【異業種・異職種に転職した理由ランキング】男女500人アンケート調査
異業種・異職種への転職理由に関する意識調査
株式会社ビズヒッツ(本社:三重県鈴鹿市、代表取締役:伊藤 陽介)は、異業種または異職種へ転職した経験がある500人を対象に「異業種・異職種への転職理由に関する意識調査」を実施し、そのデータをランキング化しました。
詳細はこちら( https://bizhits.co.jp/media/archives/category/tensyoku/igyousyu )
詳細はこちら( https://bizhits.co.jp/media/archives/category/tensyoku/igyousyu )
「今の仕事が自分には向いていない気がする」
そんな理由で、異業種・異職種への転職を考えている人も多いのではないでしょうか。
しかし「異業種・異職種への転職はハードルが高い」と言われ、転職をためらってしまう人も。
そこで今回、株式会社ビズヒッツ( https://bizhits.co.jp/ )が運営するビジネス上の問題解決を考えるメディアBiz Hits( https://bizhits.co.jp/media/ )は、異業種または異職種へ転職した経験がある500人に「異業種・異職種への転職理由」についてアンケート調査を実施。
その結果をランキング形式でまとめました。
調査日:2022年1月9日~24日
調査方法:インターネットによる任意回答
調査人数:500人(女性271人/男性229人)
・異業種・異職種への転職は成功だったが81.2%
・異業種・異職種への転職が成功だった理由1位は「仕事内容に満足」
・異業種・異職種への転職活動で後悔していること1位は「リサーチ不足」
2位「仕事内容への不満(87人)」、3位「労働環境への不満(73人)」と続きます。
以降、4位「収入への不満(67人)」、5位「スキルアップのため(38人)」、6位「業界・会社の将来に対する不安(29人)」、7位「人間関係への不満(22人)」の結果となりました。
全体的に「前業種・職種への不満」を理由として挙げた人が多くなっています。
では具体的な回答を紹介します。
【1位 異業種・異職種への興味】
・元々は営業だったが、建築系の仕事をしたかったから(25歳 男性)
・もともとやりたい業種に転職できる機会があり、そのチャンスを逃したくないと思ったため(31歳 女性)
・20年以上ずっと同じ業種でやってきたので、他の業種がどんなものか見てみたかったから(42歳 女性)
「もともとやりたい仕事があった」という人が目立ちました。
他に「仕事を通じて、異職種に関心をもつようになった」という人も。
これからの人生を考えたとき、「本当にやりたい仕事に挑戦しないで終わっていいのか」「興味があることを仕事にしたほうが幸せなのでは」と思う人も多いのでしょう。
【2位 仕事内容への不満】
・接客業だったが、日々の対応に疲れて笑うことが苦痛になってしまったため(26歳 女性)
・仕事をしていてもやりがいを感じられなかったので、異業種に転職しました(35歳 男性)
・業務内容が単調だったため(41歳 男性)
「自分は今の仕事に向いていない」「やりがいを感じない」などの理由で、転職を考えた人も多数。
「同業種・同職種だと同じような仕事内容になるかも」と感じ、異業種・異職種を選ぶのだと考えられます。
「立ち仕事から座り仕事に変わりたくて」という人もいました。
【3位 労働環境への不満】
・前職では定時退社できず、毎日残業が2〜3時間あり精神的・体力的にしんどくなったため(22歳 女性)
・土日祝日や連休など、しっかり休める仕事につきたかったから(34歳 男性)
・離婚をしてシングルマザーになったので、接客業から土日が休みの事務職へ転職しました(40歳 女性)
休日や労働時間を変えたくて異業種・異職種へと転職した人も多くなりました。
休日や勤務時間が自身の生活サイクルと合わないと、長く働き続けるのがしんどくなってしまいますよね。
シフト制勤務の業界・職種の方ですと、休日・労働時間を変えたいときには異業種・異職種を選ぶでしょう。
【4位 収入への不満】
・物流倉庫事務員から小売業販売員に転職。給与が低く、年収を上げたかったから(26歳 女性)
・家庭環境の変化に伴い、収入を増やす必要があったため(38歳 男性)
・同じことをしていても、業界間で給与水準が違う(41歳 女性)
