対馬の宝 ツシマヤマネコを守ろうグッズを学生が作成
~絶滅危惧種を救いたい!学生たちの想い~
大正大学(学長:髙橋秀裕、所在地:東京都豊島区)人間環境学科(現・公共政策学科)4年の学生有志5名が、ツシマヤマネコ交通事故啓発グッズとして日本語と韓国語を併記したチラシやティッシュをデザインし、一般社団法人対馬地区交通安全協会など5カ所に送付しました。
本学では、毎年長崎県対馬市において、絶滅危惧種及び対馬固有種であるツシマヤマネコの保護活動として、減少原因の大きい要因である交通事故に着目し、看板設置や呼びかけ、草刈りなどの環境整備などを続けてきました。しかし、昨年度は新型コロナウイルス感染防止のため現地での活動が見送られ、「それでも何かできることを」と、学生たちがグッズ制作を提案し、実現しました。送付されたグッズは対馬市の窓口設置や島内掲示などに活用して頂いており、読売新聞長崎県地域版で本学学生の取り組みとして紹介されました。
本学では、毎年長崎県対馬市において、絶滅危惧種及び対馬固有種であるツシマヤマネコの保護活動として、減少原因の大きい要因である交通事故に着目し、看板設置や呼びかけ、草刈りなどの環境整備などを続けてきました。しかし、昨年度は新型コロナウイルス感染防止のため現地での活動が見送られ、「それでも何かできることを」と、学生たちがグッズ制作を提案し、実現しました。送付されたグッズは対馬市の窓口設置や島内掲示などに活用して頂いており、読売新聞長崎県地域版で本学学生の取り組みとして紹介されました。
【ポイント】
- 対馬市は韓国人旅行客が多いなどのデータを生かし、韓国語を併記したグッズの作成など、学生ならではのアイディア溢れる保護活動となりました
- 高齢化の進む地方都市での活動において学生の若い力は重宝されており、学生たちの献身的な姿勢と、想いが現地のヤマネコ保護活動を後押ししています
- 学生一人ひとりが意見を出し、分析・立案した企画を社会に向けて活動する場の提供は、自己肯定感の創出になり得ます
ツシマヤマネコの保護活動は、絶滅危惧種の保全環境においての研究から波及したもので、減少理由の最大の理由である交通事故を防ぐ取り組みで出来ることがあるのではないか、という想いから始まりました。本学では2020年3月、環境省対馬野生生物センターより交通事故死したツシマヤマネコの剥製を種の保存法に則って譲り受けています。学生たちが対馬市をフィールドとして、研究および環境教育の実践で協力してきた数々の実績が認められた結果、法律により死体の移動さえも厳しく制限されているツシマヤマネコの譲受が実現しました。剥製は環境教育の発展を期待して、公共政策学科(本学7号館8階)にて保存され、野生動物保護についての環境教育利用を図り、展示や実践を行っていく予定です。
【学生のコメント】
●人間環境学科4年 徳王悠斗
今回、ツシマヤマネコに関するチラシ作りに携わった経緯として、日本の生物を守る活動に参加したい、という思いがありました。「ツシマヤマネコという大切な存在を少しでも多くの人に知ってほしい」「生き物の尊い命を守っていく心を持ってほしい」という思いで、チラシを作りました。私たちの作ったもので、ツシマヤマネコに少しでも興味を持ってくれたら良いなと思います。
●人間環境学科4年 恩田真緒
このチラシは、まず最初に1人1枚作成することでアイデアを出し合い、それぞれの良い所を組み合わせて作ったため、全員の想いがこもったデザインになります。このチラシを受け取った人にどうしたら読んでもらえるか、そして目につきやすいかを考えて、チラシの縁を黄色と黒のデザインにした所にこだわりがあります。
私たちは新型コロナウイルスの影響で現地に行くことはできませんでしたが、現地でのボランティア活動が今後再開された際には、環境整備や安全運転の呼びかけなど様々な活動に参加して、ツシマヤマネコの保全に貢献していきたいと思っています。
◆大正大学
大正大学は、設立四宗派の天台宗・真言宗豊山派・真言宗智山派・浄土宗および時宗が協働して運営する大学です。その協働の精神を支えているのが、大正15年(1926)の創立時に本学が掲げた、「智慧と慈悲の実践」という建学の理念です。建学の理念のもとに〈慈悲・自灯明・中道・共生〉という仏教精神に根ざした教育ビジョン「4つの人となる」を掲げて教育研究の活動を展開しています。また、令和2年度文部科学省「知識集約型社会を支える人材育成事業」に本学の推進する「新時代の地域のあり方を構想する地域戦略人材育成事業」が採択されました。公式HP:https://www.tais.ac.jp/
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