文化人類学者・大川内直子氏が社外取締役に就任 ― 医療に生活者視点と倫理を組み込む経営へ ― ジャパン・メディカル・カンパニー
株式会社ジャパン・メディカル・カンパニー(東京都中央区、代表取締役CEO 大野秀晃、以下当社)は、企業統治体制の強化と「患者・生活者起点の医療機器開発・サービス運営」を推進するため、文化人類学者で、医療・科学領域の社会性・倫理をも専門とする大川内直子氏を社外取締役に選任しました。
大川内氏は、医療と子育ての現場への深い理解と、企業でのリサーチおよび事業立ち上げの経験を併せ持つ稀有な研究者兼創造者です。
その専門性を生かし、当社の製品・サービスの企画段階から、社会的受容性・倫理性・妥当性を確保するための経営判断を根幹から支えます。
■就任背景:世界最高の医師 × 世界最高のものづくり × 世界最高の医療サービス
当社は、乳児の頭のかたちを矯正するヘルメット治療(医療機器)、外科手術トレーニングモデル(脳神経外科・耳鼻咽喉科等)、医療機関向け運用支援サービス等を展開している医療機器メーカーです。
当社の事業基盤となるのは次の3点です。
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技術の正確性と再現性
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倫理性・安全性・社会的妥当性
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患者・家族・医療従事者が納得して選べる体験価値
世界最高の医師とともに、当社が世界最高のものづくりと世界最高の医療サービスを実現するには、生活者起点の洞察と医療現場のリアリティを両立させ、それらを企画・設計段階から経営判断に組み込む仕組みが不可欠です。
大川内氏は、この両軸を統合する専門性を持ち、当社の経営基盤を強化します。
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■大川内氏が当社にもたらす価値
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患者・家族・医療従事者の価値観を構造化し、経営判断に反映する仕組みを構築
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新規プロダクト・サービスの企画段階から社会受容性・説明可能性を担保
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フィールドワークに基づく定性的データを経営レベルの解釈へ統合
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生活者起点の視点で製品・サービスの妥当性を検証
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世界最高の品質を支える「生活者のリアル」を提供
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■株式会社ジャパン・メディカル・カンパニー 代表取締役CEO 大野秀晃 コメント
大川内先生の就任は、当社が掲げる「世界にまだない、選択肢をつくる。」というコーポレートミッションを、世界最高のものづくりと世界最高の医療サービスとして実装するために不可欠な一歩です。
世界最高の医師とともに医療現場のリアリティを把握し、生活者の実態に根ざした価値観を科学的に読み解きながら、製品・サービスの設計から運用まで一貫して反映できる専門家は極めて限られています。
大川内先生は、ジャパン・メディカル・カンパニーを支え、当社の事業に不可欠な“倫理性・社会的妥当性・説明責任”を経営の中心で担う人財です。
ジャパン・メディカル・カンパニーは医療機器メーカーとしての社会的責務を全うしながら、人類史的課題の解決に直結する技術とサービスを創出し、全社会の先導者として、人類の飛躍に貢献してまいります。
◼︎社外取締役 大川内直子氏について

【略歴】
東京大学教養学部卒業、同大学大学院修士(文化人類学、科学技術社会論)。学術活動と並行してベンチャー企業の立ち上げ・運営、米大手IT企業をクライアントとしたリサーチに従事。
2015年 みずほ銀行入行。
2018年、文化人類学をビジネスに応用する日本初の企業・株式会社アイデアファンドを設立、代表取締役に就任。
国際大学GLOCOM主任研究員、昭和池田記念財団顧問。著書『アイデア資本主義 文化人類学者が読み解く資本主義のフロンティア』(実業之日本社)。NHKスペシャル「ヒューマンエイジ」など出演多数。佐賀県出身。3児の母。
【大川内氏よりコメント】
この度取締役に就任する大川内直子です。私は文化人類学のビジネスへの応用に取り組んでいます。一方プライベートでは、三人の子どもたちを育てる母でもあります。
一人の働く母親として、赤ちゃんの健康に対する悩みや希望を抱えてきました。特に課題だと感じているのが、核家族化や少子化に伴って子育てに関する知識、特に身体性を伴う知見や技法が社会の中で共有されづらくなり、その結果ママ・パパが孤立しやすくなっているということです。
お陰様で第三子が1歳を迎え、少しずつ仕事の比重を増やせるようになってきた今、生々しい悩みや苦労の当事者である間に、一人でも多くの赤ちゃんとそのご家族のよりよい暮らしに繋がる活動ができればという思いでおります。
・株式会社ジャパン・メディカル・カンパニーについて

ジャパン・メディカル・カンパニーは、最先端の3Dプリンティング技術を用いて、医療のカタチを革新するものづくりベンチャー企業です。
1897年創業の鉄鋼メーカーの大野興業を前身とし、130年にわたり培われたものづくりの技術と精神を基盤に成長を続けてきました。
1999年に積層造形技術(3Dプリント)を駆使したリバースエンジニアリングを導入し、耳小骨などのヒト骨模型の製法で特許を取得。手術前シミュレーション用3D模型の分野で、数々の術前症例模型や教育練習用模型の開発に至りました。現在では脳神経外科・耳鼻咽喉科領域を中心に、手術前シミュレーションや認定医試験等の場面で当社模型を用いたハンズオントレーニング等にご活用いただいています。
2012年には初の国産 頭蓋矯正ヘルメット「Aimet(アイメット)」を脳神経外科医と共同で開発、2018年にジャパン・メディカル・カンパニーとして独立いたしました。
現在は頭蓋矯正用ヘルメット「Qurum Fit(クルムフィット)」「Qurum(クルム)」や乳児の頭蓋変形の程度を簡便に計測できる「赤ちゃんの頭のかたち測定アプリ」、ヘルメット治療を支援する「metto(メット)アプリ」等の開発・製造・販売を行い、医療分野における新たな価値創出を目指しています。
ヘルメットを用いた累計症例数は19,000症例以上の実績があり、ヘルメット治療のさらなる認知拡⼤を図るとともに、頭蓋形状矯正という概念そのものと疾病啓発の普及に取り組んでまいります。
■社名:株式会社ジャパン・メディカル・カンパニー
■設⽴:2018年5⽉
■代表取締役CEO:⼤野秀晃
■事業内容:医療機器の開発・製造・販売、医療雑品の開発・製造・販売
■URL:https://japanmedicalcompany.co.jp
株式会社ジャパン・メディカル・カンパニーのプレスリリース⼀覧
https://prtimes.jp/main/html/searchrlp/company_id/46445
・本リリースに関するお問い合わせ・ご質問はこちら
株式会社ジャパン・メディカル・カンパニー コーポレイト・デザイン室 柳本 瑞穂
TEL:03-5829-8342 / choice@japanmedicalcompany.co.jp
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