映画は字幕派?吹き替え派?字幕派が57.8%と優勢!好きな国の映画3位「韓国映画」2位「日本映画」1位は…?【1000人アンケート調査】

映画を見る時に「いつも字幕」の人は4割近くおり、英語が解らなくても「吹き替えには違和感」の理由で字幕で見る人が多くいた。また一番好きな国の映画ランキングは1位が「アメリカ」2位は「日本」という結果に。

株式会社PLAN-B

株式会社PLAN-B(東京本社:東京都品川区、代表取締役:鳥居本 真徳)が運営する、メディア「エラベル」が全国の10代~70代の男女1000人を対象に「字幕 VS 吹き替え!みんなの映画事情を徹底調査!」に関する アンケート調査を実施しました。

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映画は字幕派?吹き替え派?みんなの映画事情を調査!好きな国の映画3位「韓国映画」2位「日本映画」1位は…?【1000人アンケート調査】https://elabel.plan-b.co.jp/english-school/6725/

 

 
  • 調査結果まとめ
①映画を見るときに多いのは「字幕」と回答した人が57.8%おり、英語力のレベルが1(単語も文脈も全く理解できない)であっても「実際の声で聞いた方が声の発し方や言葉のニュアンスでストーリーに深みが出て内容も理解しやすい」といった理由から字幕で見ている人も多く見られた。

②映画を見るときにいつも決めているかの質問では、映画のジャンルや集中して見れないときなどは「吹き替え」で見るなど字幕と吹き替えを使い分ける「ものによる」という人も32.1%いる結果となった。

③今回のアンケートでは英語力のレベルが2(単語も文脈も一部理解でき、なんとなくわかる)の人が626人と群を抜いていたが、映画を見るときに英語力は関係ないことがわかった。

④いつも字幕で映画を見る人では「吹き替えに違和感がある」という意見が圧倒的に多く、いつも吹き替えで映画を見る人では「字幕を目で追うのが疲れる」「一度目を離すと内容がわからなくなる」といった意見が多く見られた。

⑤一番好きな国の映画ランキングの1位は「アメリカ(ハリウッド)映画」668人と、2位の「日本映画」215人に3倍以上の差をつける結果となった。

 
  • 性別と年代

■男女比
・女性:66.9%
・男性:33.1%

■年代
【女性:669人】
・10代:6人
・20代:146人
・30代:272人
・40代:165人
・50代:67人
・60代:12人
・70代以上:1人

【男性:331人】
・10代:2人
・20代:44人
・30代:131人
・40代:98人
・50代:39人
・60代:15人
・70代以上:2人


※アンケート回答者の「居住地」はページ最下部に記載
 
  • 字幕派と吹替え派では57.8%の人が「字幕」と回答し字幕派に軍配が上がる

■映画を見るとき「字幕」と「吹き替え」どっちが多い?
・字幕:57.8%(578人)
・吹き替え:42.2%(422人)


映画を見るときに多いのは「字幕」と回答した人が57.8%でした。

さまざまな国の映画があり、日本映画以外は字幕がつけられているか吹き替えかを選択することになりますが、6割近い人は字幕で映画を見ていることになります。

海外の映画は吹き替えが主流で、そこまで字幕か吹き替えかにこだわりはないようです。しかし、日本では長年映画を字幕で見るか吹き替えで見るかについては度々大論争が巻き起こされ、日本人の永遠のテーマの1つとも言えるでしょう。

そこで気になるのが、日本人の英語力。近年では小学校の必修科目にもなり、2020年からは小学3・4年生で「外国語活動」が始められています。(※2)

日本人は英語が苦手とされていますが、そもそもみなさんの英語力はどれくらいなのでしょうか。

(※2)参考:文部科学省「新学習指導要領全面実施に向けた小学校外国語に関する取組について 」https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo3/004/siryo/__icsFiles/afieldfile/2019/09/11/1420968_2.pdf

■そもそも英語のレベルは?
・レベル1:ちんぷんかんぶん「単語も文脈も全く理解できない」(221人)
・レベル2:少しだけ「単語も文脈も一部理解でき、なんとなくわかる」(626人)
・レベル3:そこそこ「単語や文脈がわかり、日常会話や観光でも支障がない」(137人)
・レベル4:完璧「単語や文脈がわかり、ビジネスシーンにおいても積極的にコミュニケーションが取れる」(16人)


