アドバンテック、手のひらサイズのファンレス組込みコンピュータ 「ARK-1125シリーズ」を発売
小型で高性能なファンレス組込みコンピュータで、幅広いシーンに活用可能
《この記事を要約すると・・・》
アドバンテックの「ARK-1125シリーズ」は、小型で高性能なファンレス組込みコンピュータです。
工場の自動化やスマートシティなど、様々な分野で活用できます。AIや5Gにも対応し、高い信頼性と拡張性を備えています。
アドバンテック株式会社(TWSE:2395 東京都台東区、以下、アドバンテック)は、手のひらサイズのファンレス組込みコンピュータ「ARK-1125シリーズ」の発売を開始しました。
このシリーズは、インテル最新の N200 (Nシリーズ) および X7211E (Xシリーズ) プロセッサを搭載し、超小型で堅牢性に優れたユニットを採用しています。動作温度範囲は-30 ~ 60°Cと幅広く、外形寸法はわずか133 x 46.4 x 94.2mmで非常にコンパクトです。それと同時に、豊富な接続オプションを備えているので、様々な機器や周辺機器と連携することができ、多くのファクトリオートメーションのニーズを満たしています。
ARK-1125 シリーズは、M.2 AI アクセラレータカード、5G/LTE、Wi-Fi モジュール、NVMe SSD との統合もサポートしているので、リアルタイムインテリジェンスを実現し、工場やスマートシティでの効率性と生産性を向上させます。さらに、TPM 2.0オンボード や エッジデバイス管理ソフトDeviceOnにより、セキュリティやリモート管理機能が強化されています。 このように、手のひらサイズのフォームファクター・堅牢な設計・幅広い動作温度範囲により、製造ラインやキオスク端末など、スペースに制約のあるアプリケーションに最適です。
ARK-1125H
ARK-1125Hは、インテル N200 (Alder Lake N) プロセッサを搭載し、DDR5-4800 メモリを最大 16GB までサポートします。I/O オプションが豊富で、2x GbE (最大 2500 Mbps)、2x RS-232/422/485、2x USB 3.2、2x USB 2.0、2x HDMI ポートを備えています。さらに、Wi-Fi と 5G モジュールをサポートしており、EU 諸国向けに RED 認証を取得した特定の無線モジュールも搭載しています。このモデルは Chrome OS Flex にも対応しており、対話型 AI アプリケーションを含む様々なビジネスや企業アプリケーションに適しています。ARK-1125H はコンパクトなため、キオスク端末などのスペースに限りのある環境にも設置できます。また、2x GbE と2x HDMIのI/O接続にも対応しているので、ネットワークとディスプレイへの接続が可能です。
ARK-1125C
ARK-1125Cは、インテル x7211E (Alder Lake N) プロセッサを搭載し、DDR5-4800 メモリを最大 16GB までサポートします。4x RS-232/422/485、1x GbE (最大 2500 Mbps)、2x USB 3.2、2x USB 2.0、1x HDMIなど、幅広い I/O 接続が可能です。内部インターフェイスには M.2 2230 E-Key、2242 M-Key、2280 B-Key スロットが搭載されており、NVMe SSD、無線モジュール、M.2 フォームファクターの HAILO 8 など AI アクセラレータカードをサポートし、スマートファクトリーでのエッジAI アプリケーションに最適です。さらに、ARK-1125C は、選択されたメモリと SSD を搭載することで Energy Star 認証を取得しており、電力とコストの節約を実現し、環境に配慮した設計となっています。
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