「薬を処方する時に薬価を考慮するか?」について、医師の約5割は「考慮することもある」と回答
MedPeer会員医師へのアンケート調査
医師10万人以上(国内医師の3人に1人)が参加する医師専用コミュニティサイト「MedPeer(メドピア)」(https://medpeer.jp)を運営するメドピア株式会社(東京都中央区、代表取締役社長:石見 陽)は、会員医師を対象に、「薬剤処方時に薬価を考慮するか?」についてのアンケートを実施いたしました。
■調査結果:「薬剤処方時に薬価を考慮するか?」
(回答者:MedPeer会員医師3,000人、調査期間:2018/5/10)
■サマリー
■回答コメント(一部を抜粋)
「考慮することもある」 1,407件
・まずは薬効が第一であるが、ほぼ同程度と考えられる場合には医療費を考慮し安価なものを選ぶ。(30代、一般外科)
・代替えがないものはやむを得ないですが、ある場合は考慮します。(50代、小児科)
・院外処方でジェネリック医薬品となれば、大きな差は出ませんが、同効薬内で時々考慮します。(40代、消化器内科)
・新薬など高めの薬は、患者さんの背景や投薬によるメリットがかなりあるか考えて処方する。(40代、一般内科)
・高い薬なのに、飲み忘れが多い場合は、中止や他薬への変更を検討します。(30代、一般内科)
・以前は全く考慮せず、効能優先で処方していたが、患者さんからの意見で考慮することが必要な場合があると感じている。(70代以上、心療内科)
・患者さんのコスト意識も高くなってきており、患者さんによっては薬価を考慮することもあります。(60代、一般内科)
「大いに考慮する」 715件
・患者負担は常に意識しています。(50代、家庭医療)
・高価な薬を嫌がる患者さんもいます。(50代、消化器内科)
・患者さんの経済状況、治療予後、医療経済的問題を考えて処方する必要があるので。(30代、産婦人科)
・今の時代は当然考慮しなければ患者さんはしっかり支払金額をみていると思います。(50代、アレルギー科)
・社会保障費の無秩序な増大を防ぐ必要があります。(50代、整形外科・スポーツ医学)
・医師も患者も個人個人がもっと意識しないと、とてもこの制度はもたない。(50代、一般外科)
・基本的にはジェネリック優先、高額な薬はなるべく使わないようにしています。(40代、一般内科)
「あまり考慮しない」 464件
・薬価まで覚える余裕ありません。電子カルテに処方と同時に薬価がでれば考えます。(50代、呼吸器内科)
・考えていたら、外来をさばけない。(40代、一般内科)
・小児科であり、ほとんどは小児医療で患者負担がないため。(50代、小児科)
・そこまで高い薬価の薬を処方することがないため。(40代、皮膚科
・効果の方を重視する、安価だからといって使用しても効果がなければかえって医療費がかかる。(50代、心療内科)
・院外処方のため、薬価をほとんど知らない。(60代、アレルギー科)
・薬価はあまり気にしないが、無駄な薬は出さない。(60代、産婦人科)
「どちらとも言えない」 294件
・基本的にはジェネリックを処方しています。ただ、必要な薬が高いのは仕方がないのでは。(50代、一般内科)
・院外処方で、一般名の処方なので何とも言えません。(60代、耳鼻咽喉科)
・不必要と思われる薬剤は、極力処方しないようにしてはいるが、害が少ないと思われ、他医が処方を続けている薬は、それを頼りに強く希望される場合、処方してしまう場合はある。(60代、一般外科)
・製薬会社も支えないといけない。(50代、脳神経外科)
「全く考慮しない」 120件
・目の前の患者さんに最適な薬を処方するのみです。(60代、眼科)
・そんなことより必用な薬だけ処方しましょう。それだけで医療費は削減されます。(50代、小児科)
・基本的に効能のみで判断しています。(50代、健診・予防医学)
・薬価よりも薬剤数は気にします。(50代、耳鼻咽喉科)
・薬剤費は割合としては大きくない。パチンコの売り上げの半分以下です。内科系は薬剤が無ければ何も出来ない。高価な新薬のおかげで肝癌が激減したりしているのも事実です。(60代、放射線科)
・薬価を把握していません。(60代、一般内科)
■調査概要
調査期間:2018/5/10
