愛知県内のバイオマス資源を生かした商品開発をスタート
「地域のバイオマス資源を活用したバイオマスプラスチック製品の利用促進」プロジェクト
この取り組みは間伐材をはじめ、製造工程で排出されるコーヒーや抹茶の粉、コーヒーかす、みかんの木の枝や皮、廃棄予定の花、おからなど、愛知県内の地域や企業から発生する余剰バイオマス原料やリサイクルプラスチックを活用し、石油由来の新規プラスチックゼロの商品を開発するものです。また商品の利用を促す仕組みも構築することで、廃棄物を抑制するだけでなく、使い捨てごみの削減にも取り組みます。さらに、商品が破損した場合はそのまま廃棄するのではなく、マテリアルリサイクルや油化(ゆか)などの手段を通して、素材を再活用します。
当プロジェクトでは、2025年までに年間140tのCO 2削減効果を目指して取り組みます。仮に開発する商品を当社が開発したリユースカップ「森のタンブラー」に統一した場合、年間10万個をリユース目的で展開すると、年間約140t※のCO2 削減効果につながる見込みです。プロジェクトメンバーである三井化学株式会社と連携し、CO2が本当に削減されているかどうかLCAを算出することで検証に取り組みます。
今後、アサヒユウアスは愛知県内の共創パートナーを探しながら、商品開発や利用促進に取り組みます。パートナーのニーズや原料の特長に合わせて、商品を開発します。愛知県や県内の共創パートナーと協力し、石油由来の新規プラスチック削減に取り組みます。
愛知県では資源循環のさらなる加速化を図るため、「第5次愛知県環境基本計画」に基づき2022年3月に「あいちサーキュラーエコノミー推進プラン」を策定しました。その施策として、事業者、経済団体、金融機関、大学、行政などと連携しながら、プラスチックや太陽光パネルなどを循環利用するモデル事業を具体化するため、7つのサーキュラーエコノミー推進プロジェクトチームを1月31日に立ち上げました。アサヒユウアスは、そのプロジェクトチームのひとつである「地域のバイオマス資源を活用したバイオマスプラスチックの利用促進」プロジェクトのリーダーとして、本プロジェクトを推進していきます。2031年度までのサーキュラーエコノミーへの転換と3Rの高度化による循環ビジネスの進展に向け、プロジェクトチームでは2022年度から2031年度までの5年を目処に事業化を目指します。
アサヒユウアスはアサヒグループにおける新たなサステナビリティ事業を展開する新会社として、2022年1月に設立しました。リユースできる「森のタンブラー」や「森のマイボトル」をはじめ、コーヒーの副産物のアップサイクルに取り組む「Coffeeloopプロジェクト」、廃棄予定の食材などを原料としたサステナブルクラフトビールの製造に取り組んでいます。また、イベントで使用したプラスチックカップを回収し、アップサイクルする企画のプロデュースにも取り組んでいます。今後もステークホルダーとの共創を通じてサステナブルな商品・サービスの開発に取り組み、社会課題解決を目指します。
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