AIが支え、人が創る。働く現場のあらゆるデータをつなぎ、考え、動く存在へ 「らくしふ AIエージェント」を発表
人にしか出せない価値を最大化する“Workforce Enablement”

「シフト」を切り口に「働く体験」の価値最大化を目指す株式会社クロスビット(所在地:東京都千代田区、代表取締役:小久保孝咲、以下「クロスビット」)は、 現場データをAIが統合し新たな価値を提供する「らくしふ AIエージェント」を発表しました。
「らくしふ AIエージェント」は、シフト・勤怠・売上・人件費などの分断されていた多様な店舗運営データをAIエージェントが横断的に統合・分析し、自然言語での質問にリアルタイムで回答します。現在推進しているマルチプロダクト展開に向けた基盤として、現場と経営層の情報の非対称性を解消し、これからの働き方を支えるプラットフォームの実現を進めてまいります。
◾️現場データが意思決定を変える──「らくしふ AIエージェント」始動
クロスビットは、「『はたらく』先の“最高”」というビジョンのもと、働く体験の価値最大化を目指し、これまでクラウドシフト管理「らくしふ」を通じて現場DXを推進してきました。今回発表する「らくしふ AIエージェント」は、小売・外食・サービス業の現場に深く根付く「データの分断」という長年の課題を抜本的に解決するための取り組みです。シフト・勤怠・売上・人件費・スキルなど、これまで担当者ごとにバラバラに管理されていた多様なデータをAIが横断的に統合し、経験や勘に頼っていた現場の判断をデータに基づき一貫して支援します。

AIエージェントが、シフト・勤怠・売上・人件費・スキルなど日々更新される現場データを統合し、データに基づく一貫した判断と行動を支援する環境の実現を目指します。これにより、これまで属人化していた判断や報告作業を簡単に完結できるようにし、現場が本来の業務=「働く人を支えること」へ集中できる環境を実現します。さらに、AIエージェントは、データとデータを掛け合わせることで、これまで見えなかった「現場の兆し」を可視化します。人材の定着や育成の傾向、配置の最適化、スキルの偏り、売り上げ傾向など、これまで担当者の経験や勘に頼っていた領域を、データで早期に検知・把握できるようにします。誰もが同じデータを同じ視点で活用できるようにすることで、「人によって見える・見えない」という情報格差を解消し、現場と経営がひとつのデータでつながる環境を実現します。本構想は、現場で分断されてきたデータを一貫したロジックで整理・統合し、誰もが簡単に“現場の今”を正確に把握できる仕組みをつくることを目的としています。属人的な判断や手作業に依存せず、AIが共通の視点で分析・提案を行うことで、現場と経営の間にある情報の非対称性を解消し、意思決定の精度を高めていきます。
◾️開発の背景
人手不足や働き方の多様化により、店長や本部担当者の業務はますます複雑化しています。特にシフト制の現場では、「人件費を抑えてシフトを組んだ結果、急な欠員で現場が疲弊し、結果的に離職につながる」といった、データに基づかない属人的な判断が負の連鎖を生むケースが後を絶ちません。日々のシフト調整や人件費管理、労務対応に加え、管理者は本来のマネジメント業務よりも、「どのシステムのデータが最新かを確認する」「手作業でレポートにまとめる」といった膨大な情報の整理と集計作業に追われています。
現場で活用されているシステムは、勤怠管理・売上管理・予約管理・労務管理・教育・評価といった人事情報など多岐にわたりますが、それぞれが別の仕組みを利用しているケースが多く、システム間でデータが分断され、全体像を統合的に把握することが難しい状況が生まれています。さらに、システム間の連携が十分でないため、「どの数値が最新なのか」「どのデータを信頼すべきか」が曖昧になり、正確な判断にたどり着くまでに時間と手間がかかるという課題もあります。また、現場で扱うデータの種類は多く、どの期間のどの指標をどの粒度で見るかによって分析結果が変わるため、どこまで深く分析できるかは担当者の経験やスキルに大きく依存しています。同じデータであっても、見る人によって解釈や判断が異なる“属人的な運用構造”が形成され、結果的に本部や経営層との間で意思決定スピードの差が生じています。
とりわけ、シフト制で運営される小売・外食・サービス業では、限られた人数で採用・教育・労務・売上管理を兼務する店舗運営が一般化しており、その判断や調整は、現場の店長やリーダーの経験に大きく依存しています。こうした現場では、「誰が」「いつ」「どの店舗で」「どんな生産性で」働いているかという基本的な情報でさえ、複数のシステムをまたいで集計しなければ把握できないケースが少なくありません。このように、データの分断と情報処理の属人化が、マネジメントのスピードと精度の両方を阻害しており、現場の判断を支え、データを横断的に可視化・分析できるAIの活用が求められています。
クロスビットが運営するクラウドシフト管理「らくしふ」は、飲食・小売・アミューズメントなど幅広い業界で導入され、月間1,000万セッション規模のアクセスを誇ります。店長やスタッフが日常的にシフト提出・作成・確認を行うことで、現場の稼働データが自然に蓄積される点が大きな強みです。こうして蓄積されるシフトデータに加え、勤怠・人件費・売上など現場に関わるさまざまなデータを横断的に活用できる環境を整えることで、より精度の高い業務改善とマネジメントの支援を目指しています。
「らくしふ」ではこれまで、LINEでのシフト希望回収をはじめ、「時間帯ごとの必要人数」や「希望シフト」「労務制限」「スタッフのスキル・特性」など複数の条件を自動で考慮し、最適なシフトを自動作成する仕組みを提供してきました。これらの取り組みは、現在注目されるAIエージェントの考え方を、シフト管理の現場でいち早く実践してきた事例といえます。今後は、こうしたデータ基盤をさらに発展させ、AIが現場データを横断的に活用し、高度な分析・提案を自動で実行する仕組みを構築し、より的確に現場の働くを支援できるよう開発を進めております。
◾️「らくしふ AIエージェント」の概要
「らくしふ AIエージェント」は、店舗運営におけるさまざまなデータを横断的に分析し、自然言語での質問に対してリアルタイムで回答します。店舗現場・本部・経営層のそれぞれが抱える異なる課題に対応し、利用者は専門的な知識や複雑な操作を必要とせず、「今月、残業予備軍になっているスタッフは何人か?」「来月の天候を加味した、時間帯別・最適な配置案を提示して」などの高度な問いかけをするだけで、AIエージェントが自動的に関連データを横断的に収集・分析し、最適なレポートやシミュレーションを生成します。これにより、これまで「調べる」「まとめる」「報告する」といった一連の作業に数時間かかっていたプロセスが、質問ひとつで数秒で完結する未来を目指します。
また、「らくしふ」で蓄積してきたシフト関連データと現場特化の知見を基盤としながら、今後は勤怠管理、労務、人材活用、教育、経営支援などの複数サービスとの連携を進めていきます。AIエージェントは、現場データを核としたハブとして各プロダクトをつなぎ、マルチプロダクト化を推進します。データが相互に循環することで、業務改善の精度とスピードが進化し、現場DXの基盤を強化します。
◾️今後の展開ー「働く力」をテクノロジーによって引き出す「Workforce Enablement」AIの時代

