「交通空白」解消に向けたパイロット・プロジェクトの実証事業実施について
北海道旅客鉄道株式会社(本社:北海道札幌市、代表取締役社長:綿貫 泰之、以下「JR北海道」)と株式会社電脳交通(本社:徳島県徳島市、代表取締役:近藤 洋祐、以下「電脳交通」)は、電脳交通が提供する『列車内で降車後のタクシーを事前に手配できるサービス「タクジット」』を活用し、宗谷本線内の特急列車にて実証事業の開始を致します。
この実証事業は、JR北海道宗谷本線の名寄駅、南稚内駅、稚内駅を対象に2025年7月1日から2025年12月31日までの実施を予定しております。
◆背景
「交通空白」に係るお困りごとを抱える自治体、交通事業者と、様々な資源を持つ幅広い分野の企業・団体群の連携・協働体制を構築し、「交通空白」解消に向けて、実効性かつ持続可能性のある取組を全国規模で推進するため、令和6年11月に「交通空白」解消・官民連携プラットフォーム(国土交通省HPより)が設置され、JR北海道は北海道の交通事業者の一社として参画しております。
様々な社会環境の変化で問題が顕在化していることの一つに、JR北海道 が保有する駅という交通結節点での二次交通との乗り継ぎ課題があります。今回の実証事業を通じて、鉄道からタクシーへの乗り継ぎの利便性向上を図るとともに、「交通空白」解消に向け、実証結果を自治体様とも共有して乗り継ぎ課題の解決に活かして参ります。
なお当実証事業は、国土交通省 令和7年度「日本版 MaaS 推進・支援事業」に選定され実施致します。
参照
「交通空白」解消に向けたパイロット・プロジェクト第2弾を公表
◆実証事業概要
JR北海道と電脳交通は、実証事業として「特急宗谷、特急サロベツ」の車内から簡単にタクシー手配できるサービスを期間限定で提供します。
イメージ図

◇期間:2025年7月1日(火)から2025年12月31日(水)
◇対象駅と協力タクシー事業者:
名寄駅 (北海道名寄市)|名寄交通株式会社、株式会社三浦ハイヤー
南稚内駅、稚内駅(北海道稚内市)|稚内日の丸交通株式会社
◇利用方法:
①JR北海道特急宗谷、特急サロベツの座席テーブル背面にある二次元コードより「タクシー配車予約WEBフォーム」を読み込む。
②「氏名」「電話番号」を直接入力、「列車名」「降車駅」はプルダウンから選択する。(利用日はWEBフォームを読み込んだ日に自動設定)
③必要に応じて目的地やその他情報を入力(任意)、「送信」を押下する。
◇注意事項:
・列車の走行位置によっては携帯電話の電波が不通になる場合があります。通信状況をご確認のうえ、ご利用ください。
・早朝、深夜や荒天時などタクシーの需給ギャップが激しい時間帯では、タクシーの手配が出来ない場合があります。


◆各社の役割

JR北海道 |
・列車内に本サービスの告知等実施 |
電脳交通 |
・乗客が利用するタクシー配車予約WEBフォームの開発とクラウド型タクシー配車システム「DS」との連携 |
◆会社概要
北海道旅客鉄道株式会社
代表者:代表取締役社長 綿貫 泰之
本社 :北海道札幌市中央区北11条西15丁目1-1
資本金:90億円
会社HP:https://www.jrhokkaido.co.jp/
株式会社電脳交通
代表者:代表取締役社長 近藤 洋祐
本社 :徳島県徳島市寺島本町西1丁目5番 アミコ東館6階
資本金:1億円
会社HP: http://dennokotsu.jp
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