人流データとAIでスマホ広告を刷新

9,300万IDの“実世界の行動分析”と広告リーチを直結した「人流広告(Flow Ad)」を提供開始。

クロスロケーションズ

位置情報ビッグデータと生成AIを組み合わせ、企業や自治体の業務を支援する人流データ活用プラットフォーム「Location AI Platform®(以下、LAP)」を提供するクロスロケーションズ株式会社(東京都渋谷区、代表取締役:小尾 一介、以下「クロスロケーションズ」)は、LAPに新機能となる「LAP Adオーディエンス(注1)生成機能」を実装し、人流データ分析に基づく新たな広告プロダクト「人流広告(Flow Ad)」の提供を開始しました。

背景:オンライン行動から「実世界の行動」へ

インターネット広告市場は拡大を続けており、2024年度の市場規模は約3兆6,517億円(前年比109.6%)に達し、総広告費の約47.6%を占めています(注2)。動画広告やSNS、インフルエンサー施策など配信チャネルの多様化が進む中、「いかに生活者のリアルな関心や行動に基づいた広告を届けるか」が広告主の課題となっています。


これまでのインターネット広告は、検索履歴やサイト閲覧などオンライン上の行動データをもとに配信対象を設定してきました。一方で、スマートフォンの位置情報から得られる人流データは、来店履歴や滞在傾向など実世界の行動情報を反映できる点で注目を集めています。

クロスロケーションズは2018年の設立以来、実世界の人流データを活用し、DSPやSNSプラットフォームへの広告配信を提供してきました。2019年には、人々の来訪・滞在・流動・性年代などを高精度に可視化・分析できる「Location AI Platform®(LAP)」を提供開始。企業や自治体のマーケティング・出店戦略などを支援してきました。

そしてこの度、実世界行動分析から広告配信までを一気通貫で実行可能にした新広告プロダクトの、「人流広告( Flow Ad)」を提供開始しました。

人流広告(Flow Ad)とは

スマホ広告は、人流で進化する ― 実世界の行動から、生活者を理解する。

「人流広告(Flow Ad)」は、LAPが保有する9,300万ID規模のスマホ位置情報ビッグデータによる人流データとAI分析を活用し、人々の来訪・滞在・行動パターンをもとに広告配信対象を生成する、実世界行動データ×AIによる新しい広告配信手法です。

従来の「ジオターゲティング広告」や「ビーコン接触型広告」が「その場にいた人」を対象にしていたのに対し、「人流広告(Flow Ad)」はAIが行動特性や生活導線を解析し、「同様の行動・関心を持つ層」にまでリーチを可能。これにより、広告主は以下のような、より精緻で効果的なターゲティングを実現できます。

  • 実勢商圏の推定居住者に向けた高精度広告配信

  • 買回導線に沿ったターゲティング

  • スポーツ観戦・高級ブランドなど嗜好スポット訪問者の行動パターンに基づく広告配信

さらに、分析結果とSNSなど各メディアの特性を掛け合わせることで、生活者に寄り添う実世界起点の広告コミュニケーション”を実現します。

人流広告(Flow Ad)の主な機能

1. 推定居住地分析によるオーディエンス生成

店舗やエリアの来訪者を分析。来訪率の高さや来訪数の多さに基づいてオーディエンスを生成します。

2. 来訪率分布マップをもとにしたオーディエンス生成

実際の来訪データをもとに、店舗や施設への来訪率を地域ごとに可視化。

AIが生成する来訪率分布マップによって商圏の広がりや特性に基づいたオーディエンスを生成します。

3. Hot Place Rankingによるオーディエンス生成

来訪者が他によく訪れる場所を分析し、競合・嗜好スポット(スポーツ、ブランド、観光など)を把握。ライフスタイル軸でのオーディエンスを生成します。

4. 多様な配信プラットフォームとの連携

構築したオーディエンスは、LINE、X、Facebook、Instagram、TikTok、TVerなど主要広告媒体やDSPに連携可能。人流データとメディア特性を掛け合わせ、最適な広告配信を実現します。

5. 独自技術による来店計測

広告配信後の店舗来訪を位置情報で計測し、通行人バイアスを除去した正確な来店リフト率を算出。実勢商圏の住民や行動導線を踏まえた広告効果を可視化します。

提供形式・価格

キャンペーン単位での利用:最低出稿金額 50万円〜

人流広告(Flow Ad)の特徴まとめ

  • 位置情報×AIで“人流”を広告配信に活用する新カテゴリー

  • 接触ベースから行動理解ベースへ:AIが興味・関心を推定

  • オンライン広告では届かない“実世界の関心層”にリーチ

  • DSP・SNS・動画を横断したマルチプラットフォーム展開

  • 広告効果をリアルデータで可視化・検証

【注釈】

(注1) 広告配信対象として設定されるユーザー群

(注2) 出典:電通「2024年 日本の広告費」


Location AI Platform®(LAP)について

クロスロケーションズが提供する 「Location AI Platform®(LAP)」 は、実世界における人々の来訪・滞在・流動・性年代などを高精度に可視化し、活用できる次世代型のデータプラットフォームです。
このLAPを基盤としたWebサービス 「人流アナリティクス®」 を含め、すでに1,500社以上の企業・自治体に導入されており、エリア・店舗マーケティングから都市計画、観光施策に至るまで幅広い分野で活用されています。

今回、新たに実装された 「LAP Adオーディエンス生成機能」 により、人流データの分析・可視化だけでなく、スマホ広告を通じたプロモーションやマーケティングまでを一気通貫で実施できるようになりました。これにより、LAPは人流データを総合的に活用できる統合プラットフォームへと進化しました。


■ クロスロケーションズ株式会社について

位置情報ビッグデータと生成AI技術を組み合わせた人流データ活用プラットフォームを自社開発し、企業・団体に提供しています。主力サービスには、人流データ活用プラットフォーム「Location AI Platform®」、Webサービス「人流アナリティクス®」、訪日外国人の行動を可視化する「インバウンドアナリティクス+」があります。さらに、人流データを活用して企業のビジネス拡大を支援する「Location Marketing Service」や、訪日外国人向け広告配信サービス「Inbound Marketing Service」など、マーケティングソリューションも展開。データとAIが駆動する次世代のマーケティング基盤も提供しています。


社名:クロスロケーションズ株式会社

URL:https://www.x-locations.com/

代表者:代表取締役 小尾 一介

所在地:〒150-0022 東京都渋谷区恵比寿南1-2-9 小林ビル6F

当社の提供する位置情報分析データについて

当社の提供するデータは、ユーザーの許諾を得たスマートフォンアプリからの位置情報データで、ユーザーから個人情報を紐づけない形で完全匿名化の上、分析利用を目的に第三者利用について許諾を得たデータのみを利用しています。(https://www.x-locations.com/privacy-policy/

分析結果の適格性を担保するため、「元データの偏り(特定キャリアの特定アプリ)」を排除して、全携帯キャリアユーザーの多数のアプリからのデータを完全匿名化して利用しています。当社独自開発の分析エンジンである「Location Engine™」は端末ID、緯度経度情報、タイムスタンプを直接に地図・施設情報と連携して分析することで「メッシュ型位置情報データでの分析」では困難なピンポイントでの分析データも提供することが可能となっています。

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会社概要

URL
https://www.x-locations.com/
業種
情報通信
本社所在地
東京都渋谷区恵比寿南1-2-9 小林ビル6F 
電話番号
03-5734-1666
代表者名
小尾 一介
上場
未上場
資本金
9000万円
設立
2017年11月