用の推進などを行なっています。
(右)持続可能な農業を推進するための活動を展開。森林保全など環境への配慮だけでなく、小規模な農家の生計向上への貢献も目指している(東南アジア)©︎WWF Japan。
(注1)フォレスト・フォワード
WWFのフォレスト・フォワードは、企業、地域社会、その他の主要な森林関係者などのステークホルダーと、自然、人、気候のために森林の価値評価、管理、保護、回復のあり方を変革することを目的としたプログラムです。詳しくは
https://www.worldwildlife.org/initiatives/forests-forward
(注2)森林破壊の最前線
森林が急速に失われ、かつ残された森林もさらなる減少の危機にある場所を意味するもので、2021年1月にWWFが発表したもの。本報告書によれば2004年から2017年の間に世界24カ国の「森林破壊の最前線」で4300万ヘクタール以上の森林が消失した。詳しくは
WWFジャパン:「森林破壊の最前線」最新報告書を発表
https://www.wwf.or.jp/activities/activity/4547.html
(注3)サーキュラー・エコノミー
従来型の大量生産・大量廃棄に基づく一方通行のビジネスとは対照的に、製品やサービスを設計する段階から新たな資源の投入や廃棄をできるだけゼロに近づけるようにデザインした上で、限りある資源を循環させながら可能な限り永く使い続け、廃棄物をなくしていく循環型の社会経済システムのこと。
【WWFについて】
WWFは100カ国以上で活動している環境保全団体で、1961年にスイスで設立されました。人と自然が調和して生きられる未来をめざして、サステナブルな社会の実現を推し進めています。特に、失われつつある生物多様性の豊かさの回復や、地球温暖化防止のための脱炭素社会の実現に向けた活動を行なっています。
https://www.wwf.or.jp/
【セイコーエプソンについて】
セイコーエプソンは、国内19社、海外61社のグループ企業とともにプリンティングソリューションズ事業をはじめとしたさまざまな事業を展開しています。エプソングループのパーパス「『省・小・精』から生み出す価値で、人と地球を豊かに彩る」を起点に、地球環境問題をはじめとするさまざまな社会課題の解決を目指すとともに、2050年までには「カーボンマイナス」「地下資源(原油、金属などの枯渇性資源)消費ゼロ」を掲げています。
https://corporate.epson/ja/
さらに、このたびエプソンは日本の企業として初めてフォレスト・フォワード(注1)に参加する予定です。
本パートナーシップの締結により、エプソンはいくつかの「森林破壊の最前線(注2)」の現場でWWFが実施する森林保全活動や自然回復のための活動への支援を開始します。また、持続可能な社会の実現をともに目指すため、事業における森林資源(紙)の責任ある利用を推進するほか、今後は淡水生態系の保全やサーキュラー・エコノミー(注3)への貢献活動についても共同で検討を進めていきます。
エプソンは、WWFの「人と自然が調和して生きられる持続可能な未来の実現を目指す」という考えに賛同し、WWFが東南アジアや南米など世界各地で行う森林保全活動に対して、2023年3月から3年間で2億4千万円の寄付を予定しています。
エプソンの代表取締役社長 小川恭範は次の様に述べています。「今回の締結を大変喜ばしく思っています。世界は危機的な環境問題に直面しており、手遅れになる前に、地球上の生物多様性を維持するために今すぐ行動することが不可欠です。このパートナーシップは、環境を保護し、廃棄物を削減し、天然資源の持続可能な利用を守るというエプソンの取り組みを反映したものです。人と自然が共生できる未来を目指すWWFは、エプソンの目指すところと合致しており、今回賛同致しました」
また、WWFジャパン事務局長の東梅貞義は、「森の未来のために、エプソンとWWFが意欲的なパートナーシップを結べたことを歓迎します」と述べています。 「これは一企業のコミットメントであるだけでなく、私たち人類の全てが依存している生物多様性の減少、特に森林の減少を防ぎ回復させるために、民間企業の先進的取り組みを加速させるための重要な一歩を反映しています」
気候変動に関する国連会議であるCOP27や、生物多様性に関する国連会議のCOP15など、最近の世界的な議論から、森林とその生態系の価値への認識が、かつてなく高まっていることは明らかです。持続可能な社会を構築するために、早急な行動と変革が必要とされています。
WWFとエプソンは、フォレスト・フォワードプログラムへの参加、および本パートナーシップを通じて、エプソンのサプライチェーンにおいて森林管理の改善と自然の回復をすすめ、脅威にさらされた森を救うことを目指します。
■WWFジャパンの実施する森林保全プロジェクトについて
東南アジアや南米など森林減少の現場での森林生態系の保全や森林減少の要因となっている農林畜産物の持続可能な生産への転換、そして消費国としての貢献度の大きい日本での持続可能な利用の推進などを行なっています。
(左)トラやオランウータンなどの野生生物が生息する希少な熱帯林と泥炭湿地の保全に取り組む。周辺の森林は製紙原料やパーム油生産などのために減少している© Anton Vorauer / WWF
(右)持続可能な農業を推進するための活動を展開。森林保全など環境への配慮だけでなく、小規模な農家の生計向上への貢献も目指している(東南アジア)©︎WWF Japan。
(注1)フォレスト・フォワード
WWFのフォレスト・フォワードは、企業、地域社会、その他の主要な森林関係者などのステークホルダーと、自然、人、気候のために森林の価値評価、管理、保護、回復のあり方を変革することを目的としたプログラムです。詳しくは
https://www.worldwildlife.org/initiatives/forests-forward
(注2)森林破壊の最前線
森林が急速に失われ、かつ残された森林もさらなる減少の危機にある場所を意味するもので、2021年1月にWWFが発表したもの。本報告書によれば2004年から2017年の間に世界24カ国の「森林破壊の最前線」で4300万ヘクタール以上の森林が消失した。詳しくは
WWFジャパン:「森林破壊の最前線」最新報告書を発表
https://www.wwf.or.jp/activities/activity/4547.html
(注3)サーキュラー・エコノミー
従来型の大量生産・大量廃棄に基づく一方通行のビジネスとは対照的に、製品やサービスを設計する段階から新たな資源の投入や廃棄をできるだけゼロに近づけるようにデザインした上で、限りある資源を循環させながら可能な限り永く使い続け、廃棄物をなくしていく循環型の社会経済システムのこと。
【WWFについて】
WWFは100カ国以上で活動している環境保全団体で、1961年にスイスで設立されました。人と自然が調和して生きられる未来をめざして、サステナブルな社会の実現を推し進めています。特に、失われつつある生物多様性の豊かさの回復や、地球温暖化防止のための脱炭素社会の実現に向けた活動を行なっています。
https://www.wwf.or.jp/
【セイコーエプソンについて】
セイコーエプソンは、国内19社、海外61社のグループ企業とともにプリンティングソリューションズ事業をはじめとしたさまざまな事業を展開しています。エプソングループのパーパス「『省・小・精』から生み出す価値で、人と地球を豊かに彩る」を起点に、地球環境問題をはじめとするさまざまな社会課題の解決を目指すとともに、2050年までには「カーボンマイナス」「地下資源(原油、金属などの枯渇性資源)消費ゼロ」を掲げています。
https://corporate.epson/ja/
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