同じような仕事内容でも、業界が変わるだけで収入が大きく上がることも。
例えば「金融」「インフラ」「コンサルティング」などの業界は比較的給料が高いことで知られています。
ただ異業種・異職種に未経験で転職すると、一時的に収入が減るケースも多いです。
転職前には、転職して本当に収入はアップするのかを調べておきましょう。
【5位 スキルアップのため】
・手に職をつけて、より専門性の高い仕事をしたいと考えたから(26歳 女性)
・今までの経験をいかしてさらにスキルアップしたいと思ったからで(39歳 男性)
・前職では資格の取得などもできず、将来的につぶしが効かないと考えたため(42歳 男性)
「今の仕事ではスキルが身につかない」と考え、異業種・異職種に転職決めた人も多いとわかりました。
どんな仕事でもそれなりのスキルは身につくものですが「より専門性の高いスキルがほしい」と考える人も多いのでしょう。
回答からは「将来また転職したいときに役立ちやすいスキルがほしい」「年齢を重ねても重宝されるスキルがほしい」という思惑も見えました。
【6位 業界・会社の将来に対する不安】
・勤めていた会社が不景気すぎた(24歳 男性)
・将来性のない仕事だと感じたため、異業種への転職を決意しました(28歳 男性)
・将来を考えて、異業種の方に需要があると思ったから(37歳 女性)
「業界自体が衰退していきそうだ」「会社の将来性が不安」などと感じ、異業種に転職した人もいました。
共感できる転職理由ではありますが、不安を感じて感情的に転職を決めるのは考えもの。
現職にとどまったほうが業務経験の積み上げになり、将来の転職時有利に働くこともあります。
ただし「給料がきちんと出ているのであれば」という条件付きです。
【7位 人間関係への不満】
・悪口・陰口を言い合う環境にうんざりしてしまった(22歳 女性)
・人間関係が最悪だったからです。人と極力関わらない職種へ転職しました(32歳 男性)
・飲食店店員でしたが、人間関係が最悪で、保険営業職につきました(41歳 女性)
「業界・職種特有の人間関係に疲れた」「人間関係に疲れたので、人と関わらない職場に転職した」などの回答が寄せられています。
人間関係がイヤになり、環境を大きく変えたいと思う人もいるのでしょう。
ただ異業種・異職種に転職しても、また違う人間関係の悩みが出てくることもありえます。
8割以上の人が「異業種・異職種に転職して成功だった」と感じているとわかります。
2位「収入が増えた(96人)」、3位「労働環境が改善した(86人)」と続きます。
以降、4位「スキルアップできた(75人)」、5位「ストレスが減った(29人)」、6位「人間関係が良くなった(27人)」、7位「経験を活かせている(13人)」の結果となりました。
「異業種・異職種転職した理由」と重なる項目が多くランクインしており、転職で希望を叶えた人が多いとわかります。
では具体的な回答を紹介します。
【1位 仕事内容に満足】
・工場勤務から接客業へ転職したため、多くの人と関われて人生経験が豊かになった(26歳 男性)
・収入は減ったが、毎日仕事が楽しいから(39歳 女性)
「やりがいがある仕事につけた」「仕事が楽しい」「好きな仕事だから多少ツラくても頑張れる」といった回答が多数寄せられています。
打ち込める仕事や自分に合う仕事に転職でき、成功したと感じている人も多いとわかりました。
好きな仕事内容であればモチベーションが上がって成績も伸び、さらに仕事が好きになるという良いサイクルも生まれそうです。
【2位 収入が増えた】
・働く時間はそこまで変わらず、収入は増えたため(28歳 女性)
・正社員になれたことと、年収が倍になりました(41歳 女性)
「年収が150万円増えた」「年収が2~3倍になった」など、大幅な収入アップを実現した人もいました。
「派遣社員から正社員へ」など、雇用形態が変わったことで収入アップが叶った人も。
ただ「収入が増えた分、残業も増えた」という体験談もいくつかありました。
【3位 労働環境が改善した】
・勤務時間が変わり、身体への負担が大幅に減ったと感じたから(25歳 女性)
・土日が休みになったので、子どもとの時間が作れてよかったです(40歳 女性)
休日や勤務時間が希望通りになったことで、プライベートが充実したり、体力的にラクになったりしたという人も多数いました。
「仕事内容が好き」「収入がいい」という仕事でも、残業や休日出勤が多すぎると、続けられないこともありますからね。
