高槻市立樫田小学校で日本の伝統楽器「篠笛」作りに挑戦
校内演奏会や地域でお披露目予定
令和5年8月31日、高槻市立樫田小学校の児童が日本の伝統的な木管楽器に親しもうと篠笛作りに挑戦。完成した篠笛からやさしい音色が奏でられました。
篠笛は、細い竹に唄口(うたぐち)という息を吹きこむ穴と、指穴をあけた横笛。日本の伝統的な木管楽器で、雅楽や歌舞伎、文楽などに使われるなど歴史は古く、平安時代にはすでに庶民の間で愛好され、日本各地で祭りや獅子舞、神楽などの民族芸能をはじめ民謡、長唄などさまざまな音楽にも使われてきたと言われています。
同校では、古くから日本で親しまれてきた楽器に触れると同時に、音楽の魅力も感じてもらおうと、4から6年生を対象に、児童自らが篠笛を作る授業と篠笛奏者の井上真実さんを招いた篠笛の演奏を学ぶ授業を毎年実施しています。
この日は井上さんと、毎年同校に出向き、児童に篠笛の作り方を伝えている岩瀬貞徳さんの指導を受けながら、篠笛作りに挑戦。子どもたちは、印をつけた篠竹に電動ドリルを使って唄口と指穴を開け、岩瀬さんに焼きごてで穴を滑らかにしてもらった後、井上さんから鳴らすコツを教えてもらい、苦戦しながら篠笛の試し吹きをしました。音が響くと、子どもたちからは「わー、鳴った鳴った」と歓声があがりました。今回製作した篠笛は、岩瀬さんが指穴の微調整をし、内側に漆を塗って仕上げ、9月下旬頃に完成予定。井上さんの指導で練習を重ね、校内演奏会や地域で披露される予定です。
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