【プレスリリース】シリア危機 ホムス旧市街から避難した子どもに支援を実施

少なくとも500名以上の女性と子どもが避難

©Syrian Arab Red Crescent (SARC)/B.AlHafez©Syrian Arab Red Crescent (SARC)/B.AlHafez


※本信は ユニセフ本部の情報を日本ユニセフ協会 広報室が翻訳・編集したものです
※原文は http://www.unicef.org/media/media_72104.html で ご覧いただけます


【2014年2月11日 シリア・ホムス発】

国連とシリア赤新月社は、ホムスの旧市街で包囲されていた地域から避難してきた
人たちに、数日間、人道支援を行ってきました。避難してきた市民のうち、少なく
とも500名は女性と子どもです。

ホムス旧市街の一角は、600日以上にわたり包囲されてきました。国連が仲介役を務め、
今回、初めて包囲された地域における人道支援のための停戦が実現しました。

現場で立ち会ったユニセフの職員は「避難してきた子どもたちは、具合が悪そうで、
衰弱しているように見えました」と子どもたちの様子を語りました。

攻撃対象になるにもかかわらず、2月8日にホムス旧市街に入った人道支援団は、旧市街
に残る住民向けの支援物資を搬入しました。物資には、ユニセフが提供した浄水剤
なども含まれます。

旧市街の外には避難した子どもたちの受け入れセンターを設置。センターに到着すると、
子どもたちには栄養価の高いサプリメントが投与されました。計380名の子どもたちには、
直ちにポリオ、3種混合、B型肝炎やほかの感染症の予防接種が行われました。ユニセフの
スタッフによると、避難者の中には、妊婦20名も含まれているとのことです。

ユニセフのスタッフは、支援が必要と判断された子どもたちが、家族とはぐれていない
ことを確認するまで、子どもたちに付き添います。

ユニセフは、今回の人道支援を行う前の段階で、ホムスに閉じ込められている子どもは
1,000人以上いると推定していました。

ユニセフ・シリア事務所代表のアブデル・ジェリルは「今回の避難は、現状打破として
前向きにとらえています。しかし、これは始まりにすぎません。ユニセフは引き続き、
ホムスをはじめシリア中で閉じ込められ、身動きの取れない子どもたちのことを極めて
憂慮しています。紛争に関わるすべての勢力は、子どもたちを保護し、人道支援を行う
ための停戦を尊重し、支援を切望している人への人道支援のために国際人道法上の原則を
順守しなければなりません」と続けました。

***

今回の人道支援で、国連とシリア赤新月社に車両で、これまでに1,151名が旧市街から
避難し、シェルターやホムスの親類のもとなどに身を寄せています。
(※2月11日にジュネーブで行われた記者発表資料から、引用・追加してします)

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本社所在地
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03-5789-2016
代表者名
赤松良子
上場
未上場
資本金
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設立
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