「収入は下がったが、労働環境が良くなったので転職してよかった」と答えた人も目立ちました。
【4位 スキルアップできた】
・前職では培えないスキルを得られたと感じるため(26歳 男性)
・資格の取得と、専門的な知識・技術の習得ができたから(42歳 男性)
「転職活動時に資格取得やスキルアップをはかった人」と「転職してから新たな資格・スキルを得た人」がいました。
「転職して環境が変わり、スキルアップへの意欲がわく」などよい変化もあるでしょう。
またスキルアップしたことで「今後また転職することになっても有利」というコメントも複数ありました。
【5位 ストレスが減った】
・前職はミスに厳しかったので精神的にツラかった。それがなくなっただけで気持ちが軽くなりました(25歳 女性)
・ノルマや接客業のストレスから解放された(29歳 女性)
・給料は下がりましたが、精神的にはラクになりました(36歳 男性)
前職で抱えていた仕事のストレスから開放され、成功だと感じている人も多くなりました。
異業種・異職種へ転職するとイチからのスタートですから、覚えることなども多く、大変です。
それでも「精神的にラク」と感じる人が多いのは少し意外にも思えます。
おそらく前職でよほど大きなストレスを感じていたのでしょう。
【6位 人間関係が良くなった】
・自分と同じ価値観を持っている人たちと仕事できるようになった(28歳 女性)
・前職は成績を競うこともあり、職場がギスギスしていました。しかし今は技術職でもあるので、みんなでレベルを高め合えます(29歳 女性)
「人間関係はどこにいっても同じ」と言われることもあります。
しかし実際には転職して人間関係が良くなった人も多いとわかります。
転職先の人間関係がいいかを見極めるには「会社情報サイトのクチコミ」「求人広告が頻繁に出ていないか」などを参考にしましょう。
転職エージェントやハローワーク職員からの情報も参考になります。
【7位 経験を活かせている】
・物販から公益法人とまったく違う業種への転職だったが、接客や交渉術を生かせた(39歳 男性)
・前の業界においては当たり前の技術が、業務改善に大いに役立つ(41歳 男性)
異業種・異職種への転職であっても、前職の職務経験やスキルを生かせます。
コミュニケーションスキルなどは、業界・職種が変わっても活かしやすい能力の代表例です。
業界や職種を超えて活かせる能力を見つけておくと、採用面接時のアピールポイントとしても使えるでしょう。
2位「資格・スキルがあればよかった(91人)」、3位「他の会社も見るべきだった(39人)」と続きます。
以降、4位「もっと早く活動すればよかった(27人)」、5位「条件の優先順位を間違えた(25人)」、6位「収入が減った(15人)」、7位「前職にとどまるべきだった(10人)」の結果となりました。
「リサーチ不足」「資格やスキルがあればよかった」など、転職活動の下準備に関する後悔が多い印象です。
「もっと早く活動すればよかった」と答えた人が多かったのも印象的でした。
なお「後悔はとくにない」と答えた人は118人でした。
では具体的な回答を紹介します。
【1位 リサーチ不足だった】
・同業他社の事業内容や株主向けの資料などをよく見て、転職先の将来性をもっと調べるべきだった(32歳 男性)
・もう少し事前に仕事内容などをネットで調べておけばよかった(47歳 女性)
「収入」「仕事内容」「元社員のクチコミ」などを見ておけばよかったという後悔が多く寄せられました。
リサーチ不足のせいで「入社してみたらイメージと違った」となると、期待が大きかった分、ガッカリしてしまいますよね。
【2位 資格・スキルがあればよかった】
・前職場で資格をもう少し取得しておけば、転職活動の幅が広がったと思います(25歳 女性)
・事前に何か資格を取っておけば、もっといい条件で転職できた(35歳 男性)
「アピールできる資格やスキルがあれば、転職活動の幅が広がったり有利になったりしたかも」と後悔した人も多くなりました。
もしかすると、資格がなくて憧れの職種にチャレンジするのを諦めた人もいるかもしれません。
異業種・異職種転職の場合、前職の職務経験だけでは「即戦力になれる」というアピールが難しいもの。
しかし能力を証明できる資格があれば、評価されやすくなるでしょう。
【3位 他の会社も見るべきだった】
・業態を絞って転職活動をしたが、もっと複数の業態で幅広く会社を見ればよかった(24歳 男性)