有効回答:3,000人(回答者はすべて、医師専用コミュニティサイトMedPeerに会員登録をする医師)
調査方法:MedPeer内の「ポスティング調査」コーナーにおいて、医師会員からご投稿頂いたテーマをもとに、以下の質問を投げかけました。
■引用・転載時のお願い
本調査結果の引用・転載時には、必ず下記のとおりクレジットを明記いただけますようお願いいたします。
・医師専用コミュニティサイト「MedPeer」調べ、と明記ください。
・WEB上での引用に際しましては、「MedPeer」に https://medpeer.jp へのリンク付与をお願いします。
【メドピア株式会社について】
「Supporting Doctors, Helping Patients.」をミッションとして、医師同士が臨床経験を共有する医師専用のコミュニティサイト「MedPeer」を運営。現在10万人以上の医師(日本の医師の3人に1人)が参加し、医薬品や疾患に関する医師の”集合知”を形成。グループ全体では、医師によるオンライン健康相談プラットフォーム「first call」や、管理栄養士による食生活コーディネートサービス「ダイエットプラス」を展開。医師プラットフォームを基盤に、医師向けの臨床支援サービスや一般向け健康増進・予防サービスを展開し、「医療の再発明」を目指す。
参照URL:https://medpeer.co.jp/
◆本プレスリリースにするお問い合わせ先
メドピア株式会社 広報担当 藤野・田中
電話:03-4405-4905
メール:pr@medpeer.co.jp
(回答者:MedPeer会員医師3,000人、調査期間:2018/5/10)
■サマリー
- 「患者さんに薬を処方する際、どの程度薬価を考慮に入れて処方していますか?」の質問に対し、3,000人の医師が回答した。結果、最多回答は「考慮することもある」で、約5割(46.9%)を占めた。次いで多かったのは「大いに考慮する」(23.8%)で、「全く考慮しない」と回答した医師は僅か4.0%だった。尚、勤務医・開業医や、年代による結果の差は見られなかった。
- 最多となった「考慮することもある」の回答を見ると、薬価を考慮するケースとして、「患者の経済状況や意向によって意識する」「高額な薬剤を処方する時は考慮する」「同じ効果なら薬価の安い方を選ぶ」と言った声が多かった。
- 2番目に多かった「大いに考慮する」と回答した医師からは、「患者の経済負担を減らすため」という声に加えて、「医療費削減のため」という国家財政や医療制度の維持を意識した声が多く見られた。「全く考慮しない」「あまり考慮しない」と回答した医師からは、「効果や処方数は気にするが、薬価は気にしない」「そもそも薬価を知らない、調べる時間がない」という声や、科目によっては高額な薬剤が少なかったり、小児科など助成により患者負担が少ないことが理由に挙がった。
■回答コメント(一部を抜粋)
「考慮することもある」 1,407件
・まずは薬効が第一であるが、ほぼ同程度と考えられる場合には医療費を考慮し安価なものを選ぶ。(30代、一般外科)
・代替えがないものはやむを得ないですが、ある場合は考慮します。(50代、小児科)
・院外処方でジェネリック医薬品となれば、大きな差は出ませんが、同効薬内で時々考慮します。(40代、消化器内科)
・新薬など高めの薬は、患者さんの背景や投薬によるメリットがかなりあるか考えて処方する。(40代、一般内科)
・高い薬なのに、飲み忘れが多い場合は、中止や他薬への変更を検討します。(30代、一般内科)
・以前は全く考慮せず、効能優先で処方していたが、患者さんからの意見で考慮することが必要な場合があると感じている。(70代以上、心療内科)
・患者さんのコスト意識も高くなってきており、患者さんによっては薬価を考慮することもあります。(60代、一般内科)
「大いに考慮する」 715件
・患者負担は常に意識しています。(50代、家庭医療)
・高価な薬を嫌がる患者さんもいます。(50代、消化器内科)
・患者さんの経済状況、治療予後、医療経済的問題を考えて処方する必要があるので。(30代、産婦人科)
・今の時代は当然考慮しなければ患者さんはしっかり支払金額をみていると思います。(50代、アレルギー科)
