-ゼンリン・長崎県五島市-　五島市における観光DX推進に関する連携協定を締結～観光型MaaSサービス「STLOCAL」の利活用により五島市の観光周遊の活性化を目指す～

　株式会社ゼンリン（本社：福岡県北九州市、代表取締役社長：髙山善司、以下ゼンリン）と長崎県五島市（市長：野口市太郎、以下五島市）は、五島市の観光振興による地域活性化に向けて「五島市における観光DX推進に関する連携協定」を2023年5月16日（火）に締結しました。

　本協定により、ゼンリンが運営する観光情報Webサイト&スマートフォンアプリ「STLOCAL」の導入及び利活用による五島市の魅力発信や、観光周遊を促進する仕組みを構築し、地域活性化に寄与することを目指します。

連携協定　調印式の様子 調印を行った、五島市長　野口 市太郎氏、ゼンリン 執行役員　ビジネス企画室　室長　松山　稔

■協定概要

　令和4年度に五島市が取り組みました「五島版観光型MaaS開発事業」の一環として、令和5年2月から五島列島における観光型MaaS「STLOCAL」の導入及び利活用を開始しました。本サービスの継続的な運営、及び利便性向上の実現のため、下記項目に関する連携・協力を行います。

（1)観光コンテンツの企画・整備及び情報発信

五島市内の各観光エリアにおける周遊プランの企画・整備。「STLOCAL」を通じた周遊プランの情報発信と継続的な観光情報提供のための、データ更新手法の確立。

（2）観光消費拡大への貢献

電子決済や電子クーポンへの対応。　

（3）二次離島へのアクセスの利便性向上

船舶事業者をはじめとする公共交通機関のデジタルチケット推進によるシームレスな移動の実現。

（4）災害時における情報連携

リアルタイムでの運行情報の提供及び有事における観光客への防災情報の提供。

（5）「STLOCAL」で取得したデータの活用

旅行者の移動データの実態把握及び誘客に向けた移動データの利活用。

 

■各者の役割

■観光情報Webサイト&スマートフォンアプリ「STLOCAL」について

　ゼンリンは、日本全国の狭域な地域、「マイクロエリア」が抱える様々な課題に対して、「移動情報」と「地図情報」を活用して解決し、あらゆる地域の活性化に貢献する「ゼンリンマイクロMaaSソリューション」の提供に取り組んでいます。その取り組みの第一弾として、2021年12月22日より観光情報Webサイト、及びスマートフォンアプリ「STLOCAL」を提供しています。

　「STLOCAL」は、“旅するあなたに、そのまちでのとっておきの過ごし方をご提案する”をコンセプトに、Webサイトでは王道観光ルートから再訪したくなるその土地ならではの観光情報を発信しています。また、スマートフォンアプリでは、旅の計画から公共交通・観光施設・体験アクティビティの電子チケットの購入が可能です。現在、五島列島の他に長崎市、佐世保・西九州エリアを展開しています。

観光情報サイト「STLOCAL」：https://stlocal.net/

▲スマートフォンアプリ「STLOCAL」と12のマイクロエリアのイメージ