・候補が1社しかなくそのまま入社したので、他にも何社か検討しても良かったと思います(29歳 女性)
働きながらの転職活動だと「複数社を比較検討している時間がない」という人もいるかもしれません。
また「働きたい業界が決まっているから、他の業界は見ない」という人もいるでしょう。
しかしいくつかの会社を見比べてみれば「希望の業界ではなかったけど、興味がもてる」という会社が見つかる可能性もあります。
また「異業種・異職種への転職は成功だった」と感じている人が81.2%と多数。
成功だと思う理由は「仕事内容に満足」「収入が増えた」などでした。
「異業種・異職種への転職活動で後悔していること」1位は「リサーチ不足」。
在職中の転職活動では業界研究や企業研究の時間がとれないことも多いですが、リサーチ不足はミスマッチに繋がります。
時間がない方は、転職エージェントを利用するなどして転職活動の効率化をはかるのもおすすめです。
※全ての集計結果データは以下から閲覧可能です。
URL:https://bizhits.co.jp/media/archives/category/tensyoku/igyousyu
■株式会社ビズヒッツについて
当社では、社名と同じ「Biz Hits」という名の仕事・転職・求人情報サイト( https://bizhits.co.jp/work/ )と、ビジネスの問題解決を考えるメディア( https://bizhits.co.jp/media/ )を運営しています。
また、上記メディア運営の中で得た知識と経験を元に、業務効率化サポート・リモートワークとクラウドソーシング導入コンサルティングも行っております。
Biz Hits編集長:伊藤陽介のプロフィール
https://bizhits.co.jp/itoyosuke_profile/
■会社概要
社名 : 株式会社ビズヒッツ
所在地 : 〒510-0208 三重県鈴鹿市鈴鹿ハイツ22-21
代表者 : 代表取締役 伊藤 陽介
設立 : 2009年1月19日
資本金 : 300万円
事業内容 : WEBメディアの運営・コンサルティング
URL : https://bizhits.co.jp/company/
そんな理由で、異業種・異職種への転職を考えている人も多いのではないでしょうか。
しかし「異業種・異職種への転職はハードルが高い」と言われ、転職をためらってしまう人も。
そこで今回、株式会社ビズヒッツ( https://bizhits.co.jp/ )が運営するビジネス上の問題解決を考えるメディアBiz Hits( https://bizhits.co.jp/media/ )は、異業種または異職種へ転職した経験がある500人に「異業種・異職種への転職理由」についてアンケート調査を実施。
その結果をランキング形式でまとめました。
- 調査概要
調査日:2022年1月9日~24日
調査方法:インターネットによる任意回答
調査人数:500人(女性271人/男性229人)
- 調査結果サマリー
・異業種・異職種への転職は成功だったが81.2%
・異業種・異職種への転職が成功だった理由1位は「仕事内容に満足」
・異業種・異職種への転職活動で後悔していること1位は「リサーチ不足」
- 異業種・異職種へ転職した理由1位は「異業種・異職種への興味」
1位になったのは「異業種・異職種への興味(90人)」。
2位「仕事内容への不満(87人)」、3位「労働環境への不満(73人)」と続きます。
以降、4位「収入への不満(67人)」、5位「スキルアップのため(38人)」、6位「業界・会社の将来に対する不安(29人)」、7位「人間関係への不満(22人)」の結果となりました。
全体的に「前業種・職種への不満」を理由として挙げた人が多くなっています。
では具体的な回答を紹介します。
【1位 異業種・異職種への興味】
・元々は営業だったが、建築系の仕事をしたかったから(25歳 男性)
・もともとやりたい業種に転職できる機会があり、そのチャンスを逃したくないと思ったため(31歳 女性)
・20年以上ずっと同じ業種でやってきたので、他の業種がどんなものか見てみたかったから(42歳 女性)
「もともとやりたい仕事があった」という人が目立ちました。
他に「仕事を通じて、異職種に関心をもつようになった」という人も。
これからの人生を考えたとき、「本当にやりたい仕事に挑戦しないで終わっていいのか」「興味があることを仕事にしたほうが幸せなのでは」と思う人も多いのでしょう。