英語のレベルで最も多い回答は「レベル2:少しだけ(単語も文脈も一部理解でき、なんとなくわかる)」が626人でした。

ほかの回答と比べても、群を抜いて圧倒的に多い結果となりましたが、「レベル1:ちんぷんかんぷん(単語も文脈も全く理解できない)」と回答した人も221人いることから、8割以上の人がお世辞にも英語力が優れているとは言えないようです。

映画の字幕は、英語をちゃんと理解できない人にとってはありがたいものですが、字幕を読むことに必死で画面の中の動きに追いつけないことがあると考えられます。

そこで、映画によって字幕か吹き替えかを変えることはあるのかも聞いてみました。
 
  • 映画を見るときは「いつも字幕」が38.9%と最多に

■映画を見るときはいつも決まってる?
・いつも字幕:38.9%(389人)
・ものによる:32.1%(321人)
・いつも吹き替え:29.0%(290人)


映画を見るときにいつも字幕か吹き替えかの質問で最も多い回答は「いつも字幕」38.9%でした。

4割近い人が映画を見るときは字幕とこだわっているようですが、「ものによる」「いつも吹き替え」もそれぞれ約3割の人が回答していることから、映画の字幕や吹き替えは好みの問題であると考えられます。

英語のレベルと結果に関係があるか分析してみると、「レベル4:完璧(単語や文脈がわかり、ビジネスシーンにおいても積極的にコミュニケーションが取れる)」と回答した人では「いつも字幕」と「ものによる」の回答しかなく、「いつも吹き替え」には見られませんでした。

映画の字幕や吹き替えは好みの問題と考えられますが、みなさんそれぞれどんなこだわりがあるのでしょうか。実際のコメントをご紹介します。
 
  • それぞれの意見をご紹介!「吹き替えに違和感」「字幕は集中できない」の声も
■字幕派の多かった意見まとめ
・口の動きに合っていなくて不自然に感じる
・違和感がある
・字幕の文字が楽しみ
・俳優の声も貴重
・吹き替えはいかにも演技という感じがする


映画をいつも字幕で見る人の意見では、吹き替えの不自然さや違和感か挙げられていました。実際のコメントをご紹介します。

■字幕派の実際のコメント
「映画俳優、女優の人が日本語を喋ると不自然」(女性 / 20代 / 福岡 / レベル3)

「吹き替えは変に声優声なことがあり興醒めするため」(女性 / 30代 / 東京 / レベル2)

「字幕でどんな文字を使うかも楽しみで見ている」(女性 / 40代 / 埼玉 / レベル2)

「日本語にすると最適なセリフなのでしょうが、英語のセリフのズレが大きいことがしばし見受けられるため」(女性 / 40代 / 神奈川 / レベル3)

「英語は全く分かりませんが、字幕でいつも見ています。何故なら演者さんの実際の声で聞いた方が声の発し方や言葉のニュアンスでストーリーに深みが出て、内容も理解しやすいと思うからです。吹き替えだと声優さんが変わっても同じ声質に聞こえる為、気持ちがあまり入り込めないというのもあります」(女性 / 50代 / 沖縄 / レベル1)

「ホンモノの俳優さんの声が聴けた方がいいので、字幕オンリー」(女性 / 50代 /熊本 / レベル1)


字幕派のコメントでは、「演じる俳優さんの声を聞きたい」「吹き替えに違和感がある」といったものが多く見られました。外国語と日本語では言葉がまったく違うため、口の動きが合わないのは致し方のないことですが、気になってしまう人は少なくないようです。

また、映画の吹き替えをする声優さんはさまざまな映画の吹き替えを行っているため、俳優さんが違うのに同じ声が聞こえてくるのは俳優さんのイメージを掴みにくいということもあるようです。

■吹き替え派の多かった意見まとめ
・目が疲れる
・映像を見落とす
・集中できない
・字幕は文字数が限られている
・年をとったから
・何かをしながらでも見れる


映画をいつも吹き替えで見る人の意見では、字幕を目で追うとストーリーに集中できないといったことが挙げられていました。実際のコメントをご紹介します。

■吹き替え派の実際のコメント
「映画は映像や音などで楽しむものであり、字幕となると文字にも映像にも集中しないと行けないので見落としたりすると思うから。あと、字幕と吹き替えでは内容がほぼ同じなのであまりメリットが感じられず、考えられるメリットとしてその役者さんが好きでその人の声が聞けるなどしか思い浮かばないのがもう1つの理由」(男性 / 20代 / 大阪 / レベル2)