・社会保障費の無秩序な増大を防ぐ必要があります。(50代、整形外科・スポーツ医学)
・医師も患者も個人個人がもっと意識しないと、とてもこの制度はもたない。(50代、一般外科)
・基本的にはジェネリック優先、高額な薬はなるべく使わないようにしています。(40代、一般内科)
「あまり考慮しない」 464件
・薬価まで覚える余裕ありません。電子カルテに処方と同時に薬価がでれば考えます。(50代、呼吸器内科)
・考えていたら、外来をさばけない。(40代、一般内科)
・小児科であり、ほとんどは小児医療で患者負担がないため。(50代、小児科)
・そこまで高い薬価の薬を処方することがないため。(40代、皮膚科
・効果の方を重視する、安価だからといって使用しても効果がなければかえって医療費がかかる。(50代、心療内科)
・院外処方のため、薬価をほとんど知らない。(60代、アレルギー科)
・薬価はあまり気にしないが、無駄な薬は出さない。(60代、産婦人科)
「どちらとも言えない」 294件
・基本的にはジェネリックを処方しています。ただ、必要な薬が高いのは仕方がないのでは。(50代、一般内科)
・院外処方で、一般名の処方なので何とも言えません。(60代、耳鼻咽喉科)
・不必要と思われる薬剤は、極力処方しないようにしてはいるが、害が少ないと思われ、他医が処方を続けている薬は、それを頼りに強く希望される場合、処方してしまう場合はある。(60代、一般外科)
・製薬会社も支えないといけない。(50代、脳神経外科)
「全く考慮しない」 120件
・目の前の患者さんに最適な薬を処方するのみです。(60代、眼科)
・そんなことより必用な薬だけ処方しましょう。それだけで医療費は削減されます。(50代、小児科)
・基本的に効能のみで判断しています。(50代、健診・予防医学)
・薬価よりも薬剤数は気にします。(50代、耳鼻咽喉科)
・薬剤費は割合としては大きくない。パチンコの売り上げの半分以下です。内科系は薬剤が無ければ何も出来ない。高価な新薬のおかげで肝癌が激減したりしているのも事実です。(60代、放射線科)
・薬価を把握していません。(60代、一般内科)
■調査概要
調査期間:2018/5/10
有効回答:3,000人(回答者はすべて、医師専用コミュニティサイトMedPeerに会員登録をする医師)
調査方法:MedPeer内の「ポスティング調査」コーナーにおいて、医師会員からご投稿頂いたテーマをもとに、以下の質問を投げかけました。
患者さんに薬を処方する際、どの程度薬価を考慮に入れて処方していますか? 1. 大いに考慮する 2. 考慮することもある 3. どちらとも言えない 4. あまり考慮しない 5. 全く考慮しない |
■引用・転載時のお願い
本調査結果の引用・転載時には、必ず下記のとおりクレジットを明記いただけますようお願いいたします。
・医師専用コミュニティサイト「MedPeer」調べ、と明記ください。
・WEB上での引用に際しましては、「MedPeer」に https://medpeer.jp へのリンク付与をお願いします。
【メドピア株式会社について】
「Supporting Doctors, Helping Patients.」をミッションとして、医師同士が臨床経験を共有する医師専用のコミュニティサイト「MedPeer」を運営。現在10万人以上の医師(日本の医師の3人に1人)が参加し、医薬品や疾患に関する医師の”集合知”を形成。グループ全体では、医師によるオンライン健康相談プラットフォーム「first call」や、管理栄養士による食生活コーディネートサービス「ダイエットプラス」を展開。医師プラットフォームを基盤に、医師向けの臨床支援サービスや一般向け健康増進・予防サービスを展開し、「医療の再発明」を目指す。
参照URL:https://medpeer.co.jp/
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メドピア株式会社 広報担当 藤野・田中
電話:03-4405-4905
メール:pr@medpeer.co.jp
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