【2位 仕事内容への不満】
・接客業だったが、日々の対応に疲れて笑うことが苦痛になってしまったため(26歳 女性)
・仕事をしていてもやりがいを感じられなかったので、異業種に転職しました(35歳 男性)
・業務内容が単調だったため(41歳 男性)
「自分は今の仕事に向いていない」「やりがいを感じない」などの理由で、転職を考えた人も多数。
「同業種・同職種だと同じような仕事内容になるかも」と感じ、異業種・異職種を選ぶのだと考えられます。
「立ち仕事から座り仕事に変わりたくて」という人もいました。
【3位 労働環境への不満】
・前職では定時退社できず、毎日残業が2〜3時間あり精神的・体力的にしんどくなったため(22歳 女性)
・土日祝日や連休など、しっかり休める仕事につきたかったから(34歳 男性)
・離婚をしてシングルマザーになったので、接客業から土日が休みの事務職へ転職しました(40歳 女性)
休日や労働時間を変えたくて異業種・異職種へと転職した人も多くなりました。
休日や勤務時間が自身の生活サイクルと合わないと、長く働き続けるのがしんどくなってしまいますよね。
シフト制勤務の業界・職種の方ですと、休日・労働時間を変えたいときには異業種・異職種を選ぶでしょう。
【4位 収入への不満】
・物流倉庫事務員から小売業販売員に転職。給与が低く、年収を上げたかったから(26歳 女性)
・家庭環境の変化に伴い、収入を増やす必要があったため(38歳 男性)
・同じことをしていても、業界間で給与水準が違う(41歳 女性)
同じような仕事内容でも、業界が変わるだけで収入が大きく上がることも。
例えば「金融」「インフラ」「コンサルティング」などの業界は比較的給料が高いことで知られています。
ただ異業種・異職種に未経験で転職すると、一時的に収入が減るケースも多いです。
転職前には、転職して本当に収入はアップするのかを調べておきましょう。
【5位 スキルアップのため】
・手に職をつけて、より専門性の高い仕事をしたいと考えたから(26歳 女性)
・今までの経験をいかしてさらにスキルアップしたいと思ったからで(39歳 男性)
・前職では資格の取得などもできず、将来的につぶしが効かないと考えたため(42歳 男性)
「今の仕事ではスキルが身につかない」と考え、異業種・異職種に転職決めた人も多いとわかりました。
どんな仕事でもそれなりのスキルは身につくものですが「より専門性の高いスキルがほしい」と考える人も多いのでしょう。
回答からは「将来また転職したいときに役立ちやすいスキルがほしい」「年齢を重ねても重宝されるスキルがほしい」という思惑も見えました。
【6位 業界・会社の将来に対する不安】
・勤めていた会社が不景気すぎた(24歳 男性)
・将来性のない仕事だと感じたため、異業種への転職を決意しました(28歳 男性)
・将来を考えて、異業種の方に需要があると思ったから(37歳 女性)
「業界自体が衰退していきそうだ」「会社の将来性が不安」などと感じ、異業種に転職した人もいました。
共感できる転職理由ではありますが、不安を感じて感情的に転職を決めるのは考えもの。
現職にとどまったほうが業務経験の積み上げになり、将来の転職時有利に働くこともあります。
ただし「給料がきちんと出ているのであれば」という条件付きです。
【7位 人間関係への不満】
・悪口・陰口を言い合う環境にうんざりしてしまった(22歳 女性)
・人間関係が最悪だったからです。人と極力関わらない職種へ転職しました(32歳 男性)
・飲食店店員でしたが、人間関係が最悪で、保険営業職につきました(41歳 女性)
「業界・職種特有の人間関係に疲れた」「人間関係に疲れたので、人と関わらない職場に転職した」などの回答が寄せられています。
人間関係がイヤになり、環境を大きく変えたいと思う人もいるのでしょう。
ただ異業種・異職種に転職しても、また違う人間関係の悩みが出てくることもありえます。
- 異業種・異職種への転職は成功だったが81.2%
「成功(35.8%)」「どちらかといえば成功(45.4%)」が合わせて81.2%。
8割以上の人が「異業種・異職種に転職して成功だった」と感じているとわかります。
- 異業種・異職種への転職が成功だった理由ランキング
1位になったのは「仕事内容に満足(129人)」。
2位「収入が増えた(96人)」、3位「労働環境が改善した(86人)」と続きます。