「吹き替えだと、画面の文字を注視する必要がないので、映像に集中できる。吹き替えをどんな人がするかにもよるだろうが、上手な声優さんがしてくれた作品は、俳優さんの演技に加えて、言葉での表現が加わるため、入り込みやすい」(男性 / 40代 / 岡山 / レベル2)

「字幕は目が疲れるので、吹き替えを選ぶ」(女性 / 30代 / 徳島 / レベル2)

「字を追ってしまうとストーリーに集中できない。しかも目が悪くなったので見にくい」(女性 / 60代 / 静岡 / レベル1)

「若い頃は字幕派でしたが、今はすっかり吹き替え派です。年齢が進むにつれ、脳が字幕と映像の処理をいっぺんにする事が大変になり(笑)字幕も映像も中途半端になり、楽しめなくなってしまった。映像と内容に集中するために字幕を卒業し、吹き替えにしました」(女性 / 40代 / 北海道 / レベル2)

「吹き替えだと何かをしながらでも見られる」(女性 / 40代 / 北海道 / レベル1)


吹き替え派のコメントでは、「目が疲れる」「ストーリーに集中できない」「字幕は文字数が限られている」といったものが多く見られました。また、「何かをしながらでも見れる」といったコメントも多く、自宅で”ながら見”で映画を見る人も少なくないことがうかがえます。

「子供と見るから吹き替えになってしまう」といったコメントもあり、小さなお子さんのいるご家庭では子供にわかりやすい吹き替えで見るのが当たり前となっているのかもしれません。

■ものによる派の多かった意見まとめ
・暇つぶしに見るときは吹き替え
・疲れているときは吹き替え
・英語の勉強で吹き替えを見てから字幕
・声優が上手い下手で変える
・ながら見と集中するときなど状況によって変える


ものによって字幕と吹き替えを変える人の意見では、映画の内容だけでなくその時々の自身の状況で変えているようです。実際のコメントをご紹介します。

■ものによる派の実際のコメント
「洋画は基本字幕で見ます。やはり吹き替えだと感情移入が出来ないからです。特に観たい映画ではなく暇潰しに見る時は吹き替えで見る時もあります」(女性 / 40代 / 和歌山 /レベル1)

「芸能人が吹き替えをやっている時などは、下手なので字幕にします」(女性 / 20代 / 新潟 / レベル1)

「最初に吹き替えで観て内容等をしっかりと理解してから英語の勉強の為に字幕で観てます」(女性 / 30代 / 新潟 / レベル2)

「そこまで意識をしていないが、疲れているときに見るのは吹き替え版である」(男性 / 20代 / 神奈川 / レベル2)

「口の動きと声にズレがあると気になる。声に何度も聞き覚えのある日本語吹き替えの声優さんだと、前のイメージが強く残っていて、なんか変な感じがする。生の声を聞いてみたいなどが理由です」(男性 / 40代 / 北海道 / レベル4)

「家事中は吹替、映画館やじっくり観るときは字幕」(女性 / 40代 / 茨城 / レベル2)


ものによる派のコメントでは、こだわりというよりも状況に応じて臨機応変に対応しているといった印象が見受けられました。

映画館に足を運ばなくても、自宅で気軽に映画を見れる現在ならではのコメントとも言えるでしょう。新型コロナウイルスの影響によって多く人が集まる場所への外出を自粛していたり、忙しくてなかなか映画館に足を運べないといったことも背景にあると推測できます。
 
  • 一番好きな国の映画ランキング!堂々の1位は「アメリカ(ハリウッド)映画」

■一番好きな国の映画ランキングTOP10
・1位:アメリカ(ハリウッド)映画:668人
・2位:日本映画:215人
・3位:韓国映画:41人
・4位:イギリス映画:27人
・5位:フランス映画:20人
・6位:イタリア映画:7人
・6位:インド映画:7人
・8位:ドイツ映画:5人
・9位:香港映画:3人
・10位:中国映画:2人
・10位:ロシア映画:2人


【ランキング外の回答】
タイ映画(1) / ポーランド映画(1) / その他(1)

