FromプラネットVol.195<鍋料理に関する意識調査>
「週に1回は鍋」が4割 ~コロナ禍の影響か「団らんで鍋を食べたい」は減少~
国内1,400社超が利用する日用品流通の情報基盤を運営する株式会社プラネット (所在地:東京都港区、代表取締役社長:坂田政一) は消費財や暮らしにまつわるトピックスをお届けする 『Fromプラネット』 の第195号として、鍋料理に関する意識調査の結果をご紹介します。未掲載のデータ提供や当社担当者が解説を差し上げることもできますので、お気軽にお問い合わせください。
※回答率(%)は小数点第2位以下を四捨五入し同第1位までを表示しています。そのため、内訳の合計と表示値が異なる場合があります。
- 8割以上が「鍋料理が好き」!
性年代別で見ると、「とても好き」と回答した男性の割合は、20代から50代までが60代・70代以上と比べると高いです。女性も同じような傾向がありますが、30代から世代が上がるごとにつれて、「とても好き」と回答した割合が低くなっています。
また、「あなたの家には土鍋がありますか」と質問したところ(図表不掲載)、「ある」と回答した人が61.5%でした。ただ、年代によって差が大きく、20代だと「ある」と回答したのは39.0%ですが、年代が上がるほど所有率が高くなり、70代以上では78.7%になります。
- 「月に1回は鍋」が8割超
週に1回以上の頻度で鍋料理を食べる人は合計すると42.5%、月に1回以上の頻度で鍋料理を食べる人は82.0%となります。
「鍋料理は食べない」という人は全体では4.4%ですが、年代別に見ると(図表不掲載)、若い世代ほど「食べない」割合が高く、20代では9.4%、70代以上では1.6%と、差が大きくなっています。
ただし、「20代は全体的に鍋を食べない」というわけではなく、ほかのほとんどの選択肢において、全体平均と大差がありません。
また、「週に4〜6回」と答えた割合は全体平均が1.6%ですが、20代に限っては3.2%となっています。鍋を食べない若者がいる一方で、相当な頻度で鍋を食べる若者もいる、という結果でした。
- 「鍋を囲む」にコロナ禍の影響アリ!?
また、4位が「献立が決まらないとき」(23.9%)、5位が「料理する時間がないとき」(16.1%)となっています。鍋の種類によっては準備が楽なことも、鍋を食べる動機になるようです。
2018年に行なった調査では、同じ質問に対して、「家族・パートナーとの団らんに」と回答した人が38.4%だったので、10ポイント以上低下しています。「鍋パーティーをしたいとき」という人も13.5%から7.8%と、ほぼ半減しました。人と集まることがはばかられたり、ひとつの鍋を複数人でつつくことに抵抗感がある人が増えているのでしょうか。ちなみに、「寒いとき(温まりたいとき)」と回答した人も83.1%から71.1%へ、なぜか10ポイント以上低下しています。
- 「友人と」「同僚と」よりも「ひとり鍋」
性年代別に見ると(図表不掲載)、「ひとりで(ひとり鍋)」と回答した割合は「男性・30代」(37.5%)が最も高く、「男性・20代」(32.7%)、「男性・50代」(31.3%)の順になっていて、ほかは30%を下回っています。男女で比べると、ほぼすべての世代(「70代以上」以外)で、男性のほうが「ひとりで(ひとり鍋)」と回答した人の割合が高いです。
また、「友人(同姓のみ)」と回答した人の割合は「男性・20代」(15.0%)、「女性・20代」(13.5%)、「女性・30代」(11.2%)のみが10%を超えました。
- 「好きな鍋」と「家で作る鍋」には差がある?
- 20代は具に愛着やこだわりがない?
