イグニション・ポイント、AIエージェントを活用した新たなビジネスモデル変革支援サービスを開始
新事業創出やDXを強みに、クライアントのイノベーションや変革を支援するイグニション・ポイント株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:末宗喬文、以下 イグニション・ポイント)は、生成AIコンサルティングサービスの拡充、IGP AI Innovation Hubの設立に続き、AIが人の指示なしに自律的に仕事を進める「AIエージェント」技術を用いた新しいビジネスモデル変革支援サービスの提供を開始します。
■ 2025年は「AIエージェント元年」
2022~2023年に社会的なブームを巻き起こした生成AIは、2024年に急速に進化し、多くの日本企業でChatGPTをはじめとする言語モデルの業務トライアルが落ち着きつつあります。その進化は技術面だけでなく、社会実装や規制の面でも大きな前進を見せました。2025年以降は、「AIエージェント元年」と呼ばれる年となり、言語モデルの単体能力を超えて、自律的なタスク処理や高度な文脈理解が可能な技術が本格的に登場する見込みです。
AIエージェント技術は、定型業務の完全自律化、顧客との一対一のコミュニケーション、新規事業における業務の迅速な立ち上げ等を可能にし、ビジネスモデルの制約を解放する可能性を秘めています。
生成AI技術や市場の変化は非常に速く、既存の技術やビジネスモデルが急速に置き換わる状況が続いています。企業がこれらの技術をタイムリーに事業へ取り入れ続けることは容易ではありません。こうした課題に対応するため、イグニション・ポイントは、生成AIコンサルティングサービス開始以来、一歩先のトレンドをいち早く捉え、特定の生成AIモデルやソリューションに縛られることなく、特に事業変革や新規事業創出における生成AI活用を支援してまいりました。
■ イグニション・ポイントが描くAIエージェント活用の未来像
イグニション・ポイントは、「ゆたかさを生み出すあらゆるプラットフォームになる」をビジョンに掲げ、企業が日常的な業務を自動化し、意思決定のスピードを加速させることで、企業がより効率的に自由な発想で事業を運営できる未来を実現してまいります。具体的には、以下の領域に焦点を当てて取り組んでまいります。
1. 新規事業ラピッドプロトタイピング
新規事業開発におけるMVP(最小限の実用的な製品)開発、PoC(概念実証)、事業運営インフラ構築には高いコストが伴い、これが障壁となることがあります。一方で、MVP開発におけるエンジニアリング、初期的な顧客に対するカスタマーサポート、プロダクトマネジメントにおける課題管理等の自律化や省力化が進み、この課題を克服しつつあります。イグニション・ポイントは、エコシステム内各社とのN対Nの共創を通じて最先端のAIエージェント技術を取得し、リーンな事業開発に活用することで、新規事業開発のスピードを大幅に加速します。
2. マイクロ業務自律化
過去10年間、DXにより業務効率化は進む一方、基幹システムや業務SaaSで対応しきれない「マイクロ業務」が企業内に残っています。これらの業務は従業員の訓練コストが高く、DXの進展を阻む要因となっています。イグニション・ポイントは、AIエージェントによる自律化でこれらのマイクロ業務を解消し、訓練コストを削減しながら、さらなるDX推進を支援します。
3. 顧客接点の一新による「CtoB型ビジネスモデル」への転換
顧客接点のあり方がAIエージェントによって一新されます。顧客の代理としてAIエージェントが各種チャネルを操作する場面が登場し、企業側でも応対やデータ収集をAIエージェントが担うようになります。AIエージェントに蓄積された顧客データを統合的に活用することで、企業は顧客一人ひとりの欲求を正確に捉え、新商品企画やマーケティングに即座に反映できるようになります。イグニション・ポイントは、これを「CtoB型ビジネスモデル」と名付け、チャネル変革を起点に、企業のCtoB型ビジネスモデル転換を支援します。
4. AIフレンドリーなデータマネジメント変革
人間やルールベースのITシステムからAIエージェントへのデータ活用の主体移行に伴い、データマネジメントにも変革が求められます。音声文字起こしや要約の自動化などにより、活用できるデータソースは急増しています。その一方で、AIエージェントがこれらのデータを効果的に活用するためには、「AIフレンドリー」なデータ管理が重要です。例えば、AIは人間のようにデータの背景や文脈を推測することが難しいため、背景や文脈を示すメタデータを追加する必要があります。イグニション・ポイントは、これまでの専門性を活かし、これらのデータマネジメント変革に伴走します。
5. ガバナンスを考慮したエージェント・オーケストレーション
複数のAIエージェントおよびITシステムを組み合わせることで、特定タスクの自律処理を超える高度な業務の自動化が可能となります。汎用性の高い水平型AIエージェントが、複数の専門特化型AIエージェントやITシステムを統括し、業務領域をまたいだ自律的な運営を実現することで、事業活動全体の加速が期待できます。経営者が組織設計を行うように、エージェント間の役割分担を設計・実装するとともに、AIエージェントによるインシデントリスクを考慮し、変革とガバナンスの両立をサポートします。
■ イグニション・ポイント株式会社について
イグニション・ポイントは、クライアントのイノベーションや変革を支援するとともに、自ら事業創出/共創を行うイノベーションファームです。ゆたかさを生み出すあらゆる革新のプラットフォームとして、新事業創出やDX支援を強みに、コンサルティング/イノベーション/インベストメントの事業を展開しています。
所 在 地 :東京都渋谷区東1-32-12 渋谷プロパティータワー8F
設 立 :2014年6月4日
代 表 者 :末宗 喬文
事業内容 :
・コンサルティング事業:新規事業やDXを中心としたコンサルティング
・イノベーション事業:企業・アカデミア・行政と連携した新事業創発
・インベストメント事業:スタートアップ投資と投資先の成長支援
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