中野区 × NPOカタリバ、10代が描く“理想の中野”、若者が示す“これからの中野”成果報告会開催

小中高生による区長への意見表明〈11/23〉と、若者による政策提言〈12/14〉を中野区役所で開催

認定特定非営利活動法人カタリバ(本部:東京都中野区、代表理事:今村久美、以下カタリバ)は、東京都中野区から受託し、子ども・若者の声を地域づくりに活かす「中野ティーンズ会議」「中野若者会議」に取り組んできました。この度、区長への意見表明や政策提言を行う場として報告会を開催します。

「意見や気持ちを聞いてもらえない」届きにくい子ども・若者の声を起点に、より良い地域づくりへ

昨今の若者の意識調査では、自分の意見が社会とつながっている時間を得にくい層が一定数いることが示されています。

内閣府の調査では約6割の若者が"自分に関係することについて、意見や気持ちを聞いてもらえていない"と回答し(*1)、日本財団の調査でも「自分の行動で、国や社会を変えられると思う」と答えた若者は、比較対象となった6カ国の中で最も低い結果となりました。(*2)

こうした子ども・若者を取り巻く状況への注目が高まるなか、2023年4月に施行されたこども基本法において、子ども・若者が意見を表明する機会と、多様な社会活動に参画する機会を確保することが基本理念として明記されました。(*3)

中野区では、この動きに先駆けて、2003年に「中野ハイティーン会議」を開始し、2023年には「子どもの権利に関する条約」を定めるなど、20年以上にわたり子ども・若者が地域に参画する文化を築いてきました。

カタリバは2022年より本プロジェクトに参画し、10代の子どもの意見形成や表明する機会「中野ティーンズ会議」と若者の声を届ける「中野若者会議」を中野区より受託し、運営しています。

また、2024年の中野区へのカタリバの本社移転を機に、地域の一員として、行政の取り組みと連携しながら、子ども・若者の学びと参画が育まれる環境づくりに関わっています。

この度、中野区からの受託を受け、カタリバが運営する「中野ティーンズ会議」「中野若者会議」において、今年度の取り組みの成果となる意見表明および政策提言の報告会を開催します。

この取り組みは、中野区内に在住・在学・在勤の子ども・若者が地域課題に向き合い、自らの声を社会へ届ける機会と位置づけています。

小中高生が考える"理想の中野"「中野ティーンズ会議」報告会

小中高生を対象とする「中野ティーンズ会議」では、約半年間にわたり「商店街」「生徒会」「中高生の居場所」など7つのテーマに分かれて活動してきました。区役所でアイデアを話し合うだけでなく、実際に地域に飛び出してチャレンジに踏み出しました。

この度、活動の集大成として、これまでのチャレンジをもとに感じたことを、中野区長へプレゼンテーションする意見表明の報告会を開催します。

■「中野ティーンズ会議」報告会

・日 時:2025年11月23日(日) 13:00-17:00

・場 所:中野区役所 6F 会議室(東京都中野区中野4-11-19)

・内 容:小中高生が“理想の中野”のためのアイデアとアクションを区長へ直接提案する

・参加方法:観覧および取材をご希望の方は事前予約制
・事業詳細・申込:https://www.city.tokyo-nakano.lg.jp/kosodate/wakamonoshien/highteenkaigi.html

・観覧申込締切:2025年11月20日(木)
・取材申込:https://www.katariba.or.jp/report/(〆切:2025年11月22日(土)正午)

※当日は取材に制限があり、ご希望に添えない場合があります。あらかじめご了承ください。

※取材希望の場合は、事前申込必須となり、当日の飛び入りの取材はお断りする可能性があります。

若者の視点から"これからの中野"を描く「中野若者会議」政策提言イベント

おおむね18歳から39歳を対象とする「中野若者会議」は、「まちを知ろう」「健康になるつながりづくり」などの4つのテーマに分かれて活動し、政策提言の作成に取り組んでいます。

約半年間の活動を通して、参加者はフィールドワークや関係者へのヒアリング等を通じて、現場の課題を把握し、議論を重ねながらアイデアを創出し、具体的なアクションの実践に取り組んできました。これらの実践を通して得られた知見を整理し、政策提言として区長へプレゼンテーションします。

報告会では、活動の成果を広く共有するため、プレゼンテーションだけでなく、テーマごとの交流の機会も設けます。

■「中野若者会議」報告会

・日 時:2025年12月14日(日) 13:00-17:00

・場 所:中野区役所 1F ナカノバ(東京都中野区中野4-11-19)

・内 容:調査・アクション・議論を踏まえた若者による政策提言

・参加方法:当日参加可能(取材の場合は事前に連絡)
・申込開始:2025年12月上旬予定

・事業詳細:https://www.city.tokyo-nakano.lg.jp/kosodate/wakamonoshien/wakamonokaigi.html
・取材申込:https://www.katariba.or.jp/report/(〆切:2025年12月11日(木)正午)

※取材希望の場合は、事前連絡必須となり、当日の飛び入りの取材はお断りする可能性があります。

認定特定非営利活動法人カタリバとは

どんな環境に生まれ育っても、未来を自らつくりだす意欲と創造性を育める社会を目指し、2001年から活動する教育NPOです。高校への出張授業プログラムから始まり、2011年の東日本大震災以降は子どもたちに学びの場と居場所を提供、2020年以降は経済的事情を抱える家庭にオンライン学習支援を行う、メタバース空間を活用し不登校の子どもたちを支援するなど、社会の変化に応じてさまざまな教育活動に取り組んでいます。

<団体概要>
設立 : 2001年11月1日
代表 : 代表理事 今村久美
本部所在地 :東京都中野区中野5丁目15番2号
事業内容 :高校生へのキャリア学習・プロジェクト学習プログラム提供(全国)/被災地の放課後学校の運営(岩手県大槌町・福島県広野町)/災害緊急支援(全国)/地域に密着した教育支援(東京都文京区)/困窮世帯の子どもに対する支援(東京都足立区・全国)/外国ルーツの高校生支援(東京都)/不登校児童・生徒に対する支援(島根県雲南市・全国)/子どもの居場所立ち上げ支援(全国)
URL: https://www.katariba.or.jp

問い合わせ

・報告会および事業に関するお問い合わせは中野区へお問い合わせください。

中野区 子ども教育部 子ども・教育政策課 子ども政策調整係

・取材に関するお問い合わせは下記フォームにご入力ください。

https://www.katariba.or.jp/report/



【出典】

*1 こども家庭庁 長官官房参事官(総合政策担当)『我が国と諸外国のこどもと若者の意識に関する調査(令和5年度)』

https://www.cfa.go.jp/assets/contents/node/basic_page/field_ref_resources/d0d674d3-bf0a-4552-847c-e9af2c596d4e/3b48b9f7/20240620_policies_kodomo-research_02.pdf

*2 日本財団 2024年4月3日 『18歳意識調査 第62回 −国や社会に関する意識(6カ国調査)−」報告書』

https://www.nippon-foundation.or.jp/wp-content/uploads/2024/03/new_pr_20240403_03.pdf

*3 こども家庭庁 令和5年4月1日 『こども基本法』

https://www.cfa.go.jp/laws#basiclaw

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会社概要

URL
https://www.katariba.or.jp/
業種
財団法人・社団法人・宗教法人
本社所在地
中野5-15-2
電話番号
03-5942-9646
代表者名
今村久美
上場
未上場
資本金
-
設立
2001年11月