【武蔵野美術大学】東京都江東区の小学生を対象に 日本画のワークショップを実施しました
武蔵野美術⼤学(所在地:東京都⼩平市/学長:樺山祐和 以下、本学)は、株式会社ヤマタネ(本社:東京都江東区/代表取締役社長:河原田岩夫 以下、ヤマタネ)と共同で日本画のワークショップを開催しました。
概要
2024年7月に創業100周年を迎えたヤマタネの100周年記念事業の一環として、東京都江東区内の小学校2校を対象に10月5日と10月12日の2日間にわたりワークショップを開催しました。
本学の卒業生であるアーティスト2名を講師に迎え、「私たちのまちに川が運んできたもの(過去と現在)」についてフィールドワークを通じて学んだのち、「私たちのまちにこれから川が運んでくるもの(未来)」について想像を膨らませながら、日本の伝統的な画材である水干絵具を使って大きな和紙に絵を描きました。
背景
ヤマタネ創業の地である東京都江東区は、江戸時代に埋め立てられ、隅田川をはじめとした大小様々な川により水運のまちとして栄えてきた歴史があります。ヤマタネらしさを活かしたアートイベントで地域に貢献するため、本学が100%出資する事業会社である「株式会社武蔵野美術大学ソーシャルマネジメント」の受託事業として業務委託基本契約・個別契約を取り交わし、このたびの連携に至りました。
これからの未来をつくる子どもたちに日本の伝統的な画材や絵画の歴史を知る機会を提供し、絵を描く楽しさや、自分たちの暮らす地域について夢や思いを周りと共有する喜びの体験を通じてアートを身近に感じていただくことが、大学としての地域貢献活動・芸術文化振興活動であり、関わる学生の学びにつながると考え、今回のワークショップを企画・実施いたしました。
アーティスト・協力学生について
手嶋 遥
1992年山口県生まれ。2016年 武蔵野美術大学 大学院造形研究科修士課程美術専攻日本画コース修了。創画会会友。地形環境や風土に関心を持ち、様々な土地を歩く体験を日本画材を用いて作品にしている。
主な個展に、「日読|Almanac」府中市美術館市民ギャラリー(東京/2020年)、「あめつち|Wetland」ギャラリーなつか(東京/2021年)、「風配図|Wind Rose I Ⅱ」コートギャラリー国立・多摩信用金庫地域貢献スペース(東京/2023年)、「府中市美術館公開制作89 まだ見ぬ小さな山について」(2024/東京)など。
ドル 萌々子
東京都生まれ。2022年 武蔵野美術大学 大学院造形研究科修士課程美術専攻日本画コース修了。
日常の何気ない景色をモチーフにした作品制作を行う。人と人の間にある距離を見つめ、境界を曖昧にしていくことで「知らないだれか」と寄り添い合える方法を見つけようとしている。
美術新人賞デビュー2021入選、第56回神奈川県民美術展入選、2021年度ACTアート大賞展 優秀賞。
協力学生
石禾 実紅(大学院造形研究科修士課程美術専攻 日本画コース 1年)
榎本 伊吹(大学院造形研究科修士課程美術専攻 日本画コース 1年)
古山 由樹(大学院造形研究科修士課程美術専攻 日本画コース 2年)
藤本 恭子(大学院造形研究科修士課程美術専攻 日本画コース 2年)
丸山 大樹(大学院造形研究科修士課程美術専攻 日本画コース 1年)
持丸 有紗(大学院造形研究科修士課程美術専攻 日本画コース 2年)
株式会社武蔵野美術大学ソーシャルマネジメントについて
株式会社武蔵野美術⼤学ソーシャルマネジメントは、武蔵野美術⼤学が持つ教育・研究資産を活⽤することで、社会の課題解決や文化貢献を目指す、あらたな共創事業会社です。教育共創事業部、出版事業部、リソース事業部の3つの事業部を中心に、⼤学のさまざまな資産を活用し、社会におけるアート・デザインのプレゼンス向上を目指します。
本件に関するお問い合わせ先
武蔵野美術大学 連携共創チーム 中嶋
social@musabi.ac.jp
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