スパイダープラス、大手建設会社向けのソフトウェア開発実績を豊富に有するダットジャパンと業務提携
本提携は、建設現場向け施工管理SaaSのマーケット・リーダーであるスパイダープラスと、建設会社向けに30年超のソフトウェア開発実績と建設業界における高い知名度を持つダットジャパンの業務提携です。
本提携によって当社は、DX需要の高まりによって大手建設会社からの問い合わせが増加している受託開発への対応力強化と、ダットジャパンの有する建設業界向けのプロダクトを「SPIDERPLUS」と組み合わせていくことで、今後も高まり続ける建設会社のDX需要にしっかりと応えられる体制を構築してまいります。
業務提携の背景
2024年4月から始まる働き方改革関連法適用による残業時間の上限規制を目前に、建設業各社では働き方を根本的に改善する取り組みの一つとしてデジタル活用が進められています。
こうした背景のもと、建設DXサービス「SPIDERPLUS」を提供する当社に対しても「個別開発」や「システム連携」の打診をいただく機会が増加しております。
一方で、「SPIDERPLUS」の利用者拡大に伴う機能強化に注力している当社においては、それらのニーズが顕在化しているにも関わらず人的リソースに限りがあることから応えられないという課題がありました。
これらの背景を踏まえて、スーパーゼネコンを始めとした建設業各社への受託開発実績と、導入企業数10,000社、約3万人への導入実績を有する施工管理ソフトウェア群を提供しているダットジャパンとの業務提携契約を締結する運びとなりました。
ダットジャパンについて
北海道札幌市を本拠地とするダットジャパンは、ソフトウェア開発並びにBPO事業の専門企業として1986年に設立されました。
首都圏に本社を置くスーパーゼネコンから、土木、地方自治体や研究機関など10,000以上の顧客に対するソフトウェア販売と、建設分野を中心とした受託開発・保守事業の豊富な実績を誇ります。
先進技術や言語を利用した開発にも積極的に挑戦し、企画立案からシステム保守までワンストップサービスを提供しており、深い現場理解にもとづく要件定義の確かさと、柔軟で素早い開発の循環が強い競争力を支えています。
加えて、新規プロダクトであるクラウド型工事情報共有システムの開発や建設会社向けBPO事業の展開も進めています。
ダットジャパン株式会社 ウェブサイト
https://www.datt.co.jp/
ダットジャパンとの取り組み展望
1.「SPIDERPLUS」と建設業各社の基幹システム連携機能の開発
建設業向けソフトウェア開発の多くの実績で培われたダットジャパンの業界や顧客への深い理解を「SPIDERPLUS」との連携機能開発に活用いたします。
ダットジャパンの強みである受託開発業務における要望ヒアリングや要件定義等の提案及び企画力と、開発力を活用し、建設業界の皆様が「SPIDERPLUS」をさらに活用できるよう、開発業務を進めてまいります。
2. ダットジャパンの建設会社向けソフトウェア群の販売提携及び機能連携
既に両社サービスを並行導入している顧客事例をもとに、当社の既存顧客に対してダットジャパンのソフトウェアやサービス販売と、並行活用を前提とした必要な連携機能の開発検討を進めます。
ダットジャパンでは「SPIDERPLUS」が提供できていない建築工事向け、土木工事向けの自社開発ソフトウェアを複数販売しています。大手建設会社向けにも多数の導入実績があることに加え、中には「SPIDERPLUS」と組み合わせて活用されているサービスもあります。
「SPIDERPLUS」との併用によって、既存顧客のさらなる生産性向上を実現すべく、当社では既存顧客に向けたダットジャパンのサービス販売や、必要な連携機能の開発も検討してまいります。
ダットジャパンのプロダクトサイト
https://www.datt.co.jp/product/
スパイダープラス株式会社 代表取締役社長 伊藤謙自 コメント
ダットジャパンが「価値基準 Value」と掲げる競争力、アジャイル、現場主義、リレーションシップの中でも「現場主義」は、当社が現場従事経験から建設DX事業を興した経緯から共感するところが大きく、今回の業務提携の決定的要素となりました。
当社に寄せられる個社ごとの開発対応をともに重ねていき、将来的には互いのサービスをシステム連携させることにより、建設DXの新たなスタンダードを目指してまいります。
ダットジャパン株式会社 代表取締役社長 佐脇 由宏 コメント
建設系SaaSのリーディングカンパニーであるスパイダープラスは、業界全体をカバーする幅広いお客様ネットワーク、現場経験の裏打ちある高い技術力、さらには活気溢れる充実した営業体制をお持ちで、私共の受託開発・BPO業務との掛け合わせは、建設DXにおける新たな付加価値を産み出すものと確信しております。
両社で知恵と力を併せて、お客様の課題解決と革新へのご支援に努めてまいりたいと思います。
スパイダープラスの中期成長戦略における位置づけについて
上述の通り、建設DXニーズの高まりによってSaaS事業を展開する当社にも「個別のシステム開発」や「他社システムとの連携」要望が昨今数多く寄せられていることから、中期成長戦略の一環としてこれらのニーズに対応するための体制構築進めております。
将来的にスパイダープラスは、自社の施工管理SaaS「SPIDERPLUS」の提供価値拡大のみでなく、SaaSを深く活用するためのサービス開発やBPOサービスの拡充を行ってまいります。
これらのサービス提供、開発にあたっては自社開発のみならずM&A、アライアンスも積極的に活用し、人手不足が深刻化する建設業界に「人とテクノロジーが組み合わさった新しい施工管理」を提供してまいります。
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