AIの時代だからこそ、私たちは「AIに置き換える」のではなく「AIで支える」ことを重視しています。ルーティーン作業や複雑なデータの分析・レポート作成はAIが担い、人にしか出せない価値である、チームのマネジメント・人材育成・現場のサービス向上に向けた改善提案により多くの時間を割けるようにしていきます。クロスビットが目指すのは、人の判断や創造性を奪う仕組みではなく、現場が本来の価値に集中できる環境をつくることです。クロスビットは、シフト・勤怠・売上・予約情報・人件費・スキルや人材評価といった人事データなど、現場で日々生成される多様なデータを有機的につなぎ、活用していくことで、現場を楽にし、働き方を支えるプラットフォームへの進化を目指しています。その要となるのが、AIエージェントによるデータの活用です。AIエージェントは、店舗運営や労務、人材活用など複数の領域で生成されるデータを横断的に取得・分析し、それぞれの情報が相互に作用する「データ循環」を生み出します。この循環によって、シフトや勤怠など日々のオペレーションデータが経営判断の基礎情報となり、使えば使うほど現場・本部・経営それぞれの意思決定の質が高まっていきます。AIエージェントは、クロスビットが進めるマルチプロダクト化の中で重要な役割を果たします。勤怠・労務管理、人材活用、教育、経営支援などの各プロダクトが連携し、AIが横断的にデータを整理・活用することで、全体最適の仕組みが形成されます。この連携構造こそが、働く人と組織双方の生産性を高めるプラットフォームの基盤となります。
この考え方の根底には、Workforce Enablement(ワークフォース イネーブルメント)という思想があります。それは、AIが煩雑な集計・判断を代替することで、店長やリーダーが本来時間を割くべき「働く人との対話」や「店舗の創造的な改善」に集中できるよう、一人ひとりの「働く力」をテクノロジーによって引き出すというものです。AIが人を置き換えるのではなく、人の判断を支え、より良い働き方を導く存在となることを目指し、働く「場」全体を支える次世代の仕組みへと進化していきます。クロスビットは、ミッションである「100年先も続く、働くを支える」を掲げ、AIとデータの力を活かして、「働く」のあり方そのものを変革していきます。
◾️先行優先登録
「らくしふ AIエージェント」詳細発表に先立ち、先行優先登録受付を開始いたしました。今後のサービス提供に向けた最新情報をご希望の方、また導入をご検討中で優先的なご案内を希望される方は、以下のページよりご登録ください。
らくしふAIエージェント先行登録URL:https://lp.rakushifu.jp/rakushifu_ai
■クロスビット提供サービスについて

労働人口の減少に伴って、非正規雇用やオンデマンドワーク化が進んでいます。リソース分配計画の重要性が高まり、管理・作業工数削減、各種計算自動化を推進する動きが加速しています。私たちはクラウドシフト管理「らくしふ」の提供を通じて、シフト管理の効率化・管理工数削減・人件費最適化に貢献しています。今後は必要な労働力を最適に配置するためAIを活用するなど、サービス提供を通じて企業の成長に貢献します。
「らくしふ」の特徴
・希望シフトの回収〜確定シフトの共有をLINEで簡単・スピーディーに
・法定労働時間遵守のための労務制限や、年少者・外国人労働者のための労務制限を設定可能!アラート表示で労務違反を防止
・業種業態に合わせた柔軟なカスタマイズ性
・時々に合わせた最適な人員数を設定し、人件費や人員配置を最適化
LINEを活用したクラウドシフト管理システム「らくしふ」: https://rakushifu.jp
【株式会社クロスビット 企業情報】
社名:株式会社クロスビット
所在地:東京都千代田区内幸町2-1-6 日比谷パークフロント 19階
代表:代表取締役 小久保 孝咲 設立:2016年4月 企業 URL:https://x-bit.co.jp
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