ストックラボ、Claude 活用のエンジニア工数削減プログラムを本番導入— 要件→チケット分解/コードレビュー補助/検証用SQL・テスト自動生成/運用Runbook起票を標準化

株式会社ストックラボ

リユース事業を行うストックラボ(本社:東京都新宿区新宿2-12-16 セントフォービル203)は、Claude(LLM)を用いたエンジニア工数削減プログラムを本番導入しました。人間の最終承認(Human-in-the-Loop)を前提に、要件→チケット分解/コードレビュー補助/検証用SQL・自動テスト生成/運用Runbookの起票・更新/ログ・障害の一次整理を標準化。Lead Time to Change(LTTC)・コードレビュー滞留時間・検証工数・MTTRなどの主要KPIで削減効果を確認(当社調べ)し、対象領域を拡大します。

実施の背景

当社のプロダクト運用は、「速さ」と「説明可能性」を同時に満たす場面が確実に増えています。カテゴリ拡大・日次自動更新・SLA(運用品質の下限基準)運用を回す開発/運用タスクは、
要件定義 → チケット分解 → 実装 → 検証 → リリース → 監視 → 変更履歴の記録
という一連の工程で構成されますが、各段に定型作業(要約・分解・整形・雛形化)が多く、さらにドキュメント整備(PRD/Runbook/チェンジログ)やログ・障害の一次整理
に思った以上の時間が割かれていました。

結果として、①手戻りが発生しやすい、②ドキュメント負債が積み上がる、③「なぜそう実装/是正したか」の説明が人依存になる――という課題が顕在化していました。

こうした“面倒だが欠かせない前処理”は、LLM(大規模言語モデル)の得意領域(要約/分解/整形/雛形生成)と相性が良いことが、社内のパイロットで明確になりました。たとえば次のような具体例です。

  • 要件→チケット分解:PRDや課題メモから、ユーザーストーリー/受入れ基準/依存関係を抽出し、エピック→チケットへ分解する“たたき台”を出す。

  • レビュー補助:差分・テスト結果を読み込み、変更意図の要約/リスク箇所の抽出/レビュー観点を列挙し、レビューの抜け防止に寄与。

  • 検証スクリプトの雛形化BigQueryのスキーマを参照した検証SQL・ダミーデータ・境界値テストの草案を自動生成。

  • Runbook/チェンジログ起票:障害チケットやPRから、暫定対応→恒久対策→確認手順のドラフトや、変更要点の要約を自動で起票。

  • ログ・障害の一次整理:例外ログや監視アラートを類型化/再現手順候補/関連チケット紐づけまでまとめ、SREの初動を短縮。

ただし、LLMの出力をそのまま反映することはしませんHuman-in-the-Loop(人の最終承認)を前提に、Claudeを中心とした LLM-in-the-Loop を実装し、成果物は必ず担当者が確認・編集・承認してから適用します。これにより、スピード向上と説明可能性の両立(=「どのプロンプト/どの出力を誰が採用し、どう編集して反映したか」)を実現します。

あわせて、LLM活用の適用領域/非適用領域も明確化しました。

  • 適用:要約・分解・整形・雛形化・一次整理といった前処理工程、およびレビュー時の観点提示

  • 非適用仕様の最終決定・セキュリティ/プライバシー判断・本番データへの直接操作・顧客向け文言の最終文案(担当者が仕上げる)。

さらに、導入に先立ちセキュリティ/ガバナンスを設計段階から組み込みました。

  • 最小権限・非機密前提:LLMへ渡す情報は要約用の非機密データに限定。個人情報・秘匿キー・本番データは送出しない。

  • 監査可能性ジョブID/コミットIDとやり取りを紐づけて保存し、誰が・いつ・何を・どのプロンプトで生成/承認したかを追跡可能に。

  • ロールバック標準化:逸脱や誤反映が検知された場合、差し戻し→再生成→ロールバックを迅速に実施。

  • AI利用ポリシー:モデル選定基準、保存期間、二次利用の不可、プロンプト・出力の保護範囲を明文化。

チェンジマネジメントの面でも、いきなり全社展開せず、小さく始めてKPIで測る方針をとりました。

  • パイロット→段階拡大:コアチームで運用→テスト密度・品質との相関を確認→対象領域を拡大。

  • 測定KPILead Time to Change(LTTC)、コードレビュー滞留時間、検証SQL/テスト雛形の作成工数MTTR(初動~暫定対処)、開発者満足度 などを四半期で集計し、期間・母数・算出法を併記して開示(当社調べ)。

