JAXAベンチャー天地人、経営体制強化のお知らせ
JAXA認定の宇宙ベンチャー 株式会社天地人(東京都中央区 代表取締役 櫻庭康人)は、経営体制の強化を目的に、2024年8月1日から新たに取締役副社長 CSTOとして百束 泰俊、執行役員 COOとして樋口 宣人、執行役員︎ 事業開発統括マネージャーとして西山 陽平、執行役員 HR マネージャーとして青木 愛子、執行役員 CEO オフィスマネージャーとして木村 紋子を選任したことをお知らせします。
経営体制変更について
天地人は、持続可能な地球環境を目指して活動するJAXA認定ベンチャーです。宇宙ビッグデータをWebGISサービス「天地人コンパス」で解析・可視化することで、まだ誰も気付いていない土地の価値や地球の資源を明らかにするサービスを提供しています。
天地人は「宇宙ビッグデータを使い人類の文明活動を最適化する」をミッションに掲げています。また、「宇宙視点で考える」や、「地球に良い営みを」といったバリューを大切にしています。
ミッションや高い目標の実現に向けて、持続可能性の維持向上を目指す水道事業体様向けサービス「天地人コンパス 宇宙水道局」や、気候変動に対応したブランド米をつくる「宇宙ビッグデータ米」など、様々な社会問題の解決に取り組んでいます。
「天地人コンパス 宇宙水道局」は、2023年4月に提供を開始したばかりのサービスです。技術力の高さと導入ハードルの低さが評価され、厚生労働省、国土交通省、総務省などの各省庁が実施する「第7回インフラメンテナンス大賞」では厚生労働大臣賞を受賞。東京都水道局様をはじめとする18自治体様に採用いただいています(2024年8月現在)。
今後のさらなる組織拡大、および、コア事業である「天地人コンパス」の事業をより加速させることを目的に、経営体制の強化を行いました。
*写真は世界中にいる天地人メンバーの中からスタジオ撮影に集まった、関東を中心とする一部メンバーです
取締役副社長 CSTO 百束 泰俊(ひゃくそく やすとし)
2004年宇宙航空研究開発機構(JAXA)に入構。降水観測の「GPM主衛星」、温室効果ガス観測の「いぶき2号衛星」について、JAXA職員として全開発工程を担った地球観測衛星の専門家。NASAゴダード宇宙飛行センター駐在を経験。大規模システムのプロジェクトマネジメントを専門とする一方で、自ら開発した衛星を含む様々な地球観測データを活用しつつ、ビジネスアイデアを創出する。天地人の共同創業者。
*CSTO(チーフサテライトテクノロジーオフィサー)
執行役員 COO 樋口 宣人(ひぐち のりと)
1990年株式会社三菱総合研究所に入社。OR、ロジスティクスならびに意思決定分析を専門とし、防衛、運輸、郵政など省庁における政策立案や企業の戦略策定に関わる調査研究およびコンサルティングに従事。2000年ケンコーコム株式会社を共同創業、常務取締役COOとしてヘルスケア領域のEC事業を牽引、日本の医薬品インターネット販売の基礎を築く。2015年からはスタートアップ企業の経営強化に注力。国内上場企業のCEOや米国AI企業の日本法人代表などを歴任、先端技術の社会実装を通じて社会課題の解決と持続可能な社会の実現に尽力。2024年7月天地人に参画。
*COO(COOLというには何かが足りない)
執行役員︎ 事業開発統括マネージャー 西山 陽平(にしやま ようへい)
2009年For-side.com(東京)に入社、経営戦略部マネージャーとして米国、UK、インド、東南アジアでの事業開発を担当。2015年VNPAY(ハノイ)で会長アドバイザーとしてペイメントゲートウェイサービスを構築。2016年TradingView(ニューヨーク)に入社、日本事業の責任者として成長を実現。2018年Standard AI(サンフランシスコ)に入社、ゼネラルマネージャーとして日本のオペレーション立ち上げに貢献。2022年Mashgin(パロアルト)で日本の事業開発統括を担当。2024年6月天地人に参画。
執行役員 HR マネージャー 青木 愛子(あおき あいこ)
バイリンガル転職支援会社のダイジョブ・グローバルリクルーティング株式会社(現ヒューマングローバルタレント株式会社)に入社後、日系外資系IT企業向けに両面型人材紹介を担当。その後、同社にて採用代行(PRO)事業の立ちあげを手掛ける。2022年1月天地人に参画。採用、人事制度を担当。
執行役員 CEO オフィスマネージャー 木村 紋子(きむら あやこ)
大学・大学院では流体力学を基礎とした交通渋滞の研究を実施し、博士(工学)を取得。2009年株式会社三菱総合研究所に入社、官公庁向けに自動車、鉄道、航空などの交通政策に関する調査研究、民間企業向けに自動車、ITS分野の新商品開発、海外進出に関するコンサルティングを経験。2017年DataStrategy株式会社に入社、プロジェクトマネージャーとしてJAXAと共同でドローンから生成される各種データ活用に関する検討を推進。2019年12月天地人に参画。研究開発推進を担当。
2050年に向けての取り組みと想い
経営体制強化に際し、この度、2050年カーボンニュートラルの実現に向けた天地人としての取り組みと想いをまとめました。
気候変動、水資源の枯渇、生物多様性の喪失—地球は今、静かに悲鳴を上げています。
2019年の創業以来、私たちは衛星データで地球の姿をみてきました。5年前と比べるだけでも、地球温暖化による暮らしの変化、地表面温度や海面水温の上昇、農業や漁業などへの悪影響。さらに、人口動態の変化が加わることで生じるインフラ維持への危機的状況などを目の当たりにしてきました。
私たち天地人は、宇宙からの視点で地球の鼓動と人々の営みを感じ取り、その声に真摯に耳を傾けることで、未来に向けた解決策を模索していきます。
天地人が目指す姿:
2050年に向けて地球が直面する深刻な危機に対して、気候変動の兆候をいち早く察知し、カーボンニュートラルな社会への転換を加速させる。私たちだけではなく、誰もが行動を起こせるように地球の大気、大地、森林、水源の鼓動を見える化します。また街、都市の生命活動が持続可能になる仕組み作りに貢献します。それが、地球と人類に対する私たちの使命です。
衛星データが映し出す地球の姿には、無限の可能性があります。そこに、人類がこれまで大切にしてきた自然との共生方法を組み合わせることで、地球への深い愛情と尊重をともなった行動ができると信じています。
天地人の叡智には地球を守り、社会を変えていく力があります。
「地球のために、天地人がいて良かった」
地球に住むすべての人が、かけがえのない故郷に対して具体的な行動をできるように。天地人は、地球の未来を切り開くコンパスを目指していきます。
■会社概要
会社名:株式会社 天地人
所在地:東京都中央区日本橋1丁目4−1日本橋一丁目三井ビルディング5階
代表者:代表取締役 櫻庭 康人
事業内容:衛星データを使った土地評価コンサル
サイトURL:https://tenchijin.co.jp/
Twitter:https://twitter.com/tenchijin_pr
Linkedin:https://www.linkedin.com/company/tenchijin/
文章/撮影 砂流恵介
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