以降、4位「スキルアップできた(75人)」、5位「ストレスが減った(29人)」、6位「人間関係が良くなった(27人)」、7位「経験を活かせている(13人)」の結果となりました。
「異業種・異職種転職した理由」と重なる項目が多くランクインしており、転職で希望を叶えた人が多いとわかります。
では具体的な回答を紹介します。
【1位 仕事内容に満足】
・工場勤務から接客業へ転職したため、多くの人と関われて人生経験が豊かになった(26歳 男性)
・収入は減ったが、毎日仕事が楽しいから(39歳 女性)
「やりがいがある仕事につけた」「仕事が楽しい」「好きな仕事だから多少ツラくても頑張れる」といった回答が多数寄せられています。
打ち込める仕事や自分に合う仕事に転職でき、成功したと感じている人も多いとわかりました。
好きな仕事内容であればモチベーションが上がって成績も伸び、さらに仕事が好きになるという良いサイクルも生まれそうです。
【2位 収入が増えた】
・働く時間はそこまで変わらず、収入は増えたため(28歳 女性)
・正社員になれたことと、年収が倍になりました(41歳 女性)
「年収が150万円増えた」「年収が2~3倍になった」など、大幅な収入アップを実現した人もいました。
「派遣社員から正社員へ」など、雇用形態が変わったことで収入アップが叶った人も。
ただ「収入が増えた分、残業も増えた」という体験談もいくつかありました。
【3位 労働環境が改善した】
・勤務時間が変わり、身体への負担が大幅に減ったと感じたから(25歳 女性)
・土日が休みになったので、子どもとの時間が作れてよかったです(40歳 女性)
休日や勤務時間が希望通りになったことで、プライベートが充実したり、体力的にラクになったりしたという人も多数いました。
「仕事内容が好き」「収入がいい」という仕事でも、残業や休日出勤が多すぎると、続けられないこともありますからね。
「収入は下がったが、労働環境が良くなったので転職してよかった」と答えた人も目立ちました。
【4位 スキルアップできた】
・前職では培えないスキルを得られたと感じるため(26歳 男性)
・資格の取得と、専門的な知識・技術の習得ができたから(42歳 男性)
「転職活動時に資格取得やスキルアップをはかった人」と「転職してから新たな資格・スキルを得た人」がいました。
「転職して環境が変わり、スキルアップへの意欲がわく」などよい変化もあるでしょう。
またスキルアップしたことで「今後また転職することになっても有利」というコメントも複数ありました。
【5位 ストレスが減った】
・前職はミスに厳しかったので精神的にツラかった。それがなくなっただけで気持ちが軽くなりました(25歳 女性)
・ノルマや接客業のストレスから解放された(29歳 女性)
・給料は下がりましたが、精神的にはラクになりました(36歳 男性)
前職で抱えていた仕事のストレスから開放され、成功だと感じている人も多くなりました。
異業種・異職種へ転職するとイチからのスタートですから、覚えることなども多く、大変です。
それでも「精神的にラク」と感じる人が多いのは少し意外にも思えます。
おそらく前職でよほど大きなストレスを感じていたのでしょう。
【6位 人間関係が良くなった】
・自分と同じ価値観を持っている人たちと仕事できるようになった(28歳 女性)
・前職は成績を競うこともあり、職場がギスギスしていました。しかし今は技術職でもあるので、みんなでレベルを高め合えます(29歳 女性)
「人間関係はどこにいっても同じ」と言われることもあります。
しかし実際には転職して人間関係が良くなった人も多いとわかります。
転職先の人間関係がいいかを見極めるには「会社情報サイトのクチコミ」「求人広告が頻繁に出ていないか」などを参考にしましょう。
転職エージェントやハローワーク職員からの情報も参考になります。
【7位 経験を活かせている】
・物販から公益法人とまったく違う業種への転職だったが、接客や交渉術を生かせた(39歳 男性)
・前の業界においては当たり前の技術が、業務改善に大いに役立つ(41歳 男性)
異業種・異職種への転職であっても、前職の職務経験やスキルを生かせます。
コミュニケーションスキルなどは、業界・職種が変わっても活かしやすい能力の代表例です。
業界や職種を超えて活かせる能力を見つけておくと、採用面接時のアピールポイントとしても使えるでしょう。
