【コンサル上位職のキャリア調査】65.2%が「さらなる昇進」以外を第 一希望、8割超が理想とのギャップを実感
~現役コンサルタント273名に聞く、上位職の葛藤と次のキャリアに求めるもの~
アクシスコンサルティング株式会社(本社:東京都千代田区/代表取締役社長 COO:伊藤 文隆)は、コンサルティングファームに在籍するシニアマネージャー相当以上の現役コンサルタント273名を対象に、「コンサルティングファーム上位層のキャリア志向と本音」に関する調査を実施しました。

コンサルティングファームでは、職位が上がるにつれて、クライアントの課題解決に加え、案件獲得や組織マネジメントなど、求められる役割が変化していきます。こうした役割の変化は、コンサルタント自身の仕事への向き合い方や、今後のキャリア選択にどのような影響を与えているのでしょうか。
本調査では、上位職全体の8割超が、会社から求められるミッションと本来やりたかったコンサルタント像との間にギャップを感じていることがわかりました。また、今後のキャリアで「現在のファームでのさらなる昇進」を第一希望としたのは34.8%にとどまり、65.2%は現状維持やファーム外への転身など、昇進以外の方向性を第一希望としていました。
さらに、ファーム外への転身を希望する層では、「提言で終わらず、自ら意思決定を行い実行まで担いたい」という意向が各役職層で上位に挙がりました。
本調査から、コンサルティングファーム上位職が抱える葛藤と、多様化するキャリア志向が見えてきました。
■ 調査トピックス
1. 上位職の8割超が、求められるミッションと本来やりたかったコンサルタント像との間にギャップを実感。
2. 今後のキャリアにおいて、65.2%が現在のファームでのさらなる昇進以外を第一希望。
3. 昇進後にモチベーションが下がった層では、52.6%が事業会社・スタートアップへの転職を希望。
4. ファーム外への転身希望者では、「提言で終わらず、自ら意思決定を行い実行まで担いたい」が各役職層で上位に。
■ 調査結果
1.上位職の8割超が、求められるミッションと本来やりたかったコンサルタント像との間にギャップを実感。

会社から求められる売上目標の達成や組織拡大などのミッションと、本来やりたかったコンサルタント像との間にギャップを感じるかを尋ねました。
その結果、「強く感じる」「やや感じる」の合計は、シニアマネージャー相当で90.4%、ディレクター・プリンシパル相当で80.4%、MD・パートナー以上相当で76.7%となり、上位職全体では8割超がギャップを感じていました。
特にシニアマネージャー相当では38.2%が「強く感じる」と回答し、他の役職層を上回りました。
上位職に求められる役割と、自身が思い描くコンサルタント像との間にギャップを抱える人が多いことがわかりました。
2.今後のキャリアにおいて、65.2%が現在のファームでのさらなる昇進以外を第一希望。

今後の自身のキャリアプランで最も目指したい方向性を尋ねたところ、「現在のファームで、さらなる上位の職位への昇進」が34.8%で最多となりました。一方、「現状維持」が20.2%、「事業会社への転職」が16.5%、「スタートアップ・ベンチャー企業への転職」が12.4%と続き、65.2%が現在のファームでのさらなる昇進以外を第一希望としていました。
従来の「アップ・オア・アウト」というキャリア観にとどまらず、現状維持やファーム外への転身など、上位職が目指すキャリアにはさまざまな方向性があることがうかがえます。
3.昇進後にモチベーションが下がった層では、52.6%が事業会社・スタートアップへの転職を希望。

今後のキャリアの方向性と、上位職への昇進後のモチベーション変化との関係について、クロス集計を行いました。
その結果、昇進後にモチベーションが「下がった」層では、52.6%が事業会社・スタートアップへの転職を第一希望とし、「現在のファームでのさらなる昇進」は15.8%にとどまりました。一方、モチベーションが「上がった」層では、「現在のファームでのさらなる昇進」が39.9%、「現状維持」が23.8%となり、合わせて63.7%が現在のファームでのキャリア継続を第一希望としていました。また、事業会社・スタートアップへの転職希望は24.4%と、モチベーションが下がった層より28.2ポイント低い結果となりました。
昇進後のモチベーションによって、今後のキャリア志向に違いが見られました。
4.ファーム外への転身希望者では、「提言で終わらず、自ら意思決定を行い実行まで担いたい」が各役職層で上位に。

