【武蔵野大学】データサイエンス学科2年生が国際学会IES 2022でBest Paperを受賞!

都市・災害・森林の関連性を可視化し、インドネシアの熱帯雨林への適用を提案

学校法人武蔵野大学

武蔵野大学(東京都江東区)データサイエンス学部データサイエンス学科2年生の濱野 周(はまの あまね)さんが国際学会The 24th International Electronics Symposium(以下:IES 2022)で論文発表を行い、Knowledge Creation and Intelligent Computing (以下:IES-KCIC)部門Computational Intelligence分科会にて「Best Paper」を受賞しました。

濱野 周さん(中央)、インドネシアで行われた授賞式にて濱野 周さん(中央)、インドネシアで行われた授賞式にて


【本件のポイント】

  • データサイエンス学部データサイエンス学科2年生の濱野 周さんがIES 2022のIES‐KCIC部門Computational Intelligence分科会でBest Paperを受賞
  • 論文では都市の災害レジリエンスにおける森林の役割を総合的に評価・可視化し、インドネシアの熱帯雨林への適用を提案

【本件の内容】
IES 2022は電気・情報工学分野における国際学術研究団体IEEE (Institute of Electrical and Electronics Engineers) のインドネシア支部とスラバヤ電子工学大学・PENS(Politeknik Elektronika Negeri Surabaya)が開催する国際学会です。本学会は2部門8分科会で構成されており、今年度は9ヵ国以上の国・地域から253本の論文が投稿され、査読を経て115本の論文が採択されました。
本学学生が参加したIES-KCIC部門では4つの分科会(Knowledge Base and Engineering, Computational Intelligence, Intelligent Multimedia Systems, Applied-Computing Sciences)に分かれて論文発表が行われました。受賞したBest Paperは各分科会において最上位の1名が受賞する賞です。論文はComputational Intelligence分科会で採択された16本の論文の中からBest Paperに選ばれました。
本論文では都市の災害レジリエンスにおける森林の役割について評価することを目的として、偏在する時系列地理情報データ・社会経済指標データ・自然災害データを用いて都市部の植生・森林分布の時系列変化を多層的に分析・可視化する方式について述べています。また、日本の関東地方を対象とした実験、インドネシアの火災多発地域を対象とした実験により、SDGs目標15(陸の豊かさを守ろう)の実現に対する本方式の実現可能性、および、偏在する多様なオープンデータの統合的活用の可能性について示しています。学会ではインドネシアの火災に有用であること、その汎用性について高く評価されました。

【概要】
国際学会名 International Electronics Symposium 2022(IES 2022)
期間 2022年8月9日~11日
開催形態 ハイブリッド(会場/オンライン)
主催 Politeknik Elektronika Negeri Surabaya、IEEE Indonesia section
受賞論文 A Multilayered Analytical Visualization Method for assessing Forest-Urban-Disaster Resilience
著者 データサイエンス学部データサイエンス学科2年生 濱野 周
データサイエンス学部データサイエンス学科 佐々木 史織 准教授

 

【コメント】


■データサイエンス学部データサイエンス学科2年生 濱野 周さん
森林と都市、災害の関連性、森林火災の時系列可視化を行い、森林の重要性・効果を指摘しました。学会発表に携わっていただいた先生方やオフラインでの国際学会で緊張や不安が多いなか、応援、サポートしてくれた学友に感謝しています。これからもSDGs実現へ貢献できるように研究に取り組んでいきたいです。

 


■データサイエンス学部データサイエンス学科 佐々木 史織 准教授
SDGs目標15への貢献を目指した研究とその熱帯雨林保全への応用が評価されたことを嬉しく思います。これを励みに更なる国際的な取り組みを濱野さんと進めていきたいと思います。

 


【関連リンク】
■国際学会IES 2022:https://ies.pens.ac.id/2022
■武蔵野大学データサイエンス学科:https://www.musashino-u.ac.jp/academics/faculty/data_science/data_science

【武蔵野大学について】

武蔵野大学 有明キャンパス武蔵野大学 有明キャンパス

1924年に仏教精神を根幹にした人格教育を理想に掲げ、武蔵野女子学院を設立。武蔵野女子大学を前身とし、2003年に武蔵野大学に名称変更。2004年の男女共学化以降、大学改革を推進し12学部20学科、13大学院研究科、通信教育部など学生数13,000人超の総合大学に発展。2019年に国内私立大学初のデータサイエンス学部を開設。2021年に国内初のアントレプレナーシップ学部を開設し、「AI活用」「SDGs」を必修科目とした全学共通基礎課程「武蔵野INITIAL」をスタートさせる。2023年には国内初のサステナビリティ学科を開設する。2024年の創立100周年とその先の2050年の未来に向けてクリエイティブな人材を育成するため、大学改革を進めている。
武蔵野大学HP:https://www.musashino-u.ac.jp

 

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本社所在地
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代表者名
西本 照真
上場
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資本金
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設立
1924年04月