Dorado Software社(米国)と販売契約を締結～「Cruz」の販売開始～

APRESIA Systems株式会社

2025年12月16日 10時00分

APRESIA Systems株式会社(本社東京都中央区、代表取締役社長末永正彦、以下 APRESIA)は、構内やAI-Backendなどの国内外のデータセンターやデータセンター／エッジ／クラウド環境で導入が進むIP Clos Fabric (BGPベースのレイヤ３ Leaf-Spineファブリック)に対応し、マルチテナントや高度な自動化機能をサポートする統合ネットワーク管理プラットフォーム「Cruz」を提供するDorado Software, Inc. (米国、最高経営責任者、Tim Sebring、以下Dorado)と販売契約を締結しました。

APRESIAは、日本におけるDoradoの代理店として、クラウドサービス事業者、通信事業者、企業などに対してCruzとサポートを提供していきます。

背景

クラウド基盤・AI導入、データセンターの仮想化・ネットワーク分散化が急速に進展する中、ネットワークのパフォーマンス可視化・効率的な運用自動化・障害対応の迅速性が求められています。

「Cruz」シリーズは、テンプレートベースとイベント駆動型の統合設計により、複雑な運用ニーズの自動化に柔軟に対応します。また複数のメーカーや技術に対応し、ネットワーク機器、コンピュートノード、ストレージ、無線、セキュリティ機器の設定、監視、障害管理、パフォーマンス管理を自動化・一元化します。

Cruzシリーズの特長（一部紹介）

■特長① Cruz Fabric Controller（ファブリック管理）

マネージドテンプレートとカスタムテンプレート機能により、SONiCベースのマルチベンダスイッチで構成されたファブリックネットワークを柔軟に設定・管理します。

初期プロビジョニングからバックアップ・リストア・構成変更プレビュー・イベント検知時の自動アクションまで、運用負荷低減と信頼性向上に寄与する高度な自動化機能を備えています。また、任意のオペレーションが実行可能なRestAPIを持ち、上位のアプリケーションとの連携にも優れています。

■特長② Cruz AI Fabric Controller（AI自動運用管理）

AI/ML基盤向けロスレスイーサネット（RoCEv2）など、最新のAIワークロード要件に合せた高度なネットワーク制御やファブリック設定を自動化できます。クラスタリング管理や可用性向上、多様なイベント連携により次世代データセンターでの本格的運用をサポートします。

■特長③ Cruz Network Performance Manager（帯域管理・各種リソース管理）

ネットワークのパフォーマンスをリアルタイムで監視し、帯域幅の利用状況・死活監視・パケットロスなど多角的なインターフェース情報と装置状態の情報をグラフィカルに把握でき、レポート生成・履歴管理とともに、SDN環境における最適なトラフィック制御・可視化を支援します。

■特長④ Cruz Network Insight（トラフィックフロー可視化と分析）

IPトラフィックフロー可視化機能で異常の通信パターンを発見し、貴重な帯域幅を多く占用しているアプリケーション・プロトコルがピックアップされグラフィカルに表示されます。これによりミッションクリティカルなアプリケーションの帯域の確保が容易になります。

Dorado Software, Inc.について

Dorado Software,Inc.は、米国に本社を置くネットワーク管理ソフトウェア企業です。SONiC、ホワイトボックススイッチ、オープンネットワークをシームレスに統合し、費用対効果の高い統合ソリューションとして、企業および通信事業者向けにネットワークファブリックのオーケストレーションと管理機能を提供します。