FastLabel、ヘッドウォータースの画像解析AIモデル精度 約30%引き上げることに成功

食料品劣化予測プロジェクトを並走するデータコンサルティング・ アノテーション代行サービスを提供

FastLabel

AI開発の全工程を包括的にサポートする「AIPaaS」(※1)を提供するFastLabel株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役CEO:上田英介、以下「当社」)は、AIソリューション事業を手掛ける株式会社ヘッドウォータース(本社:東京都新宿区、代表取締役 :篠田 庸介、以下「ヘッドウォータース」)の食料品劣化予測プロジェクトにデータコンサルティング・アノテーション代行サービスを提供し、画像解析AIのモデル精度を60%から約90%に引き上げる大幅な向上を実現したことをお知らせします。

■アノテーションやモデルの改善に十分なリソースを割けない状況 

ヘッドウォータースは、AI技術を用いた社会の革新を目指し、AIエンジンやエッジデバイスの開発・検証を一体化した取り組みを展開。Society5.0を具現化するため、ハードウェアとクラウド、アプリケーションを統合することで、スマートストアやヘルスケア、物流DX、モビリティ、スマートビルディングといった多角的な領域でのAIソリューション事業を手掛けています。

今回の食料品劣化予測プロジェクトでは、エッジAIカメラを用いて食品がどのくらい劣化しているかを判断できるAIモデルを作成し、美味しく食べることができるタイミングを適切に判断することで、廃棄ロスを最小限に抑えることを目指しています。

しかし、本プロジェクトにおいて以下の課題を抱えていたため、限られた社内のリソースでアノテーションの効率を上げることが難しい状況にありました。

  • メンバーが各自のPCにおけるローカル環境下でバラバラのツールを用いてアノテーションを実施していたため、データの管理が煩雑に

  • プロジェクトに携わるエッジAIの開発者やデータサイエンティスト一人あたりの作業負荷が高く、多岐にわたる業務が存在するためアノテーションに注力しづらい

  • エッジAIとクラウドの統合が必要となり、モデルのチューニングも複雑 

■当社が採択されたポイント

ヘッドウォータースは、内製を含めて複数のアノテーションツールやサービスを比較検討し、以下のポイントからFastLabelが採択されました。

  • 短納期かつ限られた予算内で、効率的なデリバリーが可能な体制とプラットフォームを有している

    コミュニケーションが密であり、データ品質の確保と課題解決に真剣に取り組み信頼を置けるパートナーである

  • アノテーションルールの設計から精度向上に繋がるデータの分析まで、一貫して高品質なサービス提供が可能である

■当社のデータコンサルティング・アノテーション代行サービス提供による成果

  • MVPプロダクトの時点で60%だったAIモデルの精度が、1ヶ月でベースライン80%、ロケーションごとの最適化により、2ヶ月目で平均精度およそ90%まで上げることができた

  • プロジェクト単位でモデルの改善プロジェクトを立ち上げてアノテーションを進めたことで、スムーズに進捗管理ができた

  • 内製でアノテーションを実施した場合と比較し、半分以上コストを削減できた

■お客様の声:ヘッドウォータース株式会社 取締役 西間木様

「今回、アノテーションを開始する前のルールづくりから提案していただいたのですが、そこから対応していただけたことが大変心強かったです。途中経過のレポートもあり、アノテーションをしていく中での課題に対するエスカレーションが密でしたし、用意しているデータを利用することが、モデル精度の改善に本当に繋がるのか、といった分析まで対応していただいて、正直そこまでやっていただけるとは思っていなかったのでかなり驚きました。そのため、単発のご依頼だけではなく、いくつかのプロジェクトでご一緒させていただいております。

当初は、アノテーション代行の依頼に際して“アウトソーシング”をお願いするという感覚でいたのですが、FastLabelさんはプロジェクトの目標達成に向けて並走してくれたため、一緒にやっていて気持ちよく仕事ができました。共通のゴールに向かって一緒に取り組みさせていただくというところが一番大事なポイントだと思っておりますので、これからも一緒に様々なプロジェクトに取り組んでいきたいと考えております。

また、データはAI開発において最も重要であると感じおり、FastLabelさんに出会ってさらにそのことを確信しました。」

 

■インタビュー動画および記事の公開

ヘッドウォータースのインタビュー記事を当社Webサイトにて公開。

公開URL:https://fastlabel.ai/casestudy/headwaters?utmsource=google&utmmedium=prtimes&utm_id=case
取材時期:2023年9月

■今後の展望

当社は、2020年1月の創業以来、AIデータプラットフォーム『FastLabel』の開発やアノテーション代行サービスの提供を主力事業として展開してまいりました。今後は、プラットフォームの開発やデータ収集の領域において生成AI(Generative AI)などを活用することで、よりお客様のニーズに沿うアノテーションデータを迅速に提供できるようにしていきたいと考えております。

また、コンサルティングサービスの領域では、お客様のAI開発に対してより幅の広いコンサルティングが可能となるよう、社内のR&D組織として「AI Laboratory」を発足しており、先行技術の検証も進めてまいります。

弊社は、AIPaaSを提供する唯一(※2)の企業として、お客様のAI開発を包括的に支援する取り組みを加速してまいります。

※1)AIPaaS…AI Process as a Service、AI開発プロセスを高速化・高度化させるサービス、プロダクトの総称

※2)自社調査に基づく(2023年7月18日時点)

 

FastLabel株式会社について

社名:FastLabel株式会社
代表者:代表取締役CEO 上田 英介
事業内容:AI開発を包括的に支援する「AIPaaS」の提供(AIデータプラットフォーム、アノテーションサービス)
設立:2020年1月23日
本社所在地:〒141-0001 東京都品川区北品川5-5-27 201号
URL:https://fastlabel.ai/

本プレスリリースに関するお問い合わせ

FastLabel株式会社 広報担当
メール:info@fastlabel.ai

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会社概要

FastLabel株式会社

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業種
情報通信
本社所在地
東京都品川区北品川5-5-27 アクス御殿山201号
電話番号
-
代表者名
鈴木健史
上場
未上場
資本金
1億円
設立
2020年01月