この取り組みは、“人の判断を置き換える”ためではありません。目的は明確で、(1)面倒な前処理を機械化して時間を取り戻す(2)出処と承認経路を記録し説明可能性を上げる(3)手戻りを減らし、変更履歴とRunbookの鮮度を保つ――という、開発生産性と運用品質の両立です。


そのために、プロンプトライブラリ(用途別の定型プロンプト集)、ゴールデン・サンプル(良い出力例と採用基準)、レビュー観点のチェックリストを整備し、属人化を防ぎながら再現性のある運用へ移行しました。今後も、ABテストによるプロンプト/テンプレ改善や、KPIの公開を通じて、スピード × 説明可能性 × セキュリティの最適点を継続的に探っていきます。

実装範囲(今回の標準ワークフロー) 

要件→チケット分解(PM/EM向け)

 PRD/課題メモを入力→ユーザーストーリー・受入基準・依存関係の抽出エピック→チケット分解案を生成。

 生成結果は担当者が編集・承認し、追跡用ID(ジョブID)とともに登録。

コードレビュー補助(レビューア向け)

 変更差分・テスト結果を入力→変更意図の要約、リスク部位の抽出、レビュー観点の列挙を出力。

 最終判断は人が実施。LLM提案は補助に限定。

検証用SQL・テスト生成(QA/開発向け)

 BigQuery等のスキーマを参照し、検証SQL・ダミーデータ生成・境界値テスト雛形を作成。

 自動生成はステージング環境限定で実行し、実データ・本番権限へは非アクセス

運用Runbook/変更履歴(SRE向け)

 障害チケットや変更PRから、暫定対応→恒久対策→確認手順Runbookドラフトを生成。

変更履歴(チェンジログ)は要点版を自動起票→SREが校正・承認

 ログ・障害の一次整理

 例外ログ/監視アラートを要約し、類型・再現手順案・関連チケットを提示。

 MTTR短縮のため、切り戻し要否暫定対処の候補を出すが、自動実行は不可

セキュリティ・ガバナンス 

  • 最小権限/非機密前提:LLMへ渡す情報は非機密・要約用に限定し、実データ・個人情報・秘匿キーは送出しません。

  •  プロンプト・出力の監査:やり取りはジョブID/コミットIDと紐づけて保存。誰が・いつ・何を反映したかを追跡可能に。

  •  リーガルレビュー:利用規約・秘密保持の見直し、AI利用ポリシー(二次利用不可・保存期間・モデル選定基準)を明文化。

  •  ロールバック標準化:逸脱・誤反映時は差し戻し→再生成→ロールバックを迅速に実施。

株式会社ストックラボ代表 尾太 駿 コメント

「私たちはLLMを置き換えではなく前処理の自動化と意思決定の補助に使います。人が最後に決める前提で、要件分解・レビュー・検証・Runbookの“面倒な前処理”を機械に任せる。数字と安全の同時達成を、KPI公開運用ルールで続けていきます。」

◆会社概要

<株式会社ストックラボ>

設立日:2014年4月25日

古物商許可証:第304371408068号

所在地:〒160-0022 東京都新宿区新宿2-12-16 セントフォービル203

事業内容:リユース事業

買取ストックラボコーポレート

株式会社ストックラボは、革靴やお酒の販売・買取を中心に事業を展開するリユース企業です。

「新しいモノと昔からあるモノをつなぎ、価値を再発見する」。
インターネットと実店舗の両輪で、必要な人に必要な一品を届けます。

また、出張買取真珠買取真珠販売古本買取毛皮買取、なども承っております。また、広告やSEO、CRMなど店舗集客買取集客の面でリユース企業のマーケティング支援を強化しています。

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お酒買取専門店ストックラボ(新サイト)

東京の中古革靴専門店 LASTLAB(ラストラボ) を運営しています。

中古革靴の専門店『LASTLAB』では、オールデン/ジョンロブ/エドワードグリーン/クロケット&ジョーンズ/チャーチ/ベルルッティ など名門ブランドの品揃えと、革靴の買取に対応。渋谷・原宿に実店舗、通販もご利用いただけます。
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ビジネスカテゴリ
EC・通販卸売・問屋
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会社概要

株式会社ストックラボ

1フォロワー

RSS
URL
https://www.stock-lab.com/
業種
サービス業
本社所在地
東京都新宿区新宿2-12-16 セントフォービル203
電話番号
03-5919-6640
代表者名
畑谷 裕二
上場
未上場
資本金
300万円
設立
2014年04月