ローデ・シュワルツ、オーストラリア国境警備隊の哨戒艇にNAVICSを提供

オースタル社との継続的なパートナーシップにより、新たに建造されるオーストラリア国境警備隊向け発展型ケープ級哨戒艇2隻に、ローデ・シュワルツの統合化された艦内および外部通信システムが導入されます。

ローデ・シュワルツチームは、ヘンダーソンにおいてオースタル社のサプライチェーンチームと会談し、ECCPBプロジェクトにおける継続的な連携について話し合いました。また、ABF(オーストラリア国境警備隊)向けに現在建造中の2隻の新型艇についても議論しました。(画像:ローデ・シュワルツ)

シドニー発、2025年10月7日―ローデ・シュワルツ・オーストラリアとオースタル・シップス社は、オーストラリア国境警備隊(ABF)向け発展型ケープ級哨戒艇(ECCPB:Evolved Cape Class Patrol Boat)の最初の2隻への、ローデ・シュワルツの統合通信システムNAVICSの納入、艤装、受領検査、そして就役への移行に関する最終契約を締結しました。これらの新型艇は、西オーストラリア州ヘンダーソンにあるオースタル社の造船所で建造され、ABFの最前線能力を強化します。

ローデ・シュワルツ・オーストラリアの海事部門長、Charles Nuttall-Smithは、次のように述べています。「この契約は、今までのオースタル社との発展型ケープ級哨戒艇における長期的な協力を更に延伸することを意味します。これまで、NAVICSを搭載した哨戒艇をオーストラリア海軍に8隻納入しており、最新艇のADV Cape Hawkeは、2025年9月19日に進水しました。」

彼はさらに、「NAVICSは、ABFの艇上通信能力を革新し、彼らの哨戒艇に最新のIPベースの多層セキュリティ(MLS)アーキテクチャを導入します。」と付け加えています。

NAVICSは、ローデ・シュワルツ独自のVoIP(音声IP)通信スイッチングアーキテクチャをベースにしており、世界をリードするローデ・シュワルツおよび主要な業界パートナーの通信技術を、安全なマルチドメイン対応システムとして統合しています。

ローデ・シュワルツ・オーストラリアの代表取締役 Gareth Evansは、同社がもたらす豊富な経験を強調しました。

「ローデ・シュワルツ・オーストラリアは、通信システムインテグレーター(CSI)としての役割をECCPBにおいて継続しており、ハンター級フリゲート計画においてもCSIの役割を担っています。これは、オーストラリア国内の通信設計・統合能力の著しい向上を裏付けるものです。」

「ABF向けのCSIとしてローデ・シュワルツ・オーストラリアが選ばれたことは、連邦政府からの継続的な信頼と能力への投資を明確に示すものです。」

「オーストラリアに拠点を置いて40年間、私たちは自立的なCSIと役務提供能力を確立したことを誇りに思っています。この能力はオーストラリアおよび地域のお客様に高度なシステムを提供してきたことで、幾度も実証されています。」

オースタル・ディフェンス・オーストラリア社の戦略的サプライチェーン部門長、Brent Carey氏は、次のように述べています。「ローデ・シュワルツ・オーストラリアとの長年の関係により、高度な戦術的航法および通信能力を提供できる能力をさらに強化し続けています。彼らの専門知識と信頼性の高いソリューションを活用することで、お客様に自信とパフォーマンスを提供できます。この関係を構築し、国防のために能力を提供するための協力を継続していくことを楽しみにしています。」

編集者注:

2020年6月、ローデ・シュワルツ・オーストラリアはオースタル社から、オーストラリア海軍のECCPB 10隻向けNAVICS MLSシステムの設計、製造、納入の契約を締結しました。それ以来、9つのシステムが納入され、2026年にはさらに1つのシステムの納入が予定されています。

2024年、ローデ・シュワルツ・オーストラリアはBAEシステムズ・オーストラリア社から、最初の3隻のハンター級フリゲート(バッチ1)向けに、世界をリードするNAVICS通信技術を納入するための通信契約を受注しました。

ローデ・シュワルツは、40以上の海軍に、拡張可能でモジュール化され、カスタマイズ可能な通信ソリューションを提供しています。

NAVICSは、完全なVoIP機能を備え、無線機、艦内放送、艦内交話装置などのすべてのIPベースのサブシステムとの連接を容易にします。

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ローデ・シュワルツについて

ローデ・シュワルツは、電子計測、技術システム、ネットワークおよびサイバーセキュリティの各部門を通じ、より安全に“つながる”社会の実現に向けて努力を重ねています。グローバルな技術指向のグループとして、90年にわたって先端技術の開発を続け技術の限界を押し広げてきました。当社の最新製品やソリューションは、産業界や規制当局および行政機関のお客様がデジタル技術の主権を得るためのお力添えをしています。ドイツ・ミュンヘンを拠点としたプライベートな独立企業であり、長期的かつ持続的な経営を行える体制を構築しています。ローデ・シュワルツは、2023/2024会計年度(昨年7月から本年6月まで)には29.3億ユーロの純収益を上げました。また、2024年6月30日現在、ローデ・シュワルツでは約14,400名の従業員が全世界で活躍しています。

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業種
製造業
本社所在地
東京都新宿区西新宿7-20-1 住友不動産西新宿ビル27階
電話番号
-
代表者名
ジャック・ジョルダ
上場
未上場
資本金
3億3000万円
設立
2003年04月