NearMe、『佐渡版ライドシェア』の実証調査に参画
~本日より実証事業を開始。地元タクシー事業者の配車・決済システムの導入も担う~ 地元のタクシー事業者とのシステム連携を通じて、離島の移動課題解決を目指します
『佐渡版ライドシェア』実証調査 概要
佐渡市は、新潟県内初の取り組みとして『佐渡版ライドシェア』の実証調査を佐渡島の観光地を中心とした市内全域を対象に開始します。『佐渡版ライドシェア』は、タクシー事業者を運営主体として、タクシードライバー、ライドシェアドライバーを移動の需要に応じて稼働させる独自の方式で移動の課題に向き合っています。ニアミーはこの『佐渡版ライドシェア』の運行を支える配車システムを提供します。
なお、この配車システムにはニアミー独自のAIによって実現できる1台の運行車両を複数人で分け合う“シェア乗り”の機能の導入も構想しております。
ニアミーの配車システム導入により予約注文から決済までをオンラインで完結に行うことで、地元のタクシー事業者の業務DXにつながり、運行業務の負担軽減を実現します。また、配車システムの導入においては、ライドシェアドライバーに対して講習を行い、スムーズなシステム利用をサポートします。
これから迎える佐渡市の観光シーズンにおいては、来島者増加に伴うタクシー不足が予想されます。また、佐渡市は佐渡島の金山の世界文化遺産登録を目指しており、登録された際にはインバウンドを中心としてこれまで以上に来島者の増加が見込まれています。その中でニアミーの配車システムは英語にも対応をしているため、よりスムーズに移動のニーズに対応することができます。
『佐渡版ライドシェア』実証調査 運行概要
運行期間 | 2024年7月26日(金)から2024年9月1日(日) |
運行エリア | 佐渡市内全域 |
サービスサイトURL | |
予約方法 | 1.ニアミーWEBサイトより希望乗車人数や希望出発時間などの必要情報を入力し、仮予約する。 2.注文をタクシードライバーが受信し、タクシーを配車できない場合、ライドシェアドライバーが注文を受信し、配車が決定。 3.仮予約が成立した場合、事前に到着予定時刻・乗車場所などの詳細をメールにてご案内し、予約完了。 ※予約には、ニアミーのユーザー登録が必要です。 ※タクシー配車の状況によりメールでのご案内が遅くなることがあります。 予めご了承ください。 ※ライドシェアドライバーの場合、このタイミングにメールにてお知らせいたします。 ※仮予約が不成立の場合もその旨をお伝えする内容をメールでお知らせいたします。 4.乗車時間になりましたら、ご指定の場所よりご乗車いただけます。 ※乗車の際には予約サイトの登録名(ニックネーム)を乗務員にお伝えください。 |
料金 | 料金はアプリ上で乗車地から降車地までの走行予定ルートの距離に応じて 乗車前に確定されます※詳細はサービスサイトよりご確認ください。 |
※2024年7月26日(金)時点。内容が変更となる可能性があります。詳細はサービスサイトをご確認ください。
ライドシェアドライバーの講習会について
実証調査の開始に先立ち、ライドシェアドライバーを対象にした配車システムの講習会を7月16日(火)に実施しました。講習会では、配車システムの操作方法や、実際に車に乗っていただきながら、配車までの流れを確認しました。
講習後、実施したアンケートでは、今回の実証調査へのライドシェアドライバーとしての参加理由について、佐渡市のインバウンド需要拡大に向けた「外国人観光客への対応」などの回答をいただきました。また、今回の実証調査の実施をきっかけに「ライドシェア人口が増えるといい」といった声もあり、ライドシェアドライバーの皆さまの、佐渡市における移動の課題に対する関心の高さが伺えました。ニアミーは、『佐渡版ライドシェア』の実証調査の運行を支える配車システムの提供を通して、佐渡市の移動の課題解決を目指します。
佐渡市 観光振興部 交通政策課 コメント
当市では、運転手不足によりバスやタクシーなどの公共交通機関だけでは地域住民や観光客の移動を確保することが困難なことから、スクールバスやホテル旅館などの送迎バス、地域住民の自家用車などあらゆる交通資源をフル活用し地域交通を支える仕組みづくりに取り組んでいます。
その一つとして、タクシーが不足する観光シーズンの7月末から約1か月間、一般ドライバーが自家用車を用いて旅客を有償で運ぶ、いわゆる『佐渡版ライドシェア』の実証調査事業を実施いたします。
市内のタクシーは6事業者・約50台で、観光シーズンにはタクシーが不足する状況が発生しております。また、世界遺産登録による観光客の増加が想定されていることからも、佐渡市が実施主体となり、タクシー事業者に業務委託する自家用有償旅客運送制度による実証調査事業を行い、得られたデータをもとにデジタル技術を活用した持続可能な地域交通を目指します。
株式会社NearMe 代表取締役社長 髙原幸一郎 コメント