一番好きな国の映画ランキングの1位は「アメリカ(ハリウッド)映画」668人でした。

2位に「日本映画」215人がつけていますが、1位との差は3倍以上とアメリカ(ハリウッド)映画は圧倒的な人気であることがわかります。

アメリカ(ハリウッド)映画は制作費に100億円、200億円と多額の費用をかけ、スケールの大きい作品も多く、世界一のエンターテイメントとなっています。

近年は『パラサイト 半地下の家族』がカンヌ国際映画祭の最高賞パルムドールを受賞する(※3)など、韓国映画も注目されてきていますが、アジア勢がアメリカ(ハリウッド)映画に対抗するのはまだまだ難しいのかもしれませんね。

(※3)参考:映画『パラサイト 半地下の家族』オフィシャルサイトhttps://www.parasite-mv.jp/
 
  • まとめ
・映画を見るときに多いのは「字幕」が57.8%
・レベル1やレベル2の英語力の人が847人と多いが映画を見ることにあまり関係はない
・映画を見るときに「いつも字幕」と「いつも吹き替え」を決めている人は67.9%いた
・一番好きな国の映画ランキングは「アメリカ(ハリウッド)映画」が断トツで1位という結果に


映画を見るときに字幕で見るか吹き替えで見るかは、常に論争が起こるテーマです。

字幕は翻訳する人のセンスにかかっており、文字数や行数にルールがある(※4)中、いかに正確に表現できるかが鍵となります。そのため、吹き替えほどの情報量がないことは仕方のないことですね。

英語が堪能で字幕なしでもセリフが理解できるのであれば、出演している俳優さんの声で映画を楽しむほうがいいのでしょうが、英語が苦手な日本人にとって映画を見るときの字幕はなくてはならないものでしょう。

字幕には字幕の良さがあり、吹き替えには吹き替えの良さがあります。動画配信サービスの普及により映画を身近に見れるようになった時代。「ものによる」とこだわらない人が3割以上いるように、その時々で字幕や吹き替えにして映画を楽しみましょう。

(※4)参考:染谷泰正氏「字幕の基本ルール」http://someya-net.com/84-Subtitle_TeachingModel/Rules_Subtitle.pdf
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映画は字幕派?吹き替え派?みんなの映画事情を調査!好きな国の映画3位「韓国映画」2位「日本映画」1位は…?【1000人アンケート調査】(https://elabel.plan-b.co.jp/english-school/6725//

▼掲載サイト
エラベル(ELABEL)(https://elabel.plan-b.co.jp

▼運営会社
株式会社PLAN-B(https://www.plan-b.co.jp/
代表取締役:⿃居本 真徳
従業員数 :149名
事業内容:デジタルマーケティング事業、メディア事業

▼運営メディア
INUNAVI(https://inunavi.plan-b.co.jp/
エラベル(https://elabel.plan-b.co.jp
カジナビ(https://kaji-navi.plan-b.co.jp/
PINTO(https://service.plan-b.co.jp/blog/

▼調査概要
・アンケート内容:「映画は字幕派?吹き替え派?」に関するアンケート
・調査方法:インターネット調査
・調査対象:全国の10代~70代以上の男女1000人(男性331人 / 女性669人)
・実施期間:2021年12月4日~12月5日
 
  • アンケート回答者の居住地
■居住地※多い順に記載
東京(121) / 大阪(85) / 神奈川(75) / 愛知(57) / 埼玉(57) / 兵庫(57) / 千葉(55) / 北海道(55) / 福岡(43) / 宮城(24) / 新潟(21) / 静岡(20) / 広島(20) / 岡山(19) / 京都(18) / 茨城(17) / 岐阜(14) / 三重(14) / 奈良(13) / 栃木(12) / 宮崎(12) / 愛媛(11) / 滋賀(11) / 長野(11) / 山口(11) / 岩手(10) / 鹿児島(10) / 熊本(10) / 石川(9) / 長崎(9) / 秋田(8) / 福島(8) / 和歌山(8) / 大分(7) / 群馬(7) / 徳島(7) / 沖縄(6) / 香川(6) / 島根(6) / 鳥取(6) / 富山(6) / 福井(5) / 山梨(5) / 青森(4) / 高知(4) / 山形(4) / 佐賀(2)

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03-3446-7577
代表者名
鳥居本 真徳
上場
未上場
資本金
1億円
設立
2003年10月