【公民交流イベント】イベント後、19件が連携検討へ 実証実験の協議も開始|「ふるのばMeet」開催レポート
~「営業」ではない「対話」の場が、公民連携の課題を解決する~

株式会社エージェント(本社:東京都渋谷区、代表取締役:四宮浩二、証券コード:7098)が運営する公民共創コミュニティ「ふるのば」は、2025年10月30日に公民交流イベント「ふるのばMeet」(オンライン)を開催しました。
■開催背景:公民連携の「見えない壁」
現在、多くの企業が地域課題解決や地方創生への貢献に関心を持つ一方で、実際の公民連携プロジェクトの推進には高いハードルが存在します。
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出会えない:そもそも、課題解決に意欲的な自治体の担当者に出会う機会が限られている。
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ニーズが掴めない:自治体が本当に求めているニーズや、提案を受け入れるための予算・体制の状況がわからない。
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提案が通らない:提案しても「検討します」で止まってしまい、具体的な商談やプロジェクトに発展しない。
「ふるのば」は、これらの課題を解決し、企業と自治体が“対等なパートナー”として本音で対話できる「共創の入口」を提供するために設立されました。
■イベント概要:「ふるのばMeet」とは
「ふるのば Meet」は、「ふるのば」のコミュニティ会員である自治体と企業が、具体的な連携プロジェクトを創出するために行う、対話型イベントです。
自治体の地域課題や、企業のソリューションを共有する場を提供することで、公民連携の「種」を見つけ出すことを目的としています。
■イベント概要
イベント名: ふるのばMeet
日 時 : 2025年10月30日(木) 13:30~15:30
場 所 : オンライン
参加自治体: 10自治体
参加企業 :ふるのば会員および関係企業
■イベントの流れ
1.事前マッチング: 自治体が対話テーマを提示し、企業は希望する自治体ブースに申し込み、事前に対話テーマを提出します。
2.イベント当日: オンライン会場の自治体ごとのブースで、担当者と1回15分の直接対話を行います。
3.2次面談・サポート:イベント後、企業は専用フォームから、関心のある自治体へ「2次面談(次の打ち合わせ)」を申し込むことができます。自治体は、その申込みを受け、庁内での調整(関係部署との連携など)を進めながら、次回面談に進むのかを判断します。
・進む場合: 日程調整を行い、より具体的な話を進めます。
・進まない場合: 自治体側が受け入れられなかった理由を企業にフィードバックします。
■イベント当日の様子
<ハイライト①:課題の「背景」を深掘りする対話>
イベントでは、企業が一方的に提案するのではなく、自治体側から「導入にはどんな準備が必要か」「どんな用途で活用できるか」といった、導入検討を前提とした積極的な質問が多数寄せられました。 また、企業側も事前に得た情報に基づき「すでに進めている取り組みと、どう連携できるか」といった、具体的な協業のアイデアを議論する場面が見られました。
<ハイライト②:双方からアイデアが飛び交った建設的なディスカッション>
「地域の課題に対し、私たちのソリューションをどう合わせられるか」という建設的なディスカッションをしている対話も見られました。企業様が、自治体のことを深く調べ、地域課題に合わせて提案内容をカスタマイズするアイデアを出し、双方からアイデアの提案やフィードバックが活発に行われました。まさに、共創の第一歩となる質の高い対話でした。
■参加者の声
参加企業の声
「担当者が明確になり、次につながった」
もともと自治体に訪問はしていたものの、今回のマッチングによってキーパーソンとなる担当者が明確になりました。
「自治体の“生の声”で解像度が上がった」
自治体の生の課題感や意見を聞くことができ、サービス開発に向けた大きな気づきを得ることができました。ネットの情報だけでは分からない背景を知ることで、課題に対する解像度が上がりました。
「事前準備の重要性を実感」
自治体が抱える課題が事前に把握できたため、テーマについて準備がしやすかったです。限られた時間を有効活用するには、事前の情報収集と資料共有が鍵だと感じました。
参加自治体の声
「フラットに本音を話せる貴重な場」
立場や肩書きを一旦横に置いて、同じ目線で『どうすればもっと地域を良くできるか』を語り合える場はとても貴重でした。官民連携の第一歩として、有意義な場だと感じています。
「スピード感のある出会い」
1社15分という短い時間でしたが、その分スピード感を持って多くの企業様と接点を持つことができました。具体的なソリューション提案がない段階でも、行政側の課題を深掘りして聞き取ろうとする熱心な企業様が多くいらっしゃいました。
■成果:19件が2次面談へ、実証実験の検討も開始
「ふるのば」では、イベント終了後もコーディネーターが間に入り、日程調整や面談のサポートなどの伴走支援を行っています。
この手厚いサポートにより、19件の2次面談(個別打ち合わせ)が決定しました。 まだ数件の面談が実施された段階ですが、すでに実証実験の検討フェーズに入っているプロジェクトも出てきており、単なる「情報交換」に終わらない、事業化への動きが生まれています。
■今後の展開
「ふるのば」は、自治体マッチングイベントを“営業の場”ではなく、“共創の入口”と捉え、出会いを“協働のきっかけ”に変えるための仕組みを提供し続けます。
単発のイベントで終わるのではなく、ポータルサイト・イベント・コーディネーターを組み合わせた「一気通貫型」の仕組みで、自治体と企業の継続的な共創関係を築き、地方創生を推進します。
今後も毎月イベントを開催します!12月には自治体が課題やニーズをプレゼンする「ふるのばReversePitch」、1月には対面での公民交流イベント「ふるのばMeet」の開催も予定しています。

株式会社エージェント
社会の『困った』は、もっとスマートに解決できる。株式会社エージェントは「みんなが笑顔になれる社会」を目指し、日本の社会課題の解決を通じて次代創りに取り組むソーシャルベンチャーです。
本件に関するお問い合わせ
株式会社エージェント/ビジネススタジオ/ふるのば事務局
TEL : 03-3780-3950【ふるのば事務局とお伝えください。】
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