現在のファーム外への転身を希望する人を対象に、その動機を尋ねました。
その結果、「提言で終わらず、自ら意思決定を行い実行まで担うため」は、シニアマネージャー相当で35.7%、ディレクター・プリンシパル相当で35.9%、MD・パートナー以上相当で35.7%となり、すべての役職層で上位に挙がりました。
また、シニアマネージャー相当では「一つの事業やサービスに中長期的に深く関わるため」が42.9%で最多となり、MD・パートナー以上相当では「クライアントワーク特有の働き方を変えるため」も35.7%と上位に挙がりました。
ファーム外への転身を考える背景には、働き方や待遇面だけでなく、提言や支援にとどまらず、事業の当事者として意思決定や実行に関わりたいという意向があることがうかがえます。
■ 調査まとめ
本調査では、コンサルティングファームの上位職の8割超が、会社から求められるミッションと本来やりたかったコンサルタント像との間にギャップを感じていることがわかりました。
また、今後のキャリアで「現在のファームでのさらなる昇進」を第一希望としたのは34.8%にとどまり、現状維持やファーム外への転身など、キャリアの方向性が多様化していることがわかりました。
一方、昇進後のモチベーションの状態によって、希望するキャリアに違いが見られました。さらに、ファーム外への転身を希望する層では、自ら意思決定を行い、事業の実行まで担いたいという意向が各役職層で上位に挙がりました。
こうした結果から、コンサルティングファーム上位職のキャリアは、単なる昇進や待遇の向上だけでなく、自身の経験や専門性をどのような立場で発揮し、事業に関わっていくかという視点でも捉えられていることがうかがえます。
コンサルタントを受け入れる事業会社にとっても、こうしたキャリア志向を理解し、意思決定や実行に関与できる役割を提示することが、人材の活躍機会を広げる一つの要素になると考えられます。
■ 調査全文はAXIS Insightsにて公開中
アクシスコンサルティングが運営する、明日のキャリアと生き方のヒントを届けるメディア「AXIS Insights」にて、本調査の詳細な結果を公開しています。
ぜひご覧ください。
▼調査全文はこちら
https://www.axc.ne.jp/insights/article/insight/10808/
■ 調査概要
調査概要:「コンサルティングファーム上位層のキャリア志向と本音」に関する調査
調査期間:2026年9月2日(水)~2026年9月7日(月)
調査方法:PRIZMA(https://www.prizma-link.com/press)によるインターネット調査
調査人数:273人(①136人/②107人/③30人)
調査対象:調査回答時にコンサルティングファームに在籍しており、①シニアマネージャー相当/②ディレクター相当・プリンシパル相当/③MD(マネージングディレクター)・パートナー以上相当 に就いている現役コンサルタントと回答したモニター
調査元:アクシスコンサルティング株式会社(https://axc-g.co.jp/)
モニター提供元:サクリサ
■ アクシスコンサルティング株式会社について
企業理念「人が活きる、人を活かす。」を軸に、あらゆる企業や組織の「課題解決と価値創造のパートナー」として、正社員採用、フリーコンサル、スポットコンサルなどを複合的にサービス展開しています。働く一人ひとりに柔軟な働き方や自律的なキャリア形成、活躍の場の広がりを提供すると同時に、コンサルタントなどのハイエンド人材の価値があらゆる組織でシェアされ、循環し続けてゆくような社会づくりを推進します。
設立:2002年4月
資本金:765百万円
業務内容:ハイエンド人材領域における人材紹介およびスキルシェアの複合サービスを提供するヒューマンキャピタル事業
従業員数:208名(2026年9月末現在)
拠点:東京本社、大阪オフィス
東京本社所在地:東京都千代田区麹町4-8 麹町クリスタルシティ6F(受付)
グループ企業:株式会社サン・システムプランニング
WEBサイト:https://axc-g.co.jp/
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