「Currents Art Award 2024」受賞者が決定。最優秀賞に中村直人、優秀賞に草野絵美・松田将英。

“アーティストの新たな挑戦”を形にすることを目的に昨年新設されたアートアワード。今秋にWALL_alternativeでのグループ展、2026年にhakari contemporaryでの個展を開催。

Currents Art Award実行委員会(事務局:エイベックス・クリエイター・エージェンシー株式会社)が主催する「Currents Art Award 2024」において最優秀賞、優秀賞が決定しましたのでお知らせいたします。

Currents Art Awardは、現代美術の領域において「新たな流れ」を生み出す可能性のあるアーティストを選出し、現状では実現が難しい企画や作品制作を含む「アーティストの新たな挑戦」を形にすることを目的に設立されたアートアワードです。

初開催となった「Currents Art Award 2024」では、400組以上のアーティストにご応募いただき、一次審査の書類審査を通過したアーティスト20名に関しては、二次審査としてプレゼンテーション審査を行い、さまざまな領域で活動する9名のレビュワーの皆様の意見も参考に協議した結果、最優秀賞に中村直人、優秀賞に草野絵美・松田将英を選出することを決定しました。

最優秀賞を受賞した中村直人には賞金200万円、優秀賞受賞者2名には賞金50万円が贈呈されます。さらに、今年秋には受賞者3名によるグループ展が西麻布「WALL_alternative」にて、2026年には各アーティストの個展が京都「hakari contemporary」にて開催される予定です。

また、本日、最優秀賞受賞者である中村直人のインタビュー映像がアート専門番組「MEET YOUR ART」にて公開されました。

URL:https://youtu.be/iyXMUG2Zdqk

Currents Art Award実行委員会総評

最終審査では、黒沢聖覇、小池藍、斯波雅子、坂井佳奈子、西野達、服部浩之、森山未來、吉田山、渡邊賢太郎ら、多様なバックグラウンドを持つ9名のレビュワーの皆様とともに審査を行いました。

選出された20名のアーティストによるプレゼンテーションでは、異なる次元の現象と私たちの社会とをつなぐ試み、純粋な創作意欲を貫く壮大なプラン、見過ごされがちな視点を鮮やかに浮かび上がらせる提案など、多様なアプローチが見られました。

最終的に、発展性と展開力、新規性と挑戦性、時代性とメッセージ性の観点から、3名のアーティストを選出しました。特に「時代性とメッセージ性」においては、現代の社会情勢を背景に、アーティストの視点がどのように作品となって表現されるのか、また作品やプランが鑑賞者に新たな視点や希望をもたらすかを重要な評価のポイントとしました。

本アワードが選出したアーティストたちの今後の活躍に期待するとともに、彼らの作品がより広い場で展開されるよう、賞金や副賞にとどまらず、今後の活動を全力で支援していきます。

受賞者コメント

最優秀賞:中村直人

作家と名乗るにはまだ早いのかもしれないと自覚しながらも、そのタイミングは決して計れず、時間と共に固まっていくのだろうと思っていた矢先の知らせでした。終わりの見えないレタッチ立ち合いの最中でしたが、その連絡を受けて終電のない深夜にも関わらず、やや軽快に都内を散歩したことを覚えています。これがいっときの盛り上がりとして消化されるのではないかという患いもない交ぜとなりましたが、作りつづけることでしか気を紛らわす事はできないのだと思います。今回を突然舞い込んだ不思議な追い風として、新たな展示や制作により執着していきたいです。

優秀賞:草野絵美

これまで私はAIやブロックチェーンなど非物質的なメディウムと向き合いながら、デジタルの中で描いてきました。だからこそそこから「手触り」のある作品に向き合ってみたいという願望が湧いてい来ました。カレンツアートアワードは、そんな個人的な想いに光を当ててくれました。優秀賞として評価していただけたことを、とても嬉しく思います!頑張ります!

優秀賞:松田将英

この度の賞を光栄に思います。これまで様々な形で活動を支援してくださった皆さまに心より感謝申し上げます。

【Currents Art Award 2024概要】

https://currentsartaward.com/

対象作品:現代美術作品全般(平面、写真、立体、テキスタイル、映像、デジタル、メディアアート、インスタレーション作品なども含む)

最優秀賞:

1名 賞金200万円(税抜)

優秀賞:

2名 賞金50万円(税抜)

副賞:

副賞については、最優秀賞と優秀賞のいずれにも同様の内容が贈呈されます。

hakari contemporaryでの個展の開催

hakari contemporary(京都)にて、展示企画や制作作品案に基づいた個展を実際に開催いただきます。なお個展に関しては必ず2026年10月までに開催をお願いいたします。

作品制作費(金額要相談)、展示設営費、作品輸送費などは賞金とは別途負担いたします。

WALL_alternativeでのグループ展への参加

MEET YOUR ARTが運営するWALL_alternative(東京)でのグループ展にご参加いただきます。

アート専門メディア「MEET YOUR ART」でのインタビュー撮影と公開

その他、作家活動における様々なサポートを予定

主催:Currents Art Award実行委員会

事務局:エイベックス・クリエイター・エージェンシー株式会社

【hakari contemporaryについて】

2024年2月、京都市の神宮道にオープンしたコンテンポラリーアートギャラリー。建築や不動産などを主業とする株式会社基住によって設立、運営が行われている。同時代を生きる優れたアーティストやキュレーターによって企図されるも、採算性などの観点から実行の難しい実験的作品やエキシビションを、アーティストやキュレーターを支援、協働することで率先して実現することで、より広範な社会と人々に対してより良い変化をもたらす存在となることを志向する。

【WALL_alternativeについて】

現代美術を中心とした作品を展示・販売するアートギャラリーを軸に、ナチュラルワインを中心に扱うバーを併設した夜のオルタナティヴスペース。

アートを軸に様々なカルチャーの発信拠点として、多様な人が集まり有機的に交差することで、新しいムーヴメントが生まれる特異性のある空間を目指す。

空間設計は建築家・萬代基介が担当している。

【Currents Art Awardに関するお問い合わせ先】

Currents Art Award事務局 E-MAIL:CAA@av.avex.co.jp

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会社概要

URL
https://avex-bd.com/
業種
情報通信
本社所在地
東京都港区三田1-4-1 住友不動産麻布十番ビル
電話番号
-
代表者名
加藤信介
上場
未上場
資本金
-
設立
2020年07月