『佐渡版ライドシェア』の実証調査に参画させていただくことになり、大変うれしく思います。ライドシェアに関する様々な議論が交わされている現在、日本の移動課題解決のために求められるのは「輸送量を増やす」ということだと考えています。「輸送量を増やす」ためのアプローチとして、大きくは、タクシー(輸送車両)の絶対数を増やす「量」の観点からのアプローチである『ライドヘイリング』と、ニアミーのエアポートシャトルを代表としたシェア乗りサービスのような「質」の観点からのアプローチである『ライドプーリング』の2つの手法があると考えています。今回、まず佐渡市とともに取り組みをさせていただく『佐渡版ライドシェア』は、タクシーと自家用有償旅客運送を組み合わせた「量」の観点から移動課題を解決するアプローチです。もちろんその先には「質」の観点も合わせて取り組んでいければと思っています。ニアミーのシェア乗りを含めた配車サービスは注文から決済までをオンラインで完結できるため、タクシー事業者の業務DXにも貢献、英語にも対応しているのでインバウンドにも貢献します。日々の移動はもちろん、世界遺産への登録を目指されているなど観光にも力を入れられている佐渡市の移動課題をニアミーのサービスで解決することを目指していきます。
「NearMe」について
「NearMe」は、独自のAIを活用した最適なルーティングで、出発地から目的地までの移動をドアツードアで結ぶタクシーのシェアサービスです。その中でも、空港とその周辺の都市部を結ぶ空港送迎型のエアポートシャトルサービスは、2019年8月のサービス開始よりこれまで延べ77万以上※1の方々にご利用いただいています。 現在は、全国16の空港※2(羽田空港、成田空港、伊丹空港、関西空港、新千歳空港、中部国際空港、福岡空港、那覇空港、旭川空港、帯広空港、青森空港、仙台空港、静岡空港、南紀白浜空港、徳島空港、北九州空港)と、空港周辺の都市部でご利用いただくことができます。対象エリアであれば、出発地となるご自宅から空港、そして空港から最終目的地まで一気通貫でつながるため、公共交通機関の乗り換えがなくなるなど、ストレスフリーな移動体験を提供することができます。また、貸切送迎サービスや、東京都と千葉県全域のゴルフ場と東京都23区内を結ぶゴルフシャトルなど、シチュエーションに応じて様々な移動のニーズに対応するための各種サービスを展開しています。
その他にも、スポーツ観戦における移動をスムーズにし、スタジアム周辺の渋滞によるCO2排出や排気ガスによる環境問題、交通事故など様々な地域課題解決を目指した『スタジアムシェアタクシー』※3や、秋田県美郷町の観光二次交通の課題解消を目指した『ミズモシャトル』、高齢者の移動支援サービスのAIデマンドシステムとして採用された山形市の「金井地区モデル事業(かなみちゃんタクシー)」など、地域ごとの交通課題解消を目指した様々な実証事業を行っています。
※1 2024年6月時点。
※2 2024年4月時点。旭川空港、帯広空港、仙台空港は貸切送迎サービスのみ。
※3 実証事業は終了しています。
■自治体版ライドシェア/日本版ライドシェアに関するお問合せフォーム
https://forms.gle/86crBvCKjcKqaLze9
アプリ「NearMe」について
アプリ名 | NearMe|ニアミー【シェア乗りアプリ】 |
ダウンロードURL | |
利用可能サービス | エアポートシャトル/タウンシャトル/ゴルフシャトル |
対応決済 | Visa / Mastercard / JCB / American Express / Diners Club |
会社概要
会社名 :株式会社NearMe
所在地 :東京都中央区日本橋富沢町9-4 THE E.A.S.T.日本橋富沢町
代表者 :代表取締役 髙原幸一郎
設立 :2017年7月18日
URL :https://nearme.jp/
移動の「もったいない」を解決し、1人でも多くの人が、自由に移動でき、住みたい街に住み続けられる社会を実現することをミッションに掲げ、まずは、リアルタイムの位置情報を活用して地域活性化に貢献するマッチングプラットフォームになるべく、シェアリングエコノミーのMaaS領域から事業活動をスタート。
2019年8月より空港送迎型のエアポートシャトルを運営し、独自AIを発展させ、ルーティングの最適化技術を確立。この技術を活用し、不特定多数ではなく少人数かつ誰が乗車したか追跡できる方法で活用していただける街中相乗りサービスなどを展開しています。なお、ニアミーは、2023年4月、経済産業省が行政との連携実績のある企業を中心に事例を紹介する「行政との連携実績のあるスタートアップ100選」に掲載。週刊東洋経済(発行:東洋経済新報社)の『「すごいベンチャー100」2023年最新版』、日経クロストレンド(発行:日経BP社)の「未来の市場をつくる100社【2024年版】」にそれぞれ選出。「JAPAN MOBILITY SHOW 2023」(主催:一般社団法人日本自動車工業会)の開催期間内に行われた日本最大級のピッチイベント『Pitch Contest & Award』でクランプリを獲得。デロイト トーマツ グループが発表したテクノロジー企業成長率ランキング「Technology Fast 50 2023 Japan」では、447.8%の収益(売上高)成長を記録して9位を受賞。
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