公益社団法人武蔵村山市シルバー人材センターにアシストスーツ22台導入

～厚生労働省のモデル事業「シルバー会員就業支援事業」を活用～

株式会社イノフィス

2025年6月20日 10時00分

　アシストスーツを製造・販売する、東京理科大学発スタートアップの株式会社イノフィス（東京都八王子市、代表取締役社長：乙川直隆）は、60歳以上の健康で働く意欲のある高齢者が、地域社会で活躍するための就業支援を行う公益社団法人武蔵村山市シルバー人材センター（所在地：東京都武蔵村山市）に、腰の負担を33％軽減する※1 サポータータイプのアシストスーツ「マッスルスーツSoft-Power EASY-LIFT」を、2025 年5月に 22 台貸与しました。アシストスーツは、高齢会員の方々がより安全に、そして無理なく働ける環境整備に貢献いたします。

※1 当社実証実験により

■厚生労働省、全国のシルバー人材センターにアシストスーツの試用を支援

日本では、健康で働く意欲のある高齢者が地域社会の担い手としてますます注目されている一方で、現場では身体的負担への対応が就業継続の大きな障壁となってきました。とくに、シルバー人材センターの会員の方々が行う業務には、公園や公共施設の美化、草刈り、清掃、資材運搬、福祉・家事援助サービスなど、一定の体力や持久力を要する作業が少なくありません。そうした背景から厚生労働省は、モデル事業として「シルバー会員就業支援事業(※2)」を 2025年度に実施。全国のシルバー人材センターを対象に、腰、腕、足などをサポートするアシストスーツ等のレンタル費用を国が負担する事業がスタートしました。このモデル事業により、高齢者がより安心・安全に就業を続けられる支援環境が整いつつあります。

※2 厚生労働省「令和6年度補正予算案の主要施策集」（P40） https://www.mhlw.go.jp/wp/yosan/yosan/24hosei/dl/24hosei_20241129_01.pdf

■公益社団法人武蔵村山市シルバー人材センター様からのコメント（事務局長代理斎藤淳様）

　武蔵村山市シルバー人材センターでは、高齢者の知識や経験を地域で活かす就業機会の提供を行っていますが、実際の業務には、草むしり後の集草運搬など、どうしても一定の力仕事が伴います。これまでは「2人で持つ」「交代で作業する」といった工夫で対応してきましたが、高齢の会員にとっては依然として負担が大きく、身体的リスクを抱えながらの作業が課題となっていました。

　今回、厚生労働省のモデル事業を通じてアシストスーツの存在を知り、検討を開始しました。70 代の方も多く在籍する中で、「肩にかけて足につける」という非常にわかりやすい装着方法で、誰でも無理なく使用できることが大きな導入の決め手となりました。

　導入後は、草刈りや草むしり、運搬など、公園の環境維持業務を中心に活用されており、実際に使用した会員の方からは「立ち上がるのが楽になった」「身体の負担が少し軽くなった」といった声が上がっています。

　今後は、これまで身体的負担から難しかった作業も、マッスルスーツの活用により無理なく対応できるようになることを期待しています。

■マッスルスーツ Soft-Power EASY-LIFT（ソフトパワーイージーリフト）

　日々腰の負担の大きな作業をしている方々に向け、しっかりしたアシスト力と、作業の邪魔をしない衣服のような身軽さはそのままに、個人でも導入しやすい手頃な価格を実現したエントリーモデルです。腰部の負担を 33％軽減し、本体重量も 310g で軽く動きやすいのが特徴です。また装着も簡単で、洗濯可能で取扱いが簡単なことも魅力の一つです。

製品名：マッスルスーツ Soft-Power EASY-LIFT

メーカー希望小売価格：22,000 円（税込）

サイズ：１サイズ（適応身長 150~200cm）

ブランドサイト：https://musclesuit.co.jp/easy_lift/

○「マッスルスーツ」は株式会社イノフィスの登録商標です。

＜製品ラインナップ＞

＜アシストスーツ体験ショールーム体験者募集中＞

イノフィスは、「マッスルスーツ」シリーズや他社のアシストスーツ、物流系ソリューションの体験・相談が可能なショールーム「神楽坂ショールーム」を、2025年5月に開設しました。介護、農業、製造、物流、建設など、多様な業界の導入検討者や販売代理店候補の方々や、報道関係者の皆様に、実際の使用感をご体験いただくことが可能です。また、弊社が今後取り扱いを予定している物流系ソリューションの展示も、順次進めてまいります。