- 異業種・異職種への転職活動で後悔していること1位は「リサーチ不足」
1位は「リサーチ不足だった(112人)」でした。
2位「資格・スキルがあればよかった(91人)」、3位「他の会社も見るべきだった(39人)」と続きます。
以降、4位「もっと早く活動すればよかった(27人)」、5位「条件の優先順位を間違えた(25人)」、6位「収入が減った(15人)」、7位「前職にとどまるべきだった(10人)」の結果となりました。
「リサーチ不足」「資格やスキルがあればよかった」など、転職活動の下準備に関する後悔が多い印象です。
「もっと早く活動すればよかった」と答えた人が多かったのも印象的でした。
なお「後悔はとくにない」と答えた人は118人でした。
では具体的な回答を紹介します。
【1位 リサーチ不足だった】
・同業他社の事業内容や株主向けの資料などをよく見て、転職先の将来性をもっと調べるべきだった(32歳 男性)
・もう少し事前に仕事内容などをネットで調べておけばよかった(47歳 女性)
「収入」「仕事内容」「元社員のクチコミ」などを見ておけばよかったという後悔が多く寄せられました。
リサーチ不足のせいで「入社してみたらイメージと違った」となると、期待が大きかった分、ガッカリしてしまいますよね。
【2位 資格・スキルがあればよかった】
・前職場で資格をもう少し取得しておけば、転職活動の幅が広がったと思います(25歳 女性)
・事前に何か資格を取っておけば、もっといい条件で転職できた(35歳 男性)
「アピールできる資格やスキルがあれば、転職活動の幅が広がったり有利になったりしたかも」と後悔した人も多くなりました。
もしかすると、資格がなくて憧れの職種にチャレンジするのを諦めた人もいるかもしれません。
異業種・異職種転職の場合、前職の職務経験だけでは「即戦力になれる」というアピールが難しいもの。
しかし能力を証明できる資格があれば、評価されやすくなるでしょう。
【3位 他の会社も見るべきだった】
・業態を絞って転職活動をしたが、もっと複数の業態で幅広く会社を見ればよかった(24歳 男性)
・候補が1社しかなくそのまま入社したので、他にも何社か検討しても良かったと思います(29歳 女性)
働きながらの転職活動だと「複数社を比較検討している時間がない」という人もいるかもしれません。
また「働きたい業界が決まっているから、他の業界は見ない」という人もいるでしょう。
しかしいくつかの会社を見比べてみれば「希望の業界ではなかったけど、興味がもてる」という会社が見つかる可能性もあります。
- まとめ
また「異業種・異職種への転職は成功だった」と感じている人が81.2%と多数。
成功だと思う理由は「仕事内容に満足」「収入が増えた」などでした。
「異業種・異職種への転職活動で後悔していること」1位は「リサーチ不足」。
在職中の転職活動では業界研究や企業研究の時間がとれないことも多いですが、リサーチ不足はミスマッチに繋がります。
時間がない方は、転職エージェントを利用するなどして転職活動の効率化をはかるのもおすすめです。
※全ての集計結果データは以下から閲覧可能です。
URL:https://bizhits.co.jp/media/archives/category/tensyoku/igyousyu
■株式会社ビズヒッツについて
当社では、社名と同じ「Biz Hits」という名の仕事・転職・求人情報サイト( https://bizhits.co.jp/work/ )と、ビジネスの問題解決を考えるメディア( https://bizhits.co.jp/media/ )を運営しています。
また、上記メディア運営の中で得た知識と経験を元に、業務効率化サポート・リモートワークとクラウドソーシング導入コンサルティングも行っております。
Biz Hits編集長:伊藤陽介のプロフィール
https://bizhits.co.jp/itoyosuke_profile/
■会社概要
社名 : 株式会社ビズヒッツ
所在地 : 〒510-0208 三重県鈴鹿市鈴鹿ハイツ22-21
代表者 : 代表取締役 伊藤 陽介
設立 : 2009年1月19日
資本金 : 300万円
事業内容 : WEBメディアの運営・コンサルティング
URL : https://bizhits.co.jp/company/
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