「人生100年時代」、何歳になってもいい顔で生きる
2019年2月1日(金)発売
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『長生きにこだわらない
―最後の日まで幸福に生きたいあなたへ―』
定価:本体1150円+税
判型:新書判変型・並製 モノクロ、巻頭カラーページあり
ページ数:200ページ
ISBN: 978-4-86651-116-0
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「人生100年時代」でも逆算せずに今を楽しむ
平均寿命が延び、今までよりも「定年後」、もしくは「老後」と呼ばれる期間が人生において長くなりました。しかし寿命が長くなった分、健康やお金の心配が増えたり、やりたいことが見つからなかったり、悩みが増えた人も多いかもしれません。
医師として、15年間東大病院の総合救急診療体制の確立につとめ、多くの患者さんに向き合ってこられた矢作直樹先生に、そんな人生100年時代を明るく健やかに生きるための暮らしのコツ、考え方を教わりました。救急の現場で命の不確実性を目の当たりにしてきた先生が語る「先のことを心配してもしょうがない」という言葉には説得力があります。
「できなくなる自分」を受け入れる
先生自身も、暮らしの中でふと体力の衰えを感じることがあるそうです。でも若い頃の自分と比べて嘆くのではなく、今の自分でできることを楽しむという考え方でいれば、不安を感じることはありません。「アンチエイジング」に走るよりも、年をとっていく自分との付き合い方を学んだほうが、心穏やかに暮らすことができるでしょう。
「何年生きるか」にこだわらない
いくら「人生100年時代」といわれても、自分の寿命が何歳までかは誰にもわかりません。どんなに医学が進歩しても、必ずいつか全員が死を迎えます。だからこそ今ある命に感謝して、「何年生きるか」よりも、「今をいかに生きるか」を大切にしたほうがよいのです。
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こんな方におすすめです
□人生後半戦の生き方を探している人
□何歳まで生きてしまうか、先のことを考えると不安になる人
□健康寿命を延ばしたい人
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毎日の暮らしをちょっとしたことから変えてみませんか
- 私たちの本当の定年は「命日」である
- 役割を自分で考えるステージに立つ
- 暇だと思ったら、近所の掃除をする
- 「肩書症候群」には「忙しさ」が効く
- 定年は会社が決めても、引退は自分で決めればいい
- ちょっと不便な生活を楽しむ
- 「勝手にやってもらう」に慣れない
- 「笑い」と「ワクワク」を日常にちりばめる
- 息切れする運動を頑張らなくてもいい
- 家事は体を動かす絶好のチャンス
- 「ながらストレッチ」を楽しむ
- 薬に頼りすぎると免疫力が弱くなる
- 体のあら探しはしない
- 「良い数値」は人によって違う
- がんは「気づきを与える病」と言う人もいる
- 医学に対して、否定も依存もしない
- 孤独死は悲しい最期ではない
- 独居で死を迎えるための準備
- 安心して一人で死ぬための支援はたくさんある
- 「平穏死」を目指す
- お墓を手放すという提案
- ピンピンコロリには努力が必要
- 自分の寿命を受け入れ、人生に感謝する
★矢作先生の普段の食事メニューと毎日やっている簡単な体操をカラー写真で紹介★
目次
第1章 人生に定年はない。本当の定年は命日。
第2章 自分の暮らしに手を抜かない。
第3章 機械任せ、他人任せではなく自分の体で生きる。
第4章 病は闘うものではなく、暮らしを変えるきっかけ。
第5章 安心してひとりで死ぬための努力と準備を始める。
著者情報
矢作直樹(やはぎ・なおき)
1956年、神奈川県生まれ。81年、金沢大学医学部卒業。その後、麻酔科を皮切りに救急・集中治療、内科、手術部などを経験。99年、東京大学大学院新領域創成科学研究科環境学専攻および工学部精密機械工学科教授。2001年、東京大学大学院医学系研究科救急医学分野教授および医学部附属病院救急部・集中治療部部長となり、15年にわたり東大病院の総合救急診療体制の確立に尽力する。16年3 月に任期満了退官。
著書に、『人は死なない』(バジリコ)、『天皇』(扶桑社)、『おかげさまで生きる』(幻冬舎)、『悩まない』(ダイヤモンド社)、『天皇の国 譲位に想う』(青林堂)、『身軽に生きる』(海竜社)、『自分を休ませる練習』(文響社)などがある。
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