全体でトップ10だった具材について、年代別に見ると(図表8)、多くの具材について、「70代以上」が好きと回答した人の割合が最も高くなっています。逆に、「20代」はすべての具材について、好きと回答した割合が最も低いです。
「白菜」は20代でも好きな具材の1位ですが、「70代以上」の83.9%と比べると、30ポイント以上も低くなっています。
- 「鍋を囲んでワイワイ」が早く戻ってきますように
● 冬は鍋! 自分もゆっくりしたい日の献立は鍋。準備も片付けも楽だし、家族みんな大好き。体もあったまるし、野菜もいっぱい取れるし、いいことしかないっ!! 毎年新しい鍋つゆが出るので飽きることもない。(女性・40代) ● 地元がモツ鍋や水炊きの本場なので外食もするが、家でも頻繁にひとり鍋をしている。買物に行くのが面倒なときでも冷凍ブロッコリーや冷凍水餃子、冷凍鶏団子、その他色々を常備しているのでスグ作って楽しんでいます。(男性・50代) ● 鍋料理は主婦の味方。手間がかからず、野菜をたっぷり摂取できてローカロリーの具材でも美味しい。(女性・70代以上) 【鍋なら2日続けてもOK!】 ● まずお昼に普通に鍋を食べ、つゆと具材を残しておく。夜にはそこに卵やねぎを足して雑炊にして二回楽しんでいます。節約&支度が楽できて助かるけど、親戚には貧乏くさいと言われた。(女性・40代) ● 二人暮らしなので大体はストレートの3〜4人前の鍋つゆを使います。残った分は焼きそばをいれて鍋ラーメンにして、翌日のお昼にいただきます。(女性・60代) ● 野菜や魚類を沢山食べたいので盛りだくさんに作る。よく残ってしまうが、それを次の日のお昼に雑炊にして食べるのが定番です。(女性・60代) ● 鍋を3日間食べ続けて、3日目の味が染みている感じがまた美味しいです。(女性・30代) 【弁当にも鍋】 ● キューブタイプの鍋スープ1個でできる量がスープジャーにぴったりなので、冬場は何種類かの鍋スープを買っておいて、毎日違う鍋を会社用のランチに持っていく。(女性・30代) ● 子どもが鍋好きなので、お弁当にも保温ジャーに入れて持っていく。(女性・50代) 【全部まとめて売ってください!】 ● 鍋はたくさん野菜を食べられて大好きだけど、具だけでなく、麺もセットにして買えたら嬉しい。(女性・20代) ● 一人暮らしの時には、スーパーで一人鍋セットを買っていたが、シメのうどんや中華麺、ご飯などもセットになっているといいなと思う。 (女性・40代) ● 鍋の季節だけでも、その具材を一か所に集めて販売してほしい。鍋つゆ、魚、肉、豆腐、春雨、野菜など。 すべてを集めて買いまわると時間もかかり、忘れがち。鍋のレシピもつけてくれるとなお良し。(女性・70代以上) ● 鍋はあたたまるし食欲なくても食べられる。できあいの鍋は野菜がちょっとしか入っていないものが多いので、自分で準備したひとり鍋を食べる。ひとり鍋の土鍋と野菜、肉、麺類がひとつになったセットを売って欲しい。(男性・20代) 【鍋が嫌いな理由】 ● 鍋料理は落ち着いて食事ができないので嫌い。(女性・70代以上) ● 鍋はその後に湿気がこもるので、嫌いである。(男性・50代) ● 取り箸を用意しておいても、必ず一人は自分のお箸を鍋に突っ込む人がいる。それが気持ち悪いので鍋料理は嫌い。(女性・50代) ● 鍋は楽で美味しいから私は大好きなのに、夫と子どもが野菜嫌いなため、なかなかできません。(女性・30代) |
調査機関:株式会社プラネットによる調査企画をもとに、株式会社ネオマーケティングにて「鍋料理」に関する意識調査を実施。
期間:2022年11月10日~11月14日、インターネットで4,000人から回答を得ています。
株式会社プラネットとは https://www.planet-van.co.jp/
メーカー、卸売業、小売業がサプライチェーンとして連携し、生活者へのサービス向上を目指して進化を続ける日本の消費財流通を、情報インフラ運営で支えている上場企業(証券コード2391)です。
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株式会社プラネット 広報部(河合)
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