JSPO(公益財団法人日本スポーツ協会)2021年 年頭所感
2020年度 No.52 2021年1月6日 公益財団法人日本スポーツ協会 広報課発
スポーツを「する」「みる」「ささえる」ための環境づくりを行うJSPO(正式名称:公益財団法人日本スポーツ協会 東京都新宿区/会長 伊藤雅俊)は、2021年の年頭に際して、以下謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
今回の新型コロナウイルス感染拡大により、健康や生活に影響を受けられている方々や日夜懸命に従事されている医療関係者のことを思いますと、誠に胸が痛むところであり、衷心よりお見舞いを申し上げます。
昨年来続くコロナ禍は、現在も深刻な状況にあり、私達の生活や全世界の社会活動に未曾有の影響を及ぼし、まさに世界中を一変させることとなりました。スポーツ界も、東京2020大会をはじめ、主催する鹿児島国体や愛媛での日本スポーツマスターズ、さらにはスポーツ少年団の全国大会など、プロスポーツから身近なスポーツイベントに至るまで、スポーツが立ち止まる、これまで経験のない日々が生じました。
JSPOでは、このように一変してしまった日常生活においても、ミッションとして掲げた「スポーツ宣言日本」が目指す社会像の実現のため、スポーツを止めず、スポーツの力で社会に貢献できるよう努めることとしています。
スポーツには、身体を自由に動かす喜びを分かち合い、感動を共有し、人々のつながりを深めるチカラや自己の尊厳を相手の尊重に委ねるフェアプレーによる真の友好と親善の基盤を培うチカラがあります。
これらの「スポーツのもつチカラ」が存分に発揮される時、日本の社会により一層明るい希望と勇気が開けるものと確信しています。
スポーツは、そもそも私達が自由に楽しく行うものです。
2021年は、スポーツを再び自由に楽しく行うことにより、スポーツを通じた日本復興の一翼を担うことができるよう、JSPOは、次の3点の実現に向けてチーム全員の力を合わせることとしています。
1点目は、「子供の運動遊びの定着」です。
アクティブ・チャイルド・プログラム(JSPO-ACP)の活用を通じて、身体を動かす機会が減少し、体力が低下した子供達が、学校や地域で元気に楽しく遊ぶことが日常となるよう取り組んでいきます。
2点目は、「新しい生活様式」に対応した地域スポーツの推進です。
「スポーツイベント再開に向けたガイドライン」などを活用し、「新しい生活様式」の中、誰もが日常的にスポーツを再開できるよう地域におけるスポーツ環境の基盤整備を支援していきます。
3点目は、安全安心なスポーツ機会の確保です。
地域における指導者などの資質向上を図るため、多様な関係者が連携を深め、誰もが安全安心にスポーツを楽しみ、親しめるよう取り組んでいきます。
「スポーツと、望む未来へ。」を標榜するJSPOは、東京2020大会開催後はもとより、新しい時代における新たなスポーツの価値や意義を改めて示すことが求められています。
2021年は、身近で「新しい生活様式」に対応したスポーツを通じて望ましい社会や未来を実現するため、「する」「みる」「ささえる」多様なスポーツを推し進められるよう、取り組んで参ります。
結びに、2021年が丑のように一歩ずつ力強く着実に前に進み、さらなる飛躍の年となることを祈念いたしまして、新年のごあいさつといたします。
■プロフィール
[第16代 JSPO会長(平成29~ )]
伊藤 雅俊(いとう まさとし)
1947年生まれ
味の素株式会社 取締役会長
◆JSPO(公益財団法人日本スポーツ協会)について
JSPOは、1911年7月に「国民スポーツの振興」と「国際競技力の向上」を目的に、大日本体育協会として創立。日本体育協会を経て、2018年4月1日、現在の名称となりました。
JSPOでは、国民体育大会や日本スポーツマスターズなど各世代を網羅したスポーツ大会の開催、スポーツ少年団や総合型地域スポーツクラブなどスポーツをする場の創出、スポーツの楽しみをサポートするスポーツ指導者の育成、最新の医・科学に根差したスポーツの推進など、誰もが自発的にスポーツを「する」「みる」「ささえる」ための幅広い事業を展開しています。また、わが国スポーツの統一組織として、国や60を超える競技団体、47都道府県スポーツ・体育協会など、様々なスポーツ関連団体・組織や個人と連携しています。
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