製造業データ活⽤クラウドCADDi Drawer、「ドキュメント機能」を提供開始
【新機能リリース】図⾯と⽂書をAIで⾃動連携、検索時間短縮・情報共有促進を実現
製造業AIデータプラットフォームCADDiを提供するキャディ株式会社(本社:東京都台東区、代表取締役:加藤 勇志郎、以下キャディ)は、製造業データ活⽤クラウドCADDi Drawerの新機能として、「ドキュメント機能」の提供開始をお知らせします。

■ 新機能実装の背景
製造業では、営業、設計、調達、製造、品質保証、アフターサービスといった各⼯程において、⽇々⼤量の⽂書が作成・利⽤されます。これらの多くは本来、部署やシステムを超えて活⽤されることで⼤きな価値を発揮します。具体的には、前⼯程である設計・開発の初期段階で⽣産・保守の段階まで想定して品質・コスト・仕様などを作り込むフロントローディングの実現に貢献します。しかし、実際には局所的な活⽤に留まっているケースが少なくありません。
また、ある特定のシーンで必要な関連⽂書を探そうとしても、知っていそうな⼈に問い合わせたり、そもそも品番が特定できなければ⾒つけられなかったりと、多くのコストがかかっています。その結果、⾒つかれば有⽤なはずの知⾒や情報を⼗分活⽤できず、ドキュメントに基づいたQCD(品質・価格・納期)改善等の取組みが進まないという課題が多くの現場で⾒受けられます。
本機能は、AIを活⽤して図⾯と関連⽂書を⾃動的に関連付けることで、これらの課題を解決します。従来散在していた各種ドキュメントを図⾯と⾃動的に関連づけることで、⼿間を最⼩限に抑えながら情報の集約を実現します。
■ 機能詳細
新機能「ドキュメント機能」は、AIによる⾼度なテキスト解析と画像認識技術により、図⾯と関連⽂書(ドキュメント)を⾃動的にリンクします(※特許出願中)。この機能により、例えば形状が類似する図⾯に関連する⼯程情報や不具合情報といったドキュメント⽂書も容易に検索できるようになり、任意のキーワードで関連⽂書を柔軟に探し出すことも可能となりました。
これにより、特定製品に関する過去の設計変更内容や不具合情報を、従来の数⼗分〜数時間かかっていたところを、数秒〜数⼗秒で検索可能になりました。検索時間の短縮は、設計⼯程における⽣産性向上に⼤きく貢献します。基本設計や詳細設計時に、本機能を⽤いて類似製品の設計仕様書、設計変更履歴、不具合情報、DR(設計レビュー)や検図(検査図⾯)の履歴などを参照することで、設計品質の向上と⼿戻りの削減を実現。結果として、開発リードタイムの短縮にも繋がります。
ある顧客企業では、この機能導⼊により、検査関連書類の検索時間を1/21以下への削減を実現しました。お客様の業務効率と⽣産性の⼤幅な向上に貢献します。
現在、PDF / TIFF / PNG / JPEG / JPGのファイル形式に対応しています。
■ 機能イメージ
ドキュメント画⾯
各ドキュメントの検索やサムネイルでの閲覧が可能です。複数ページのファイルの場合、サムネイルには1ページ⽬が表⽰されます。

ドキュメント詳細
ファイルの全てのページを閲覧することができます。

■ 開発者チームコメント
「製造業の現場では、多種多様な⽂書が各所に散在し、検索や活⽤に多くの時間と労⼒が費やされています。また、⼿動で図⾯や関連⽂書を紐づける仕組みがあったとしても、過去の⼤量の⽂書を紐付けしきるのは容易ではありません。そこで私たちは、AI技術を駆使して、図⾯と関連⽂書を⾃動的に関連付け、必要な情報に迅速にアクセスできる機能を開発しました。図⾯に留まらず、過去や他部署の多種多様な⽂書の資産化・活⽤を⽀えるAIデータプラットフォームとして、皆さまの業務効率化、データ活⽤の促進によるQCD向上などを実現していきます。今後もみなさまの声を取り⼊れながら、さらなる機能拡充を⽬指してまいります。」
■CADDi Drawer(キャディドロワー)について( https://caddi.com/drawer/ )
CADDiによって構造化・統合されたエンジニアリングチェーンデータとサプライチェーンデータを、あらゆる部⾨で横断的にデータ活⽤が⾏えるアプリケーションです。⾼速キーワード検索、2次元図⾯の類似形状の検索など、時間・場所・部⾨を越え、すぐさま統合されたデータを引き出せることで意思決定の⾼度化を実現。標準化や属⼈化の解消、データドリブンな意思決定を⾏う組織⾵⼟の醸成など、経営課題を解決に導きます。

キャディ株式会社
キャディ株式会社は、「モノづくり産業のポテンシャルを解放する」をミッションに掲げ、点在するデータ・経験を資産化し、新たな価値を創出する「製造業AIデータプラットフォームCADDi」を開発・提供するスタートアップ企業です。アプリケーションである「製造業データ活用クラウドCADDi Drawer」「製造業AI見積クラウド CADDi Quote」をはじめ、今後もプラットフォーム上に様々なアプリケーションを提供予定です。日本をはじめアメリカ、ベトナム、タイを含む4カ国で事業を展開し、製造業のグローバルな変革を実現していきます。累計資金調達額は257.3億円。
<会社概要>
本社所在地:東京都台東区浅草橋4-2-2 D’sVARIE浅草橋ビル(総合受付6階)
代 表 者:代表取締役 加藤勇志郎
設 ⽴:2017年11⽉9⽇
資 本 ⾦:1億円(資本準備⾦含み、217.2億円)
事業内容 :製造業AIデータプラットフォーム CADDiの開発運営
URL :https://caddi.com/
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