【大阪工業大学】豪雨災害に備えるマンホールの水位計測システム
本学ホームページ連載「研究力」№11を配信 電子情報システム工学科 熊本和夫教授
大阪工業大学(学長:井上晋)は、本学の時代に先駆ける研究をホームページの「研究室VOICE」内で紹介する連載「研究力」の11回目を本日配信しました。今回は、電子情報システム工学科 熊本和夫教授の豪雨災害に備えるマンホールの水位計測システムの開発についてです。
1. 教 員:熊本 和夫教授(くまもと・かずお)
2. 所 属:電子情報システム工学科
3. テ ー マ :豪雨災害に備えるマンホールの水位計測システム
4. U R L :https://www.oit.ac.jp/lab_voice/11_D-kumamoto.html


【研究の概要】
線状降水帯やゲリラ豪雨が近年増えています。短時間に大量の雨が降るため、下水管に流れ込む雨水が排水能力を超えるとマンホールから水があふれて住宅地などが浸水する「内水氾濫(ないすいはんらん)」が起きます。防災に向けてマンホール内の水位を計測するセンサーやカメラを設置する動きもありますが、高いコストや腐食などの課題があり導入はほとんど進んでいません。通信技術を専門とする熊本教授はマンホール内に設置されている金属製タラップに着目し、アンテナとして利用するシンプルな水位計測システムの開発を進めています。この水位検出システムと水位検出方法については特許も申請し、実用化に向けて試作実験を重ねています。
【WEB連載「研究力」】
● 会話形式の平易な文体に図や動画を多用し、先端の研究を分かりやすく説明
● 本学の200研究室から毎月1教員を紹介
【「研究力」バックナンバー】
住みやすさを創造する「建築環境工学」 工学部 建築学科 河野良坪教授
https://www.oit.ac.jp/lab_voice/1_A-kono.html
未利用熱を有効活用「熱電発電」の新素材を開発 工学部 応用化学科 村田理尚准教授
https://www.oit.ac.jp/lab_voice/2_K-murata.html
石油を作る微細藻類に遺伝子解析からアプローチ 工学部 環境工学科 河村耕史准教授
https://www.oit.ac.jp/lab_voice/3_V-kawamura.html
サステナブルな野外フェスを音環境から考える 工学部 機械工学科 吉田準史教授
https://www.oit.ac.jp/lab_voice/4_M-yoshida.html
ナノ技術で血栓のできない人工血管に挑む 工学部 生命工学科 外波弘之准教授
https://www.oit.ac.jp/lab_voice/5_U-tonami.html
連鎖する災害の因果をテキストデータから読み解く
情報科学部 データサイエンス学科 坂平文博准教授
https://www.oit.ac.jp/lab_voice/6_ID-sakahira.html
公共交通は「人を運ぶ」だけなのか? 工学部 都市デザイン工学科 西堀泰英准教授
https://www.oit.ac.jp/lab_voice/7_C-nishihori.html
消防防災活動にドローンを役立てる 情報科学部 実世界情報学科 樫原茂教授
https://www.oit.ac.jp/lab_voice/8_IN-kashihara.html
視覚障がい者と盲導犬に快適なハーネスを
ロボティクス&デザイン工学部 空間デザイン学科 白髪誠一教授
https://www.oit.ac.jp/lab_voice/9_W-shiraga.html
生成AIやメタバースから教育の可能性を広げる
情報科学部 実世界情報学科 矢野 浩二朗教授
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