緊急事態宣言が解除された2021年3月のスタートアップ雇用指数「WANTEX」を公開昨年比で昨月からの下落幅は減少し、2.48という結果に(前月比−0.18ポイント)

スタートアップ企業がビジネスSNS「Wantedly」へ掲載した募集数に対する応募者数の割合を日本におけるスタートアップ経済の成長性を示唆する先行指標として公開

ウォンテッドリー

ビジネスSNS「Wantedly」を運営するウォンテッドリー株式会社は、2021年3月版のスタートアップ雇用指数「WANTEX」(Wantedly Job Market Index、読み:ウォンテックス)を公開しました。

  • 緊急事態宣言が解除され、昨月からの下落幅は前年同時期の半分で着地
WANTEXは東京都が緊急事態宣言を発出した2020年4月~5月から上昇を続け、2020年12月には過去最高値を更新しましたが、緊急事態宣言が再度発出された2021年1月から下落が続いています。2月度から3月度にかけての変動に着目すると2020年3月の0.36ポイント減に対して2021年3月は0.18ポイント減となり、昨年の減少幅の2分の1に留まりました。
 

  • 業種別では2業種のWANTEXのみ対昨月比で増加するという結果に
業種別のWANTEX推移を見ると、広告・マーケティング、エンターテイメント以外の業種において減少傾向が見られました。

2021年3月時点のWANTEXの業種別ランキングは以下の通りで広告・マーケティング業界が対昨月比111%と最も大きな伸び見せました。WANTEXが1倍を割り込んでいる業種においては募集数に対して応募人数が超過しているため、該当業種のスタートアップ企業は採用しやすい状況にあると思われます。

  • 長期化した緊急事態宣言、デジタル人材ニーズまで影響したか
表1よりIT・情報通信業を除き、募集の対象職種をデジタル人材に絞った業界別WANTEXを算出したところ、デジタル人材のWANTEXはコンサルティングと金融・保険の2業界を除き対昨月比で減少を記録。表1でもほとんどの業種で減少していることから、全体の流れに付随する形でデジタル人材WANTEXも下落していると思われます。

※デジタル人材定義:「エンジニアリング」「PM・Webディレクション」「デザイン・アート」の3職種でWantedlyに登録している人を指します
  • 埼玉県が初のTOP3入り、宮崎県は6ヶ月連続1位を記録
東京都を除いた46道府県におけるWANTEXに着目すると、埼玉県が対昨月比120%と最も大きな伸びを見せ初のTOP3入りを果たしました。宮崎県はWANTEX公開開始の昨年10月から6ヶ月間連続で首位を記録。TOP10には新潟県が新たにランクインしました。

※非首都圏地域のWANTEX:該当する道府県を所在地として登録しているスタートアップ企業の掲載募集数を、それに対する応募者数で割り込んだ数を指します。
  • 先月の順位から変わらず、今月もTOP2をデジタル系職種が占めるという結果に
2021年3月時点の職種別WANTEXに着目すると、エンジニアリング職種が先月に引き続きトップを飾るという結果に。その他の職種でも先月の順位から動きは見られませんでした。

  • スタートアップ雇用指数「WANTEX」について
■ スタートアップ雇用指数「WANTEX」の定義
【算出式】「WANTEX」 = (スタートアップ企業が掲載している公開状態にある)募集数 ÷ (スタートアップ企業への)応募者数

※スタートアップ雇用指数は上記式の各項を月次で合算して算出しています。
※ 募集数、応募者数ともに、Wantedlyで公開された募集、応募した登録者を算出対象としています。
※ スタートアップ企業は算出月から創業10年以内の企業を指します。

■ WANTEX公開の背景 
Wantedlyはスタートアップ企業とともに成長し、2020年の情報・通信業に分類されるマザーズ上場企業のうち、約7割にご利用いただくに至りました。世界的には米国、中国を中心にスタートアップ経済が活況を示す中、未来の日本の産業を創る新興企業のトレンドを可視化することで、私達は日本のスタートアップ経済をより一層盛り上げていきたいと考えています。そのため、2020年11月よりスタートアップ経済の成長性を示唆する新たな先行指標として、スタートアップ雇用指数「WANTEX」の公開を開始いたしました。

ウォンテッドリーは、企業の潜在転職者への認知形成、共感を軸とした人と企業の出会いの創出を提供しながら、入社後の従業員の定着、活躍を支援するエンゲージメント事業を推進しております。スタートアップ雇用指数「WANTEX」の公開を通じて、未来の日本の産業を創るスタートアップシーンの盛り上がりを加速させることで、Wantedlyが「はたらくすべての人のインフラ」となる世界の実現を加速させてまいります。

 
  • ウォンテッドリーについて
ウォンテッドリーは、『シゴトでココロオドルひとをふやす』ために、はたらくすべての人が共感を通じて「であい」「つながり」「つながりを深める」ためのビジネスSNS「Wantedly」を提供しています。2012年2月のサービス公式リリースから現在まで、登録会社数40,000社、個人ユーザー数300万人を突破し、国境を越えて『はたらくすべての人のインフラ』を創っていきます。

<会社概要>
会社名                : ウォンテッドリー株式会社
URL                : https://www.wantedly.com
本社所在地           : 東京都港区白金台5-12-7 MG白金台ビル4F
代表取締役           : 仲 暁子                                    
設立              : 2010年9月
事業概要             :
300万人以上が利用するビジネスSNS「Wantedly」
- 気軽に会社訪問ができる Wantedly Visit
- 活躍を共有するSNS Wantedly People
ビジネス向け
- 採用マーケティング
- エンゲージメントSuite

このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります

メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。

すべての画像


会社概要

ウォンテッドリー株式会社

71フォロワー

RSS
URL
https://www.wantedly.com/
業種
サービス業
本社所在地
東京都港区白金台5-12-7 MG白金台ビル 4F
電話番号
-
代表者名
仲暁子
上場
東証グロース
資本金
3424万円
設立
2010年09月