3DTV用動き補正・3Dグラフィックス機能を備えた高性能DTV用SoCとビデオ・エンハンスメントICを発表

STマイクロエレクトロニクス

TVの消費電力を大幅に低減すると同時に
魅力的なエンターテインメントとWebベースのサービスを提供し、
TV業界における新たなビジネス・モデルを促進する高性能フル機能SoC
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世界最大レベルの半導体メーカーで、セット・トップ・ボックス(STB)および
デジタルTV用ICの主要サプライヤであるSTマイクロエレクトロニクス(NYSE:STM、
以下ST)は、3Dグラフィックス・アクセラレータ(OpenGL-ES 2.0および
OpenVG 1.1対応)を1チップで実現する業界初の新しいTV用システム・オン・
チップ(SoC)を発表しました。これは、次世代のインターネットTVサービス、
エキサイティングなユーザ・インタフェースや家庭用ゲーム機器を可能にします。

STの新しいFLI7540は、「Freeman Ultra」シリーズの新製品で、ビデオや
オーディオ、ユーザ・インタフェースにおいて非常に高い機能が要求される
高性能TVを対象にしています。FLI7540は、非常に高い性能(CPU : 1700+ DMIPS、
256KBのレベル2キャッシュ)と、最新のミドルウェア / インターネットTVなどの
アプリケーションに向けた強力な専用セキュリティー機能を備え、世界中の
地上デジタルTV放送規格(DTT)に準拠しています。

またSTは、2D / 3DTVにおけるクラス最高のユーザ体験を提供すると共に、TVの
消費電力を大幅に低減し、LED TVの映像品質の向上を実現するFaroudja(TM)技術を
採用した新しい高品質ビデオ・エンハンスメントICも発表しました。
この「Diamond」シリーズのFLI2520ビデオ・エンハンスメントICは、最新のMCTiに
よるモーション・ジャダーとモーション・ブラーの軽減機能を備えた業界初の
2D/3D(200/240Hz時)対応1チップ・ビデオ・エンハンスメントICです。さらに、
FLI2520には、240 HzのLEDバックライト用アダプティブ・ローカル・ディミングと、
モーション・ブラーを低減する480 Hzのバックライト・スキャニング技術が採用
されています。

また、FLI2520は、パネル・タイミング・コントローラへの出力に、VESAが
提唱している無償の接続規格であるiDP(internal DisplayPort)出力を採用した
初のTV用ICでもあります。TVメーカーやパネルメーカーは、iDPを採用することで、
他の手法よりも部品コストを大きく低減し、システムを簡素化することができます。

STのTV・モニタ事業部ジェネラル・マネージャであるLuigi Mantellassiは、
次の様にコメントしています。「当社の顧客であるTVメーカーは、インターネット
TVや3Dビデオにおける高度な処理に対応し、次世代製品の要件をサポートする
強力なソリューションを求めています。TV向け製品であるFreemanおよびDiamond
ファミリは、次々に実現される魅力的な特徴と価格に加え、互換性を持つ高価値TV
を短期間で設計するための強固な基盤をTVメーカーに提供します。さらに、
FreemanのインターネットTV、セキュリティ・エンジン、3Dグラフィックス
および柔軟なソフトウェア・プラットフォームは、消費者に対して今まで以上に
大規模なコンテンツへの簡単なアクセスを提供する一方、TVメーカーや販売業者に
とってエキサイティングなビジネス・モデルを実現します。」

FLI7540およびFLI2520のコスト効率の高い組み合わせが、妥協のない独自の
テクノロジーを実現します。

・豊富なコンテンツへのアクセスとインターネットTVによる
 新たなビジネス・モデル
・OpenGL ES 2.0 3Dグラフィックスによる豊かで革新的な
 ユーザ・インタフェース
・200/240Hz Faroudja MCTiによる、なめらかな動き補正機能
・動き補正機能搭載3DTV(最高品質の200/240Hz)、2Dから3Dへの変換
・LEDバックライトのアダプティブ・ローカル・ディミングによる
 大幅な消費電力削減とコントラスト比の向上

FLI7540は、Freemanファミリの他の製品とソフトウェア互換性があり、業界を
リードするSTのSTB用ICに採用されている世界レベルの技術と、Emmy(R)賞を
受賞したFaroudja(TM)ビデオ処理技術を統合した製品です。

入手状況および価格
FLI7540、FLI2520および関連プラットフォームは、特定のお客様向けにサンプル
出荷中です。価格に関するご質問は、以下お客様お問い合わせ先までお問い合わせ
ください。両製品とも、ベルリンで開催される「IFA 2010」のSTのプライベート・
ブースに出展される予定です。

また、本プレスリリースは以下のURLでもご覧いただけます。
http://www.st-japan.co.jp/data/press/p3057h.html

STマイクロエレクトロニクスについて
STマイクロエレクトロニクスは、多種多様な電子機器向けに革新的な半導体
ソリューションを提供する世界的な総合半導体メーカーです。STは、高度な技術力
と設計ノウハウ、そして幅広いIP(Intellectual Property)ポートフォリオ、
戦略的パートナーシップ、大規模な製造力を駆使することにより、マルチメディア・
コンバージェンスとパワー・アプリケーションにおいて他社の追随を許さない
リーダーとなることを目指しています。2009年の売上は85.1億ドルでした。
さらに詳しい情報はSTのホームページをご覧ください。
ST日本法人:http://www.st-japan.co.jp
STグループ(英語):http://www.st.com

◆ お客様お問い合わせ先
〒108-6017 東京都港区港南2-15-1
品川インターシティA棟
STマイクロエレクトロニクス(株)
Consumerセグメント
TEL:03-5783-8340 FAX:03-5783-8216

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会社概要

STマイクロエレクトロニクス

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URL
http://www.st.com/jp
業種
製造業
本社所在地
東京都港区港南2-15-1 品川インターシティA棟
電話番号
03-5783-8220
代表者名
マルコ・カッシス
上場
未上場
資本金
-
設立
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