アジア初!環境に配慮した養殖魚「ASC」認証「トップバリュ 生アトランティックサーモン」発売

伝統的な魚食文化の継承を目指して

イオン株式会社

イオンは3月1日(土)より、全国の総合スーパー「イオン」425店舗において、“責任ある養殖により生産された水産物”ASC(Aquaculture Stewardship Council : 水産物養殖管理協会 以下、ASC)の認証を取得した「トップバリュ 生アトランティックサーモン」3品目を発売します。ASC認証を受けたサーモンの販売はアジアで初となります。イオンは2014年2月に制定した水産物調達方針に基づき、資源の枯渇防止と生物多様性保全の観点から、持続可能な水産物の調達に積極的に取り組んでまいります。


ASCは、水産資源を持続可能な方法で養殖している養殖場のいけす単位で認証を与え、そこで養殖された魚介類のみを使用し、製造された商品に添付するASCラベルを管理する国際的な非営利組織です。

養殖魚の生産量は、新興国の消費量増加や健康への関心の強まりなどを背景とした世界的な魚介類の需要の高まりを受け、この11年間で約2倍の4165万トンまで増加しています。こうした中、養殖のための稚魚および餌になる天然魚の乱獲や廃水・廃棄物による海洋汚染の問題が顕著になるなど、持続可能な手法で養殖された魚に関する認証制度の整備は喫緊の課題となっています。

イオンは、資源の枯渇防止と生物多様性保全の観点から、ASC認証商品の販売をすることで、お客さまに限りある水産資源を守る、環境に配慮した商品の選択をご提案します。

また、持続可能な養殖事業の運営の一端を担うべく、ASC認証商品を継続的に扱ってまいります。

第1弾となる「トップバリュ 生アトランティックサーモン」は、冷たい海水の北極海域で5kg以上の大型の魚体にまで育て上げることにこだわりました。これにより臭みが少なく、脂質・筋質のバランスも良くなり、サーモン本来の甘みと香り、そしてとろけるような食感がお楽しみいただけます。

イオンは、毎日お客さまと接する小売業の立場から、お客さまに継続的に安心して魚介類を召し上がっていただけるよう、MSC(Marine Stewardship Council海洋管理協議会 : 水産資源の持続可能性に配慮した天然魚)認証の「トップバリュ」商品を13魚種15品目と国内最大の展開をおこなっています。2016年までに6魚種のASC認証商品の展開を目指して拡充してまいります。


【トップバリュ 生アトランティックサーモンの販売概要について】
・販売開始日:2014年3月1日(土)
・展開店舗数:全国の総合スーパー「イオン」425店舗
・原料原産地:ノルウェー

・展開商品(商品名/規格/価格)
 トップバリュ 生アトランティックサーモン 刺身用柵/100g/398円
 トップバリュ 生アトランティックサーモン お刺身造り/1パック/598円
 トップバリュ 生アトランティックサーモン 切身/100g/298円
※店舗により展開する商品や展開時期、価格は異なる場合があります。

【ASCとWWFについて】
◎ASC(Aquaculture Stewardship Council : 水産物養殖管理協会)
環境に大きな負担をかけず、地域社会や人権にも配慮している「責任ある養殖水産物」の普及を通じ、養殖産業を持続可能なものに変革することを目的とした「ASC認証制度」を管理している団体です。WWF(世界自然保護基金)とIDH(オランダの持続可能な貿易を推進する団体)の支援のもと、2010年に設立されました。現在、12品目の養殖水産物がASC認証の対象となっています。そのうちティラピアとパンガシウスの2品目は、認証製品が誕生し、流通が始まっています。

◎WWF(World Wide Fund for Nature : 世界自然保護基金)
人と自然が調和して生きられる未来を築くため、1961年にスイスで設立された100カ国以上で活動している地球環境保全団体です。現在は、森や海などの生物多様性を保全すること、自然資源の利用を持続可能なものにすること、地球温暖化を防ぐことに力を注いでいます。WWFは、「資源の持続可能な利用」を実現するにあたって、木材、紙、植物油、水産物などの生産や調達を、環境保全や人権などに配慮した形に変革する取り組みを進めています。そのひとつの方法が、認証制度の普及です。WWFはこれまで、FSC(森林管理協議会)、MSC(海洋管理協議会)などの設立を支援し、認証のための基準づくりなどにも参加してきました。養殖水産物の持続可能な利用をめざすASC(水産養殖管理協議会)についても同様の取り組みを進めています。

【WWFとイオン協働! 保冷機能付エコバッグ6月に新登場】
◎店内買い物かごにジャストフィットするサイズ、収益金の一部はWWFの海を守る活動に使われます
イオンは、生鮮品のお買い物について、お客さまより「常温で持ち帰るのが不安」という声をお寄せいただいていました。こうした声にお応えし、ASC認証商品発売記念として、WWFとデザイン・サイズなど協働で企画した「保冷機能付エコバッグ」を環境月間の6月に合わせて発売します。エコバッグ1つにつき50円がWWFに寄付されます。

・商品名:保冷機能つきエコバッグ
・価 格:980円(税込み)
・サイズ:たて23cm×横40cm×高さ33cm
・展開店舗:本州と四国の総合スーパー「イオン」
※商品の仕様、展開店舗は変更する場合があります

<ご参考>
【イオン持続可能な調達原則】

◎制定の背景、狙い
イオンは、自然資源の持続可能性と事業活動の継続的発展の両立をめざし、2014年2月「イオン持続可能な調達原則」を制定しました。この原則に沿って、急速な資源の減少が危惧されている水産物について、伝統的な魚食文化を未来の子どもたちに残していくために、調達方針を制定しました。

◎「イオン持続可能な調達原則」
1.自然資源の違法な取引・採取・漁獲を排除します。
2.生物多様性保全、自然資源枯渇防止の観点で、イオン基準を設定・運用します。
3.再生不可能な資源の利用については、最小限に留めます。
4.農産物や漁業資源の産地、漁獲方法などのトレーサビリティを確立します。
5.林産物において、保護価値の高い森林の破壊を防止します。

【イオン水産物調達方針について】
資源の枯渇防止と生物多様性保全の観点から、定期的にリスク評価を行います。また、リスク低減のために、実行可能な対策を検討し、持続可能な水産物の調達に努めます。

◎水産物での具体的な取り組み事項
認証商品の販売
・持続可能な漁業の認証商品の積極的な販売。(天然魚の認証MSC、養殖魚の認証ASC)
・2014年に養殖魚のASC認証商品の販売を開始する。

◎トレーサビリティの確立¥
・トレーサビリティティに関するイオンのマニュアルを作成し、管理を徹底する。

◎違法な取引の排除
・ワシントン条約の絶滅危惧種として取引制限のあるヨーロッパうなぎに関しては、ワシントン条約付属書の規定を担保する確実な方法が見当たらないため、取り扱いを中止する。

◎定期的なリスク評価
・ワシントン条約の改定や、条約に影響のあるIUCNのレッドリスト等の改定の際には、リスクの再評価を行い、必要な対策を検討する。

以上

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会社概要

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業種
商業(卸売業、小売業)
本社所在地
千葉県千葉市美浜区中瀬1-5-1
電話番号
043-212-6000
代表者名
吉田昭夫
上場
東証プライム
資本金
2200億700万円
設立
1926年09月