喜多川歌麿・葛飾北斎の名作春画6作品がジークレー版画で登場!「歌まくら・料亭の二階」 や「蛸と海女」など、江戸を代表する絵師たちが描いた春画の美を現代の技術で再現
株式会社版三(代表取締役:坂井英治)は、喜多川歌麿、葛飾北斎の浮世絵春画6作品をジークレー版画として商品化。オンラインショップにて10月27日(火)より販売開始します。

株式会社版三ではこれまで、職人の高度な彫り・摺りの技術によって仕上げた浮世絵木版画として、葛飾北斎や喜多川歌麿の春画を展開してきました。
今回のジークレー版画では、名作春画が持つ繊細な線描や色彩、衣服の緻密な文様などを高精細に再現。より多くの方に浮世絵春画の芸術性を身近に楽しんでいただける作品としてお届けします。
今回登場するのは、「歌まくら・料亭の二階」「つひの雛形・第四図」「つひの雛形・第二図」「富久寿楚宇・第十図」「肉筆浪千鳥・第六図」「喜能会之故真通・蛸と海女」の6作品。
版三公式オンラインショップ「浮世絵工房」にて10月27日(火)より販売開始いたします。
■江戸の絵師たちが描いた「春画」という芸術
「春画(しゅんが)」とは、人間の性愛や情愛を大真面目に、かつ美しく描いた江戸時代の性風俗画です。
単なるポルノグラフィの枠にとどまらず、葛飾北斎、喜多川歌麿、歌川国貞といった江戸の人気浮世絵師たちが、その卓越した画技と情熱を注ぎ込んだ芸術作品でもあります。
当時の浮世絵師たちは、人物の表情や身体の描写だけでなく、着物の細かな文様、髪の毛の一本一本、室内の調度品や背景に至るまで、さまざまな要素を巧みに描き込みました。
また、春画には「笑絵(わらいえ)」とも呼ばれるユーモラスな表現が取り入れられることもあり、性愛だけではなく、当時の人々の暮らしや価値観、遊び心を感じ取ることができます。
長年タブー視されてきた歴史を持つ一方、近年ではその高い芸術性や、江戸時代の文化・風俗を伝える資料としても注目され、国内外で再評価されています。
■伝統の名作を、現代のジークレー技術で
浮世絵は、絵師だけではなく、彫師、摺師という職人たちの技術によって生み出されてきた日本独自の芸術文化です。
なかでも春画は、人物の肌や髪、着物の文様、細かな線描など、非常に繊細な表現が多く、浮世絵の高度な技術を堪能できるジャンルのひとつです。
株式会社版三は、江戸時代から受け継がれてきた浮世絵の伝統技術を継承し、現代にその魅力を届ける「令和の版元」として、さまざまな浮世絵作品を展開しています。
これまで春画についても、職人による木版画復刻に取り組み、葛飾北斎の春画を江戸時代から続く彫り・摺りの技術によって復刻してきました。
今回の6作品は、そうした木版画とは異なるアプローチで、ジークレー版画として名作春画の魅力を再現しています。
ジークレーとは、原画の色彩や細かなディテールを高精細に再現するデジタルプリント技術です。今回の6作品では、春画ならではの繊細な線描や、着物の複雑な文様、人物の表情などを鮮明に表現しました。
木版画とは異なる形で、名作春画をより気軽に身近に飾り、鑑賞できる新たな選択肢としてお楽しみいただけます。
■春画商品一覧
https://www.ukiyoework.com/view/category/shunga
■喜多川歌麿・葛飾北斎の名作春画6作品
今回発売するのは、喜多川歌麿1作品、葛飾北斎5作品の全6作品です。
・喜多川歌麿「歌まくら・料亭の二階」
不忍の池に面した料亭の二階を舞台に、侍に迫られる芸者を描いた一図。芸者のよじれた上半身が生々しくも美しく描かれているほか、画面奥の簾や青々と茂る庭、情緒を添える盃など、細やかな演出によって「料亭の二階」という空間を巧みに表現しています。

・葛飾北斎「喜能会之故真通・蛸と海女」
北斎の春画を代表する作品のひとつとして知られる「蛸と海女」。髪をほどき、目を閉じた海女の表情や、艶やかな黒髪、小蛸のユーモラスな動きなど、官能性の中にも北斎ならではの遊び心が感じられる作品です。
さらに、背景の岩肌や画面の余白を埋めるように書き込まれた詞書など、細部まで目を向けることで新たな発見がある一図です。

