HACARUS、第一工業製薬に排水処理施設のAI早期警戒システムを導入
排水処理施設の常時監視により、異常の予兆を捉え操業リスクを低減
株式会社HACARUS(本社:京都市中京区、代表取締役CEO:染田貴志)は、第一工業製薬株式会社(本社:京都市南区、代表取締役社長:山路直貴)の大潟工場において、排水処理施設の安定稼働を支援するAI早期警戒システムを導入したことをお知らせします。
本システムは、HACARUSが開発するAI技術を活用し、24時間365日稼働する排水処理施設における異常の兆候を早期に捉えることを目的としたもので、既に現場での実証と導入が進んでいます。

■導入の背景と課題
第一工業製薬では、「環境負荷低減」を経営の重要課題の一つに掲げ、地域や工場周辺の環境維持の為、製造工程から排出される水の浄化プロセスを担う排水処理施設に対して高度な管理体制を構築してきました。しかしながら、以下のような課題が存在していました:
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異常の検知遅れによる深刻化
現行プロセスでは異常値検出の時点で既に処理槽の状態が悪化していることが多く、回復には多大な時間とコストがかかる。生産ライン停止のリスクにもつながる。 -
常時監視の限界
担当者による定期巡回では、夜間や休日などの異常に迅速に対応できない。 -
判断の属人化
水面のスカム(浮遊汚泥)や泡など、異常の兆候と通常状態の区別が担当者の経験に依存していた。
■導入システムの概要と特長
HACARUSが提供したAI早期警戒システムは、カメラによる水面の常時監視と、映像からの異常兆候の自動検出により、排水処理施設における早期対応を可能にします。屋外環境に対応したAIの判別能力により、以下のような環境課題にも対応しています。
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浮遊物の移動や変化に対応
水面のスカムや油膜が風などで移動しても、広範囲をカバーする映像で捉える構成。 -
天候由来のノイズの抑制
雨や雪などによる映像の乱れを排除し、誤検知を抑制。 -
良性・悪性の識別
泡など処理過程で自然発生する良性の浮遊物と、異常の兆候となるものとを高精度に判別。
これらを実現するにあたり、現場環境での実証を通じて、環境ノイズや変化への耐性を考慮したAIシステムの設計・運用調整が行われ、屋外施設での安定運用の可能性が確認されました。
■導入効果と今後の展望
導入後は、これまで人手による巡回では把握が難しかった時間帯においても、常時監視により異常の兆候を検知できる体制が整い、トラブルの早期対応が可能になりました。また、従来は担当者の経験に依存していた良性・悪性の判断についても、AIによる一定の基準での判定が行えるようになり、判断の標準化と属人化の解消につながっています。今後は、AIが蓄積する映像データをもとに、異常発生の要因分析や運転条件の最適化を図るなど、さらなる業務効率化と環境負荷の低減に向けた取り組みが計画されています。
第一工業製薬株式会社
事業内容:界面活性剤を始めとする各種工業用薬剤や、健康食品などのライフサイエンス関連製品の製造・販売
創立:大正7年8月
本社所在地:京都府京都市南区東九条上殿田町48番地2
代表者:代表取締役社長 山路 直貴
資本金:88億95百万円
URL:https://www.dks-web.co.jp/
株式会社HACARUSについて
『未来を造る人に 次世代の「はかる」を』というミッションを掲げ、少ないデータで、抜本的な問題解決につなげる「AIソリューション」を提供しています。2014年の設立から数多くの企業の問題解決に貢献してきた経験と独自の技術力で、人の知見を資産化し、オペレーションの効率化・省人化を成功させます。データの取得から既存システムとの連携までを一貫して支援し、人間とAIが共存する未来の実現に取り組んでいます。
本社:京都府京都市中京区高宮町206 御池ビル8階
設立:2014年1月
代表者:代表取締役CEO 染田 貴志
資本金:1億円
取材・お問い合わせ:pr@hacarus.com(広報担当)
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