・葛飾北斎「つひの雛形・第二図」
互いに深く顔を寄せ合い、情熱的に口づけを交わす男女を描いた作品。恍惚とした二人の表情や、女性が男性の頬へそっと添えた手の繊細な指先など、二人の親密な時間を臨場感たっぷりに描いています。背景の余白に書き込まれた北斎独自の詞書も、本作の魅力を引き立てています。

・葛飾北斎「つひの雛形・第四図」
仲の良い夫婦が、一儀の後に夏の夜をまどろんで過ごす様子を描いた一図。本作の特徴は、枕元に描かれた猫。詞書では、この猫が夫婦の様子を実況するというユーモラスな趣向が施されています。春画の中に小動物を巧みに取り入れた「笑絵」としても楽しめる一作です。

・葛飾北斎「富久寿楚宇・第十図」
互いの身体を求め合う男女の姿を、濃密な臨場感とともに描いた一図。接吻を交わす二人の表情や、男性の顎にそっと触れる女性の指先、波打つように流れる艶やかな黒髪など、人物の細かな仕草まで丁寧に描き出され、北斎の卓越した表現力を感じることができます。

・葛飾北斎「肉筆浪千鳥・第六図」
情熱的に身をよじる女性と、それを受け止める男性を描いた作品。女性の恍惚とした表情や、男性の眼差し、結い髪からこぼれ落ちる筋髪など、二人の濃密な交感が細やかに描かれています。身につけるもの一つひとつにまでこだわった北斎の描写力を堪能できる一作です。

■高級感のある額装で、インテリアとしても楽しめる一枚に
作品には、純手漉和紙(鳥の子紙)を使用。
額装には国産素材にこだわり、内側に面金を施した木製のマホガニー色の額縁と、国産100%バージンパルプを使用したベージュ色の高級マットを組み合わせました。
絵画作品としての存在感を引き立てながら、現代のインテリアにも取り入れやすい仕上がりとなっています。
■商品概要
商品名:浮世絵春画ジークレー版画
喜多川歌麿 「歌まくら・料亭の二階」
葛飾北斎 「喜能会之故真通・蛸と海女」
葛飾北斎 「つひの雛形・第二図」
葛飾北斎 「つひの雛形・第四図」
葛飾北斎 「富久寿楚宇・第十図」
葛飾北斎 「肉筆浪千鳥・第六図」

発売日:10月27日(火)
価格:各18,000円(税別)
サイズ:(絵)縦20.0cm × 横29.0cm
(額)縦31.0cm × 横40.0cm
素材:(額装部分):木材、アルミ、アクリル
(絵):純手漉和紙(鳥の子紙) 岩野平三郎製紙所・山口製紙所
※実際の作品にはボカシは入っておりません。
■喜多川歌麿
美人画を得意とする江戸時代後期の浮世絵師。
烏山石燕に師事し、版元蔦屋(つたや)のもとから出版した狂歌絵本『画本虫撰』や『百千鳥狂歌合』では花鳥や虫類を繊細な筆致で描いて好評を博しました。
のち、女性の上半身や顔を画面一杯に描いた大首絵を発表。この新たな試みは従来の美人画を一変させ、美人画の第一人者として時代の寵児となります。
その後も蔦屋重三郎の援助も得て抜群の才を発揮、様々な姿態の女性美を追求し、女性の仕草や表情を繊細に描写するだけでなく色香や内面までも見事に表現した歌麿の浮世絵は風紀取り締まりの出版規制をかわしながら次々と世に出されました。
■葛飾北斎
江戸時代後期に活躍した浮世絵師。代表作には「富嶽三十六景」という全46図(「裏冨士」10図を含む)の浮世絵版シリーズや「北斎漫画」十五編などがあり、奇抜なアイデアと圧倒的な画力で注目を集めました。
北斎の作品を筆頭とした浮世絵は海外でも高い評価を得て「ジャポニスム」と呼ばれるブームを呼ぶようになり、19世紀ヨーロッパの印象派画家ゴッホやセザンヌ、ゴーギャンなどにも大きな影響を与えたと言われています。
1999年アメリカの雑誌『LIFE』の「この1000年間でもっとも重要な業績を残した世界の人物 100人」では日本人で唯一86位にランクインされています。
■株式会社版三について
株式会社版三(代表取締役:坂井英治)は、江戸時代から受け継がれてきた浮世絵の伝統技術を現代へ継承し、国内外にその魅力を発信する「令和の版元」です。
浮世絵師、彫師、摺師という三者の技術によって生み出される浮世絵木版画をはじめ、現代のクリエイターや人気コンテンツとのコラボレーションなど、伝統と現代を掛け合わせたさまざまな作品を企画・制作しています。
オンラインショップ浮世絵工房: https://www.ukiyoework.com/
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